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2007-11-26

中国で日本人女性のパスポートを盗み、中国人女性をなりすまし入国させる

日本人のパスポート管理は、実に杜撰だ。海外ではよく盗まれる。
日本のパスポートは、ほぼ全能といってもいいくらい、渡航可能な国があるから、犯罪者には使い勝手の良いパスポートだ。しかも、パスポートを盗まれるような不注意な日本人旅行者は「安全な日本」と外国は地続きだと思いこんでいる。どこでも日本語が通じる、日本語が通じたら、そこは日本と同じ安全な場所だと信じている。かくして、おめでたい旅行者は、盗みやすいところにパスポートを入れていたり、自分で勝手にそこらに落としたりする。ヒトを信用することにかけても、日本人はお人好しだから
 パスポートをちょっと預かりますよ
と言われると、それが妥当かどうかも判断せずに、簡単に預けてしまう。で、パスポートを盗まれて、悪用されるという事態に至るのだ。

報道からは事情がよく分からないのだが、青島へ連れて行かれた日本人が、連れて行った中国人にパスポートを預けたら、それを悪用されてしまったという、激しく謎な事件。ひょっとして
 タダで青島へ連れて行ってあげる
とか、あり得ないくらいアホな条件だったのだろうか。
千葉日報より。


日本人置き去り成り済まし入国 無謀手口も見極め困難 日中にブローカー組織か
2007年11月25日14時15分

 中国籍の女が日本人女性のパスポートをだまし取って中国に置き去りにし、入れ替わりに顔の似た中国人の女を成田空港から不法入国させていた事件が明らかになった。一見無謀な手口だが、入国審査を行う東京入管成田空港支局は「女性の場合、髪型や化粧を似せれば判別しづらい」と見極めの困難さを明かす。県警は日中両国にブローカーがおり、組織的に同様の手口を繰り返していたとみて全容解明を急いでいる。

 同事件で入れ替わり入国を手引きしたとされる中国籍の李惠娟被告(44)=旅券法違反の罪で起訴=は「仕事を手伝ってほしい」と知人の日本人女性三人を誘い、今年四月三日、一緒に成田空港から中国山東省の青島空港へ向かった。

 李被告は青島市内のホテルで三人からパスポートを預かり姿を消すと、二日後、パスポート写真と顔が似ている中国人の女三人を連れて帰国。一方、置き去りにされた日本人女性三人は北京の日本大使館に助けを求めた

 県警は、二日間で“入れ替え”が完了していることなどから、中国側のブローカーがあらかじめ密航希望者を用意していたとみている。李被告は一九八八年に来日後、一度オーバーステイで強制送還されたが、二〇〇四年に偽造旅券で再来日していた。

◆入国審査パス  
 成田空港に降り立った中国人の女三人は入国審査をパスした。東京入管成田空港支局は「厳しく審査しているが、女性の場合、髪形や化粧を似せれば通過はありえる。日本人と思っている相手に『中国人ですか』とは聞けない…」と話す。
 今月二十日、入国審査で指紋と顔写真の提供を義務付ける改正入管難民法が施行されたが、“日本人”は対象外。この手口では、密航者たちがブラックリストと照合されずに入国してしまう恐れがある。

◆密航費は数百万か
 県警によると、李被告の不正な出入国回数は二〇〇四年以降、少なくとも十二回に及ぶ。今年一月にも日本人女性を香港に置き去りにし、米国ホノルル空港で中国人の女と一緒に上陸拒否されたことが確認されており、同様の手口で不法入国援助が繰り返されてきた可能性は高い。

 この中国人の女は成田空港経由で中国に強制送還されており、途中、東京入管職員に「ブローカーに数百万円払った」などと話したという。

 県警は、国内には就労先のあっせんブローカーがいるとみて詳しく調べているが、不法入国援助や不法就労助長で摘発するには、密航者の特定が必要。日本人に成り済まし、四月に不法入国した中国人の女三人の行方は依然不明だ。

まずは命が無事で良かった。こういう事件の場合、証拠隠滅のために殺されても文句は言えない。「引っかかる方が間抜けだ」と中国人は考えてるだろう。
一口で青島から北京へ助けを求めるというけど、これは結構大変。
あれだけ広い中国で、領事館のある地域ってホントに少ないから、日本人がこの手の犯罪に巻き込まれると、解決までに時間がかかる。
しかし
 女性だと化粧したり髪型が変わったら、判別しにくい
っていうのは、写真で照合する場合の最大の難点だな。しかも
 日本に入ってしまえば、女性はいくらでも「稼ぎ口」がある
のだ。

さて、パスポートを盗んだ手口だけど、たぶん
 中国語の出来ない、中国への渡航経験のない日本人をダマした
のだろう。ホテルのチェックイン時には、外国人はパスポートをフロントで提示して、宿泊手続きをするが、それはすぐ返してくれる。たいていは、一行の中で中国語の出来る信頼できる人物が手続きを代表してやるのだが、この事件の場合は
 唯一、日本語と中国語の出来る人間が犯罪者だった
というのが、運の尽きだ。
 海外では、自分の目の届かないところにパスポートが行かないようにしなくてはいけない
のだが、この3人の日本人女性達は、そうした
 海外旅行では当たり前の警戒心
すら持っていなかったのではないかと思われる。てか
 団体旅行の経験しかない日本人
だと、パスポートの重大性って気がつかないだろうね。
 添乗員が何でもやってくれる
のに慣れていると、いざ、何かあったときには、全く役に立たない。

ともかくも
 数百万円払っても、ペイするくらい儲かるのが「日本人のパスポート」
であるということを、日本人旅行者は今一度肝に銘じて欲しい。特に
 財布の出し入れなどで、パスポートを落とす旅行者
は、少なくない。
 あなたのパスポートも、財布の中身も、海外では狙われている
ということを、今一度自覚して欲しい。

まあ、今回導入された
 指紋採取と写真撮影
で、
 日本人パスポートの値段は急騰
していると思われるので、パスポートの管理には、より一層慎重でありたいものだ。あとは
 謝礼に釣られて、自分のパスポートを売り払う不届きな日本人
も、これからまた出てくるんじゃないの?
 指紋採取・写真撮影の前でも数百万円単位で売買されるのが日本人のパスポート
なのだから、現在の取引価格はもっと上だろう。ゆめゆめ、目先のカネに目がくらんで、そうした犯罪の片棒を担がないように。たぶん、
 パスポートを売ってくれ
という連中の提示する価格は、実際の売値の1/10以下だ。

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コメント

@niftyトップページ「旬の話題ブログ」コーナーにて、
本ページの記事を紹介させて頂きました。
紹介記事については、「旬の話題ブログ」バックナンバーで
半年間、ご覧いただけます。
事件を予測して身構えなければならない社会はなんとも悲しい気がしますが、現実問題、気をつけなければなりませんよね。
海外旅行に行かれる方は、パスポートの取り扱いは厳重に、、ですね。
ご紹介、ありがとうございます。
今後も旬な話題の記事を楽しみにしておりますので、
引き続き@niftyをご愛顧の程、よろしくお願い致します。
ありがとうございました。

        @nifty「旬の話題ブログ」スタッフ

投稿: 「旬の話題ブログ」スタッフ | 2007-11-27 18:46

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