『愛ルケ』の渡辺淳一先生より御著書を頂戴する
いや〜。冗談だと思ってたのに。
『愛の流刑地』など話題作を連発する作家の渡辺淳一
は、母校の先輩である。この間、京都で、渡辺淳一の彼女のお一人のやっているお店に行ったら、ママさんが
こんど渡辺先生が、新しいご本ださはるんですけど
と言い出した。厳しい批評をしてくれるヒトに読んで欲しい、というご希望なのだという。一緒にいた友人達が
あ、このヒトに送ってあげて。すげーシビアな批評するから
と推薦してくれたので、ママさんが送り先を教えて欲しいと紙を持ってきた。確かに送り先を書いたんだけど、まさか本当に届くとは。
渡辺淳一先生、これから拝読いたします。
で、なぜ渡辺淳一なのかというと、映画化もされた青春小説
『阿寒に果つ』
のヒロインは実在の人物で、高校生当時、うちの伯父とつきあっていた過去があるのである。その頃、同じ高校で同学年にいた渡辺淳一少年は、内気だったのか、モデルとなった少女にはあまりもててなかったらしい。
その少女は、わが家にも来たことがあって、同じ高校の1年生だった父も逢ったことがある。
小説に出てくるような、あんな美人じゃないぞ
というのが、父の言い分だが、恋というスパイスがあれば、どんな相手だろうと、絶世の美女美男子になるのが、世の習いである。
渡辺淳一は、その後、作家になってから、女性にすごくモテてるようで、まあ、世の中、不思議なモノだ。
伯父もそこそこモテているが、伯父の場合は舞台美術の専門家だから、女性だけでなく、いろんなヒトにモテている。表象芸術の人達は、才能があるのは最低条件だが、
実力者にモテるかどうか
かどうかが、その世界で成功する鍵を握っていると、伯父を見るとつくづく思い知らされるのだ。伯父は、プロの絵描きではないのに、今は亡き月光荘のおじさんにもモテていた。
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