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2007-11-02

赤福会長辞任会見で「マスコミが近づかないよう」赤いロープで規制線→冷凍しない「まき直し」品はお木曳きに参加した一日神領民に販売

一体、この画像は何を意味するのか。
中日新聞より。


赤福会長が辞任 「一番の原因者は私」
2007年11月2日 朝刊

会見場には報道陣と浜田益嗣会長を隔てるための赤いロープで規制線が引かれた=1日、三重県伊勢市で
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/images/PK2007110202161137_size0.jpg

(略)
◆自らの指示は否定
 偽装販売問題発覚から二十一日。初めて姿を見せた浜田益嗣会長は、数々の偽装について自らの指示を否定した。拡大路線で全国屈指の土産物に成長させた豪腕らしく、雄弁に独自の経営理論を展開。何度も謝罪の言葉を述べながら「ご先祖さまに申し訳ない。その上でお客さまに申し訳ない」と順序は先祖が先。利益追求と創業三百年の伝統のはざまで、消費者は置き去りにされた。
 「長年ご愛顧いただきましたお客さまにご迷惑を掛ける事態を起こし、おわび申し上げます」。浜田会長は冒頭、深々と頭を下げた。高齢を理由に二十分間に限られた会見。会見席と約五十人の報道陣の間に赤いロープが張られた。典保社長のときにはなかった規制線が、その存在を際だたせた。
 三十七年間の社長時代に始まった偽装への指示を問われると「それはない」を繰り返した。
 何度も強調したのは販売予測の難しさ。「甲子園で勝ったか負けたかというだけで個数が変わる」。一九九九年ごろに偽装の実態を知り、過去の売り上げや天候などから予測する商品管理の仕組みをつくったが「その精神がよく社員に入らなかった。いろんな知恵が現場感覚で入った」と現場の判断とした。
 そして、「その日の販売量に最も緊張感を持って予測しなければならない。緊張感がなくなり今回のことが起こった。原因は私が販路を広げすぎたこと」と反省した。
 伊勢神宮前に観光地「おかげ横丁」を作って観光客を呼び戻し、地元政財界に力を誇った浜田会長。今後は「このざんきの気持ちでやる以外にない」と答え、社員に囲まれ、会場を後にした

そういえば、NHKニュースも、会見の始まる場面を編集してわざわざ入れてある。(画像はクリックすると拡大します)
Akk1
カメラマンの位置取りに注目。腰が引けたように距離を取っているのは、中日新聞の写真にあるように
 赤いロープで規制線を張られている
からだった。


Akk2
会見冒頭、フラッシュを浴びるも、反り返る濱田会長。
お詫び会見で、反っくり返る不祥事を起こした当事者というのは初めて目にした。


Akk3
反っくり返っただけでなく、腕組みまでした。
これが不祥事を起こした企業の責任者の取るべき態度なのらしい。

これはマスコミを完全に敵に回しましたな。
濱田会長はすべての公的な職から引くという話だけれども、次は、別件でマスコミが動くことになるのではないか。

濱田会長がマスコミに対して、このような態度を取るのは、今に始まったことではない。
伊勢新聞より。


式年遷宮にも影響  —  老舗赤福の偽装表示問題
(略)

 ■おごり

 伊勢商工会議所会頭でもある益嗣氏は、いまだにマスコミの前に立っていない。所在さえつかめない状況だ。十二日の偽装表示直後、本店裏で飼っていたアヒルの首が切られるなどの事件も起きているというから、身の危険を感じているのかもしれない。もっとも、益嗣氏がカメラの前で口を開けば、歯に衣(きぬ)を着せない性格から、報道陣の反発を買う発言の恐れもある。好人物としての評価が高い典保氏が謝罪する方が、赤福には得策かもしれない。

 益嗣氏のごう慢さは、平成五年開設のおかげ横丁の成功あたりから顕著になった。七年には十年余の副会頭職を経て、念願の会頭に就任。この時の会頭選には対抗馬もいたが、事前に従来の会員規定を緩めて投票権限を持つ会員を大幅増し、二千票余の益嗣氏支持票を先に固めたため、選挙になることなく会頭職に就いた。力業が光り、圧巻だった。以後、次第に尊大ぶりが顕著になり、本紙のインタビューなどでも反っくり返っての写真が目立つようになった。

 益嗣会頭の指示で発刊した商議所新聞で、伊勢市長を大番頭、市の部長を手代などにたとえて批判したのが十二年ごろ当時の水谷光男市長を激怒させ、同市長の四選をかけた八年の市長選での来賓あいさつで、「これで水谷さんも終わりでしょうから」と皮肉って以降、冷え切った関係をさらに悪化させた。

 だが、伊勢商議所会頭が市長になった先例があるにもかかわらず、経済界から市政を変えると歴代市政を批判しながら、自らが市長選に出ることはなかった。若いころはロシア料理店やスペイン料理店などの失敗続きで、「赤福をつぶす」とまで言われながら、おかげ横丁で経営者としての才覚を開花。独自の経営感覚と強烈な個性で今日の赤福を築き上げたが、誰もが等しく一票を持つ、選挙という民主主義のルールの前には無力なことを自覚し、憎悪さえしていた

 いつしか、おごりは得意の商売にまで浸透し、最大の支持者である消費者を裏切ることになった。
(以下略)

今回は地元の伊勢新聞だけが取材に来たワケじゃない。
あのシーンを全国放送でNHKが流したところを見ると、NHKは本気だ。
濱田会長の発言をいくつか削ってでも、なぜ
 会見の始まる様子とふんぞり返って腕組みするシーン
を入れて、天下のNHK、それも報番が、ストリーミングで長時間誰もが見られるように動画を提供したのか、赤福はよく考えた方がいい。もっとも、その理由が分かるようだったら、最初から会長が出てきて謝罪会見してただろうけど。

おまけ。(12:40)
去年と今年は、伊勢神宮の第62回式年遷宮のために
 お木曳き
が行われた。お木曳きには地元の人たちの他に、
 一日神領民
となって、神宮とは直接関係ない土地に住んでいても、全国から参加できるようになっていたのだが、そうした崇敬者の善意の心を、赤福は商売のために踏みにじっていた。
中日新聞10/22付記事より。


赤福従業員、生の「まき直し」認める 「お木曳」観光客に販売
2007年10月22日

 和菓子の老舗「赤福」(三重県伊勢市)が、前の日に売れ残った「赤福餅(もち)」を生のまま製造日と消費期限を改ざんする「まき直し」をして再出荷した疑いについて、同県と名古屋市の調査に対し、本社工場の工場長ら複数の従業員が認めていることが二十一日、分かった。県は今週中にも報告書をまとめる方針。浜田典保社長(45)は県などの調査に「(不正は)全部出し切りたい」と漏らしているという。
 県が二十日に行った食品衛生法に基づく立ち入り検査で森田利博工場長らに再度聞き取りした。その結果、これまで冷凍のみとしていた説明を覆し、本社に回収した売れ残り商品から当日の謹製印が押印された包装紙を破棄し、翌日付の謹製印の包装紙に替えて再出荷していたことを認めたという。しかし、赤福側は資料の保管があいまいな部分があり、県はさらに時期や数量を詳しく調べている。
 名古屋営業所では、今年五−六月の計十一日間、前日に伊勢市の本社工場で製造され運ばれた計約六千箱を冷凍せず、生のままでまき直しして出荷していた商品は伊勢神宮の式年遷宮に合わせた「お木曳(ひき)行事」のために名古屋経由で伊勢市に訪れた観光バス客に販売した。同営業所は「本社の指示だった」という。赤福は「従業員から聞き取りを進めている。すべてを終えてから答える」としている。お木曳行事は、地元住民や全国からの「一日神領民」が遷宮の用材を運ぶ行事で、昨年と今年行われた。赤福の浜田益嗣会長は、運営組織で市長に次ぐ二番目の地位にあたる理事長職を務めた。

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