« 忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で死亡した患者の父親(南京市在住)も感染 ヒト→ヒト感染の疑い更に強まる(その3)日本で検疫強化をNHKも報道 | トップページ | 忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で死亡した患者の父親(南京市在住)も感染 ヒト→ヒト感染の疑い更に強まる(その4)中国衛生部の記者会見 »

2007-12-11

大阪「船場吉兆」の出店で消費期限改竄(その10)福岡の件では次男の尚治取締役未だに「直接指示」を認めず

この往生際の悪さは何だろう。
そもそも
 大阪「船場吉兆」の消費期限偽装は福岡の出店から始まった話
だったのだが、
 元になった福岡の件について、次男の尚治取締役は未だに「直接指示」を認めない
という。
西日本新聞より。


船場吉兆報告書 直接指示なお認めず 福岡市の期限偽装捜査を警戒か

 船場吉兆(大阪市)は10日、農林水産省に提出した業務改善報告書で、福岡市の百貨店・岩田屋での菓子や総菜の消費・賞味期限偽装について、役員の実質的指示は認めたものの、直接の指示はあらためて否定。「指示された」とするパート従業員らの証言と食い違いを残した。

 これまで農水省が船場吉兆本社への立ち入り調査で確認した「売上在庫日報リスト」によると、消費期限切れ商品は破棄せず「前日在庫」として翌日以降に持ち越すことが恒常化していた実態が判明している。しかも、パートらは「ラベル張り替えは引き継ぎ事項だった」とも証言。期限偽装がまるで会社の「業務」として、長期にわたって繰り返されていたことを物語る。

 にもかかわらず、報告書は、湯木尚治取締役が「消費・賞味期限内での売れ残りにより商品を破棄することに対し現場担当者に厳しい態度をとった」「期限切れ商品を販売せざるを得ない状況に現場担当者を陥らせた」として、間接的な責任を認めたにすぎない。

 大阪府警が不正競争防止法違反容疑で、同社の牛肉産地偽装などの捜査を進める中、本件外とはいえ、偽装に対する役員の認識や指示関係などについて、慎重姿勢を貫こうとする姿がうかがえる。

 だが、この日の報告書は、だれが、いつ、何の目的で偽装を始めたのかという根幹の事実関係が不明なままで、全容解明にはなお遠い

=2007/12/11付 西日本新聞朝刊=
2007年12月10日23時42分

いや〜
 福岡を舐めてます
な。もう、福岡からは撤退するつもりだから、できるだけ、
 立つ鳥跡を濁す作戦
でしょうか。
タチ悪いよね。NHKもこの辺りを突っ込んでいただきたい。なんか、福岡局が、この問題を扱ってるけど
 ぬるい
よ。


船場吉兆 表示偽装25品目

「船場吉兆」は10日、農林水産省に対し賞味期限などのラベルのはり替えは、福岡の店舗で販売していた明太子(めんたいこ)など合わせて25品目にのぼるとした報告書を提出しました。あわせて、会社が設置した調査委員会は福岡の店舗での偽装は湯木尚治取締役が実質的に指示したとものだと結論づけました。

10日は、「船場吉兆」の湯木佐知子取締役らが京都市の農林水産省近畿農政局に改善報告書を提出し、記者会見しました。
報告書には社内調査の結果が盛り込まれ、本店で扱っているくろまめ、穴子の山椒煮といった瓶詰めや「だし」など10品目、福岡市の店舗でも菓子類や明太子など15品目で消費期限や賞味期限のラベルをはり替え、改ざんしていたことが明らかになりました。
本店でのラベルのはり替えは10年ほど前から行っていたということです。
こうした賞味期限などの改ざんも含めて不適正な表示があった商品は合わせて41品目にのぼりました。
また、牛肉の産地偽装については4年前、大量の牛肉が必要になったことをきっかけに九州産を仕入れるようになり、ことし3月以降はすべて九州産だったにもかかわらず、「但馬牛」の表示を使い続けていました。
さらに、福岡の店舗での期限のはり替えをめぐってはパート従業員が独断で行ったとする湯木尚治取締役と、会社の指示があったとするパート従業員が対立していましたが、報告書では湯木取締役が売れ残った商品の廃棄に厳しい態度をとったのが原因で、実質的にみれば指示したと言わざるを得ないと結論付けています。
農林水産省は適正な表示に改められるかどうか、当面は推移を見守ることにしています。

本当に
 直接指示しないで、こんなことができる
のか、不思議でしょうがないんですが。

|

« 忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で死亡した患者の父親(南京市在住)も感染 ヒト→ヒト感染の疑い更に強まる(その3)日本で検疫強化をNHKも報道 | トップページ | 忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で死亡した患者の父親(南京市在住)も感染 ヒト→ヒト感染の疑い更に強まる(その4)中国衛生部の記者会見 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大阪「船場吉兆」の出店で消費期限改竄(その10)福岡の件では次男の尚治取締役未だに「直接指示」を認めず:

« 忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で死亡した患者の父親(南京市在住)も感染 ヒト→ヒト感染の疑い更に強まる(その3)日本で検疫強化をNHKも報道 | トップページ | 忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で死亡した患者の父親(南京市在住)も感染 ヒト→ヒト感染の疑い更に強まる(その4)中国衛生部の記者会見 »