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2007-12-08

NHK関西ローカル「かんさい特集 朝鮮通信使400年 その知られざる歴史」@NHk関西ローカル管内 12/7 20:00-20:45

今年は朝鮮通信使が始まって400周年である。
それを記念したローカル歴史番組。


12月 7日(金)朝鮮通信使400年 その知られざる歴史

朝鮮通信使400年にあたる今年、通信使にゆかりの深い大阪のNHK大阪放送局と韓国・プサンのKBSプサン放送総局では、それぞれ関連の番組を1本ずつ制作し、両局で放送することにしました。
NHK大阪は、かんさい特集「朝鮮通信使400年 その知られざる歴史」を制作しました。朝鮮通信使は1607年から1811年までの間に、12回にわたって朝鮮から日本にやってきた外交使節であったことはよく知られています。ところが、初期の通信使は、豊臣秀吉の始めた文禄・慶長の役によって日本に連れて来られた朝鮮半島の人々を故国に連れ戻すという使命をも帯びていたのです。
華やかな通信使の大行列が帯びていたもう一つの使命。日本外交史に大きな意義を持つ朝鮮通信使の知られざる一面を明らかにし、記念の年にその意味を見つめなおしました。
また、翌8日(土) 総合 午後3時05分からは、KBSプサンが制作した「朝鮮通信使 400年前の韓流」を放送します。あわせてご覧ください。

韓流には興味がなかったのだが、朝鮮通信使にはいろいろ思うところがあるので、何とはなしに見ていた。BKの作る朝鮮通信使の番組だから
 日本に無理矢理連れてこられた朝鮮半島の人のその後
というトーンになることは予想していたが、知らない事実が結構あった。

その中でも驚いたのは
 降倭と呼ばれる人たちの子孫
だった。
 降倭サユモ(沙○某 ユにあたる文字を失念)の子孫
と名乗る韓国の人が
 わたしの祖先は日本人だ。だから日本を好意的に見ている。自分の祖先が日本人であることを隠すつもりはない。子ども達にもそう言っている。わたしは自分の中に日本人の血が流れていることをいつも感じている。
と、感情を昂ぶらせながら語っていたシーンがあった。万暦年間の日付が入った、今で言う
 辞令の類
が、洋服ダンスの上に割と無造作に置かれていて、それを降ろして、文書を見せていた。一枚目には
 サユモ
という日本名が、もう一枚には
 金義仁(だったかそんな名前)という朝鮮名を与えられた旨
が記されていた。だから、たぶんそのおじさんは金さんなんだろうと思う。文書が本物なのか、おじさんがどこの人なのか、その辺りは、全然わからない編集になっていた。その辺りを明示すると、なんか問題があるのか、BK。編集がぬるすぎるぞ。
少なくとも、ここに至るまで、代々、周囲の人々に好意的に扱われることはなかっただろうと思われる降倭の子孫のおじさんが、そこまで故国の血を我が身に感じている理由は何だろう。
日本に連れてこられた陶工が、現在の薩摩焼を作ったわけだが、その陶工の子孫の一人である、荒木乾二郎親子も出てきていたが、こちらは、
 朝鮮人であることを隠さなければならない時代があった
という話をしていた。

朝鮮統治時代、降倭の子孫達は、一体どうしていたのだろう。日本側にしてみれば
 寝返った裏切り者
だということになるのだろうし、朝鮮半島の人たちにしてみれば
 帝国主義の手先の血筋
ということになるのだろう。司馬遼太郎あたりが書いてそうな話だな。ちょっと調べてみなくちゃ。

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コメント

とても興味があったのですが…見落としてしまいました。
と言うよりは…関東でも放映されましたでしょうか?

再放送、関東での放映を強く希望します。

投稿: 中林 美津子 | 2008-02-17 12:20

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