ハシゲンNHK会長「視聴者に楽しんでいただける紅白になると期待」このズレっぷりで「続投希望」とはNHK終了のお知らせか
改めて言う必要もないだろうが
ハシゲンNHK会長は技師長出身で、番組制作に関してはシロウト
である。そのシロウトの会長が、今回の惨憺たる紅白歌合戦を
褒め称えている
時点で、
ハシゲン会長の命脈は尽きている
と思うのだがどうだろう。
昨日の会長会見より。
会長記者会見要旨 2007/12/6
(略)間近に迫った「第58回紅白歌合戦」について
(会長)
出場者の顔ぶれを見ると、様々なジャンルの方々に出演していただけることになったと思う。時代を超えて愛され続ける歌をしっかり取り上げてほしいと現場には伝えていたが、視聴者第一主義の立場で企画してくれたと思う。再来年の還暦(60回)に向けて充実させるためにも、一年の締めくくりのイベントとしてことしも視聴者に楽しんでいただける紅白になると期待している。視聴率については、今以上に、できるだけ多くの人に見ていただきたいと考えている。(副会長)
ことしも大晦日に『渋谷DE紅白~紅白ロードin渋谷・代々木公園』を実施する。夜間にはケヤキ並木通りを紅白のイルミネーションでライトアップし、来場者からのメッセージをレーザー光線で紹介するイベントも行って、紅白を盛り上げる。(畠山理事)
今年5月に亡くなったZARDの坂井泉水さんのフィルム&ライブコンサートをNHK大阪ホールから中継し、紅白歌合戦で坂井さんの歌声を紹介する。NHK大阪ホールではコンサートのほか紅白を大型スクリーンで楽しんでもらう受信公開も実施する。
(以下略)
まあ、こんな
おじさん、おばさんの老害
が
NHKをダメにしている
のは明白だ。自画自賛、センスの欠片もありませんな。そりゃ簡単に
担当CPのプレゼンに騙される
ってば。
で、このハシゲン会長は、同じ会見で
来期も続投希望
だって。正気ですか。NHKの会見要旨ではその部分が省かれている。
来年1月に任期が切れる会長人事について
(会長)
目前に迫った“完全デジタル時代”への備えや、放送法が改正された場合に適切な業務運営をするための準備など、NHKは道半ばの改革に力を注ぐ必要にせまられている。私自身は仕事に対してこれまで愛情と情熱を持って行ってきたが、会長は公共放送・報道機関の使命や役割をしっかりと理解し、社会やNHK内部からも信頼され、情熱を持って職務を果たすことができる人でなければならないと考えている。適任者については経営委員会がしっかりとお決めになると思う。
省かれている部分はこちら。
毎日より。
NHK:来年1月任期の橋本元一会長、続投の意欲を示唆NHKの橋本元一会長は6日の定例会見で、来年1月に任期を迎えることについて、「改革は道半ば。NHKのなすべきことは多々あり、それが果たされないといけないという思いはある」と述べ、続投の意欲を示唆した。
会長指名権限のあるNHK経営委員会は、年内にも次期会長を指名する方針で、橋本会長の続投を含めて人選を進めている。橋本会長の発言は、経営委から要請があれば受ける意思を示したものだ。
1976年にNHK出身者として初めて会長に就任した坂本朝一氏以降歴代会長6人のうち、在任期間が2期(6年)に満たなかったのは、国会答弁などが問題化して辞任に追い込まれた池田芳蔵氏と島桂次氏の2人だけ。【丸山進】
毎日新聞 2007年12月6日 19時45分
NHKの会見要旨だと、この辺りのニュアンスが伝わらない。
ハシゲン会長は、経営委員会と対立している、という記事が出たのは、先月13日だった。
毎日より。
NHK:「後任会長、外部登用も」経営委員長が示唆NHK経営委員会(委員長=古森重隆・富士フイルムホールディングス社長)は13日、08年1月24日で橋本元一会長が任期を終えることを受け、後任会長の資格要件について意見交換を行った。委員会終了後、古森委員長は記者団の取材に応じ「橋本会長の続投を含め、内外から幅広く(人材登用を)検討する。内部の人にはやりにくくて、外から来たらやりやすいこともある。できれば年内に絞り込みたい」と述べ、次期会長をNHK外部から迎えることもありうるとの考えを示した。一方、05年4月に辞任した海老沢勝二前会長時代の理事を起用することについては「いろいろ考えないといけない。外に対する説明もしないといけない」と明言を避けた。
NHK会長は、経営委員の3分の2の支持を受けて経営委が任命する。
経営委は9月25日、NHK執行部が示した08~12年度中期経営計画案の承認を拒否。3日後、橋本会長が会見で、受信料の2けた以上の値下げを求める経営委側に反論するなど、両者は対立を深めていた。
毎日新聞 2007年11月13日 23時25分
一応
ハシゲン続投も含めて検討
とは書いてあるけどね。
紅白の番組制作費は公表されてないけれど、他の番組の制作費は昨年3月に一部公表されている。
読売より。
NHKが制作費公表 「功名が辻」6110万・「きょうの料理」170万…
民放関係者「高すぎる」
1話6110万円で制作される「功名が辻」。大河ドラマの制作費では“松の下”のランクという
NHKは、経費の透明性を高めようと、主な番組の1本当たりの制作費を公表した。公共放送の番組は、どれくらいかかっているのか。(旗本浩二)公表したのは、出演料、脚本料などの直接制作費に、人件費、機材費を加えた「平成18年度ジャンル別番組制作費」=別表参照=。
民放の連ドラの場合、旬のタレントが視聴率に直結するため、出演料が高騰し、制作費の大半を占める。しかし、NHK芸能番組センターの吉川幸司チーフ・プロデューサーによると、タレントの“時価”を支払う民放に対し、NHKの「出演料基準」は主に年功序列式で、「民放出演時の10分の1」の出演料を嘆く若手タレントもいるという。
時代劇の多い大河では、セットなどの美術費が半分以上を占める。経費は「松竹梅でたとえれば、『義経』は松の上、『功名が辻』は松の下、『新選組!』は梅の中ぐらい」(吉川プロデューサー)だという。
費用をかけ、丹念に制作する大河の対極にあるのが朝ドラ。1日の収録時間は大河の3倍で、「早撮りしないと間に合わない。朝ドラのヒロインと脚本家は日本有数の重労働」と吉川プロデューサーは強調する。
また、経費削減のため各ドラマとも脚本作りのペースが速まっている。物語の細かい流れがあらかじめ見通せれば、収録が効率的に行えるからだ。
一方、情報バラエティーの「ためしてガッテン」は、民放の類似番組の約半額。このうち約4割を取材、予備実験、ロケなどスタジオ収録前の部分が占める。1本制作するのに6週間かかるが、4週間が予備実験に割かれる。科学・環境番組部の藤川大之(ひろゆき)チーフ・プロデューサーは「後で大変なことになるので、いくら節約といっても予備実験は減らせない」と指摘する。
とはいえ、「NHKの制作費は高過ぎる」という声は民放関係者の間に根強い。「NHK歌謡コンサート」や「BS日本のうた」など、音楽番組が高額な点について、ある民放関係者は「ギャラが安いうえ、内部制作なのだから、もっと安くてもいいはず。節約のノウハウを勉強してほしい」と注文している。
NHKの新年度ジャンル別番組制作費(単位万円)
ジャンル 主な番組 1本当たりの制作費
ドラマ
「功名が辻」 6110
「純情きらり」 810
情報・バラエティー
「スタジオパークからこんにちは」 230
「週刊こどもニュース」 710
「ためしてガッテン」 1680
芸能・音楽番組
「NHK歌謡コンサート」 2340
「BS日本のうた」 3720
教養番組
「その時 歴史が動いた」 1650
「アートエンターテインメント 迷宮美術館」 2010
教育番組
「おかあさんといっしょ」 320
趣味・実用番組
「きょうの料理」 170
「素敵にガーデニングライフ」 380
(2006年3月28日 読売新聞)
あの
一部の中高年しか見てないと思われる「歌謡コンサート」が1本2340万円
で、
「歌謡コンサート」より更に視聴率が悪いと思われる「BS日本のうた」が1本3720万円
というのには、驚き呆れるわけで
一体、「みなさまの受信料」をどこにどう浪費しているのか
激しく疑問である。
当然、
NHKが毎年威信を賭けて制作する「紅白歌合戦」
には
通常の歌謡番組なぞ目じゃない、巨額の「みなさまの受信料」が費やされる
わけだ。ちょっと呆然とするでしょ?
だって
「ゆく年くる年」の照明の費用だけで毎回1千万円越えている
んだもん。いかに
受信料は「湯水のように使われている」か
ということだ。しかも、今年の紅白は
最初から話にならない
状態なのに、である。
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