忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で死亡した患者の父親(南京市在住)も感染 ヒト→ヒト感染の疑い更に強まる
2007-12-03 忍び寄る鳥インフルエンザ 中国江蘇省で一人死亡 ヒト→ヒト感染の疑い
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/12/post_a79d.html
のイヤ〜な続き。
全くもって、中国の
公式発表
ほど、信用できないものはない。
前回の
対全部密切接触者実行厳格的医学観察;截至目前,未発現異常臨床表現。
(すべての密接な接触があった人間に対して厳格な医学的な観察を行っていて、今のところ、臨床的に異常な所見は現れてない)
ってアナウンスメントはウソだったのかよ。
レコードチャイナより。
同一家庭から2人の鳥インフルエンザ感染者、人から人への感染の疑い強まる—江蘇省2007年12月7日、衛生部は江蘇省で新たに鳥インフルエンザ患者が発見されたことを発表した。中国新聞社が伝えた。
今回発見された患者・陸(ルー)氏は12月2日に確認された鳥インフルエンザ患者の父親。息子はすでに感染症で死亡している。最初に発症した息子は家畜と接触した経歴がなかったため、鳥からではなく別の人間から感染した疑いがもたれていた。同一家庭から2人の感染者が出たことで、人間から感染した疑いはますます強まったといえる。
WHOによると、これまで鳥インフルエンザが人から人へ伝染したケースはベトナム・カンボジア・インドネシアで計3件が確認されたのみで非常にまれなケース。インフルエンザが突然変異を起こし、人間に大流行するようなことがあれば大きな被害につながると見られ、警戒が続いている。(翻訳・編集/KT)
よりによって
南京で、ヒト→ヒトの感染が疑われる
とはね。
江蘇省衛生庁の発表。(中文簡体字)
江蘇省新確診一例人感染高致病性禽流感病例発布時間:2007-12-7
衛生部12月7日通報,江蘇省新確診一例人感染高致病性禽流感病例。
患者陸某,男,52歳,江蘇省南京市人,是12月2日確診的人感染高致病性禽流感病例的父親。在医学観察期間于12月3日晩出現発熱症状,即以“双下肺炎”入院治療。12月5日,江蘇省疾病預防控制中心対患者呼吸道様本検測顕示,禽流感病毒H5N1核酸陽性。12月6日,中国疾病預防控制中心対患者呼吸道標本復核検測,結果為禽流感病毒H5N1核酸陽性。
根据世界衛生組織人感染高致病性禽流感確診病例定義和我国診断標準,江蘇省人禽流感防控専家組判定該病例為人感染高致病性禽流感確診病例。
疫情発生後,当地政府高度重視,已按照《人感染高致病性禽流感応急預案》採取了相応的防控措施。対全部密切接触者実行厳格的医学観察;截至目前,未発現異常臨床表現。
該病例的有関情況,衛生部已向世界衛生組織、港澳台地区和部分国家通報。
前回のアナウンスと並べてみると
ほぼ字句は一緒
である。ということは
このアナウンスには真実は含まれてない可能性大
ですな。一応、
息子が死んだ翌日に発熱を訴えた
ということになってるけど、どこまで本当だか。
衛生庁の昨日の発表では
患者の容体は好転している
そうだが、ホントかどうかは謎。また
接触した人間も症状が出てない
と言ってるけど、前回のことがあるから、にわかには信じがたい。
場所が悪いよ。日本でも
ヒト→ヒト感染のH5N1型高病原性鳥インフルエンザからできた「新型インフルエンザ」発生
の可能性がある。南京と日本の間には直行便があるから、まだ症状が出ない内に、日本にやってきた感染者が、症状が出てきて、ウイルスをばらまく可能性がないとは言えないのだ。もちろん、南京から別な地域経由で日本に入ってきても、同じことは言えるわけだ。
そして
いきなり南京近郊でヒト→ヒト感染の鳥インフルエンザが発生した
という中国の報道をそのまま鵜呑みにするほど、ウブでもないので、
内陸部では、すでにヒト→ヒト感染の鳥インフルエンザが蔓延しているのではないか
と疑ってしまうのだ。
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