産経新聞北京駐在の福島香織記者 記者証が更新されず国外退去の危機
これは
中国外交部の嫌がらせ
だな。
産経新聞の福島香織記者は、敬愛する、鋭い感覚と卓越したユーモアのセンスを兼ね備えた、得難い女性記者(あえて「女性」とつけるのは、この両者を兼ね備えた女性記者がとっても少ないから。男性でも少ないのだが、女性記者の総数が少ないせいか、なかなかユーモアのセンスのあるデキる女性記者にはお目に掛からない)が、
記者証が更新されないために、ビザの更新もできず、このままでは12/30を以て国外退去
だそうだ。
詳しくは、福島記者のblog「北京趣聞博客」の
記者証が更新できない! 2007/12/17 18:52
http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/414434
をご一読下さい。これだけ危機的な状況にあるにも関わらず、福島記者一流のユーモアが効いた、すばらしいレポートである。
で、日本の北京駐在大使館もだらしがない。
福島記者のblogを引用する。
事情通によると、外務省内部では「福島記者は意図的に中国を貶める報道をしている」とか言われているそうです。ある人には「ブログ本」の反響が予想外に大きかったのが問題らしい?といわれました。まったく『危ない中国』なんて挑戦的なタイトルつけるから…。でもタイトルをつけたのは私ではなく、産経新聞出版社です。(私は、『点撃中国』がいい、と主張したのですが、それではインパクトがない、売れない、と出版社側が主張し私が折れたのです)。ブログの内容は、ほとんど中国メディアの既報をベースにしたものですから、中国を貶める、といった性質のものではないと思うんですが。日本人読者に、中国が今直面する問題点を客観的に提起する内容となっていませんか?
もし、日本の外務省が
日中友好
と本気で考えているなら、
駄目なところは駄目と言ってくれる友人(福島記者)を追い出そうとする中国外交部には一発カマす
くらいの「外交努力」が必要だ。もし、本当に福島記者が国外退去になったなら、わたしはその時点で
中国駐在の日本大使館
は
中国外交部の「ハニートラップ」攻勢
にやられて、すっかり
中国マンセー派の「日本人」工作員
に成り下がっていると見なすことにする。
いやいや、産経新聞は
文革報道の柴田穂記者国外退去から40周年
だそうで、
もし、福島記者が国外退去になったら、元旦の一面はそれで行く
と、変なところで意気軒昂だ。いいのか、産経新聞。
わたしとしては、今後の成り行きを見守り、もし
福島記者の記者証が更新されず、国外退去
となったなら、世界中の日本研究者にメールを出して、この事実を広めたいと思っている。世界の日本研究者って、数は少ないけど、日本研究講座のある大学って、各国の主要大学だからな。
もちろん
北京五輪
と絡めて、中国の「対外情報操作」について書いて送る予定である。ついでに言っておくと、世界中の日本研究者は中国語もできるのが普通だ。
もし福島記者が最悪の経過をたどったときに、わたしにできることはこれくらいだ。
東洋学研究者には女性研究者が多い。彼女たちが
日本の女性記者が事実上の国外退去処分を受けた
と聞けば、どういう行動を取ってくれるかは、だいたい想像が付く。
続き。(12/18 2:00)
福田首相に
年内に中国に来い
と言ってた話だけど、
12/27から3日間で調整
だって。
朝日より。
福田首相の訪中、27日から3日間を打診
2007年12月18日00時42分福田首相の中国訪問について、政府が27日から3日間の日程を中国側に打診していることがわかった。中国側はかねて、年内訪中を強く要望。首相も臨時国会の再延長により、補給支援特措法成立の見通しが立ち、訪中の環境が整ったと判断した。首相の訪中は昨年10月の安倍前首相以来、約1年2カ月ぶり。
首相は北京で胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席と初の首脳会談に臨む。焦点のひとつは東シナ海のガス田開発問題。1日の日中外相会談などで、首相訪中までに解決をめざす方針を確認しているが、共同開発の具体策をめぐる協議は難航している。環境対策での連携強化なども焦点となる。
また、温家宝(ウエン・チアパオ)首相とも会談する方向で調整。天津など北京以外の都市の訪問も検討している。
ということは
1. 福ちゃんと一緒に帰れ
と言われるか
2. 福ちゃんが言うこと聞いて愛い奴だから、今回は記者証を更新してやるぞ
になるのか、どっちかな〜。
まともに考えると
日本の女性記者を実質国外追放
なんてことをやると
南京の怪しい鳥インフルエンザ感染
があり
北京五輪を控えている
今、全然、中国にとって、いい話にならないと思うんだけどな。もっとも、最近の中国は、どこへ行くのかちょっとわからないところがあるので、
世界を敵に回してみる
ようなことをやっちゃうかも知れない。
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