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2007-12-14

インターネット利用の社会調査@学生・院生・機関

時々、インターネットを経由して、アンケート依頼が来る。
機関からの依頼の場合は、気が向いたら答える。
時間ばっかりかかって、なにもいいことがないからだ。だいたい
 アンケートにご協力下さい
というメールは来るが
 結果はこうなりました
という報告をもらったことは皆無である。機関依頼の場合は、アンケートを依頼した相手のアドレスは分かっているのだから、PDFかなんかのアドレスを報告してくればいいだけなのだが、絶対にそんなことをしない。

院生からも、論文作成のためにアンケートに協力してくれ、というメールが来ることがある。一応、指導教員に問い合わせて、妥当だと思ったら、答えることにしている。

学生からのアンケート依頼は、mixiなどにも大量に転がっている。親切なヒトが答えてあげているようだが、原則として協力しない。理由は二つある。
1. 指導教員が明らかでないアンケートしかない(アンケートに答える場合は、指導教員に問い合わせてから行うことにしているのでこれは必須)
2. アンケートの出来が悪い(これは指導教員の責任。いくら学生だからといっても、他人の貴重な時間を割いてもらうのであれば、統計に意味があるようなアンケートを作成しなければならない。中には、この手のアンケートを研究室経由で公開している場合もあるようだが、その場合は、アンケートを分析すると、指導教員がどの程度の論文指導を行っているかという、教員の「教育指導の勤勉さ」がわかってしまう)

社会調査が専門の友人に言わせると、この手の
 出来の悪い卒論アンケート
は、
 指導教員が「統計環境の汚染に荷担している」
と大層手厳しい。

そういや、12月に入ってからも、あちこちで
 卒論アンケート
ってやってるけど、まさか4回生じゃないよな。卒論の提出時期は、どんなに遅くても1月中旬の筈。分析にかかる時間を考えたら、12月にアンケート調査を続けていて、卒論に間に合うわけがない。もし、間に合うと思っているんだったら、社会調査を舐めすぎている。てか、指導教員は誰だ、って話になりますが。

それと、もし、学生・院生でこうした調査依頼をするなら
 acドメインのメールアドレス
以外からの発信は、まず信用されない。フリーメールからの発信なんて、論外だ。
最低でも
 氏名と学年
 所属研究室
 指導教員
 研究題目
 アンケートの目的
 個人情報の取り扱いについての説明
が書いてあるのが普通の依頼書式なんだけど、これすら守られてない依頼メールが来る。学生からこうしたメールが来た場合、疑われるのは
 指導教員は手を抜きすぎじゃないのか
ということになる。アンケート調査をする場合に、最低必要な書式を学生に教えてないことになるからだ。教えたとしても、それが守られていないなら
 依頼書式のチェックを怠っていた
訳だから、やはり指導教員の責任は免れない。研究室の名前を冠して出されるメールに不備があった場合は、教え子の不始末なのだから、当然、自分の不名誉になるだろうに、実に不思議だ。社会調査を専門としている上記の友人は
 教員が今後、自分が調査するときに、どういうことになるか分かってるのかなあ
と驚いていた。もっとも、その友人は
 指導教員もこういうアンケートのやり方だったりして
という辛辣な指摘もしていたのだった。

最近、卒論・修論では
 グーグルで適当な文章を拾ってきて貼り付けた論文
が問題になってるけれども
 安易な社会調査を正当な手続きなしに行って論文を書く
ことも、問題視した方がいいと思いますね。なんせ
 大学の個人情報の取り扱いはザルに近いものがある
のは、大学関係者ならよく知っていることだ。ましてや
 学生が取ったアンケート
なんて、どんなことになるか分かったものではない。
紙のアンケートなら、シュレッダーに掛ければおしまいだが、
 インターネット経由のアンケートはデータがサーバに残っている
のだ。本当に責任を持って、
 アンケートで収集した個人情報の管理が出来る
のか?
 善意の回答者の個人情報
が、杜撰に取り扱われるようなことがあれば、
 その学生の所属した研究室や大学の信用問題に関わる
のだが、そのことを当の指導教員がどれだけ自覚しているのか、mixiなどに氾濫する
 卒論アンケート
を見る限り、疑問を抱かざるを得ないのだ。

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コメント

学生のアンケートの依頼文書に問題があるのは、指導教官の資質の問題でしょう。

学術学会からきた書類で、学会誌に載った以前の論文の著作権を、当該学会に渡すように依頼してきた公文書がありました。(当時は、論文の著作権は学会に属すとの但し書きがなたっか頃のです)。その文書は、公的な依頼文の書式を備えていませんでした。学会の理事長名で送られた文書でも、最近はこのようです。

正式な書式の書き方が忘れ去られているようです。大学の教官のみではないようです。

投稿: 龍 | 2007-12-14 15:47

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