合計9kgの定食@3000円 奈良県天理市
味噌汁 3kg。
ご飯 3kg。
おかず 3kg。
こんな超弩級大盛り定食が奈良県天理市にあるという。
朝日新聞奈良版より。
超大盛り9キロ定食チャレンジ2008年01月07日
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3キロのおかずと3キロのご飯、とどめは3リットルのおみそ汁。元ラガーマンの成田達也社長(中)も完食はできなかったとか=天理市別所町で■次第にのど通らず・・
「2007ユーキャン新語・流行語大賞」で大賞外のトップテンにも選ばれたブームの「大食い」。ギャル曽根さんら大食いで名をなすタレントまで現れ、このお正月はテレビ番組でひっぱりだこだった。何がいいのか、大食い。そこへ天理市を中心に展開する定食屋に合計9キロの超大盛りメニューがあると聞き、おなかをすかせて挑戦してみた。(石田貴子)
◎「分け合う」感じたやさしさ
訪れたのは、天理市別所町にある「がっつり亭」本店。「『チャレンジメニュー』(3千円)を」と注文すると、「ちょっと準備に時間かかりますよ」。どんな料理が出るのか、少し不安になってきた。
待つこと1時間、映画「ロッキー」のテーマ曲がけたたましく鳴った。スタッフがそろりそろりと運んできた直径30センチほどの洗面器サイズのおわんには、カレー200グラムにから揚げ8個、長さ20センチ以上はありそうなトンカツとチキンカツ2枚ずつ、焼きそば2玉分と豚キムチ250グラム……の計3キロのおかず。続いて3キロのご飯、3リットルのみそ汁が並べられる。居合わせた客が、一斉にカメラ機能つきの携帯電話をこちらに向けた。
30分で完食すると賞金3万円。小皿に少しずつ取り分けてカツカレーにしてみたり、豚キムチ丼にしてみたりと、最初の10分は夢見心地でおいしくいただいたが、次第に口の中の物がのどを通らなくなってきた。「残したらお百姓さんに申し訳ないでしょ!」。母の顔が浮かび、食べ続けたが、あえなく時間切れ。全体の5分の1も食べることができなかった。
残りはパックに詰めて持ち帰れると聞き、ほっとする。まだ完食した人はいないそうだ。注目していた客たちは、食べきれないと分かると早々に遠のいてしまった。「大食いって『こいつがどうやってこんな量を食べるのか』と見る人の好奇心を満足させる行為なのね」と理解した。
同店のメニューはどれも大盛りサイズ。すし桶(おけ)に盛られた「ジャンボチキンカツ桶カレー」(1380円)などのほか、定食のご飯は標準で400グラムと、ブームになる前から「がっつり」だ。
考案者は社長の成田達也さん(38)。とにかく大盛りを出すのは、子どもの頃いたずらをしては父親に怒られる日々だった思い出が原点になっている。「そんな時も母は黙って山盛りにご飯をよそってくれました。裕福な家ではなかったのに『しっかり食べてでっかくなれ』と。涙と鼻水混じりのご飯はうまかった」。もりもり食べた成田さんは大きな体を生かし、中学から大学までラグビー部で活躍した。
その後サラリーマンを経て30歳で外食産業に転向、弁当店などを開いた。そして「もっと手頃な値段でたくさん食べられる店を」と昨年、「がっつり亭」3店舗を県内に開く。
店ではギブアップしたチャレンジメニューの残りを一緒に来た仲間と分けて持ち帰る客のほか、大盛りメニュー1人前を分け合って食べるカップルや家族連れも多い。「母が自分のご飯を分け与えてくれたように、お客が定食をみんなで分けている姿を見ると感動するんです」。食に人生あり、と感じた。
残した大盛り定食の持ち帰りは、大和郡山市の
とんまさ
でも出来る。とんまさの場合は
若鶏カツ定食(大)
という、廉価で大盛りの定食があって、4月くらいには
新人が騙されて注文させられる
のを見ることがある。その実態は以下に
奈良 大和郡山 とんまさ
わたしは
若鶏カツ定食(並)
までは頼んだことがある。ところがその時、
ええっ?(大)の方がお得ですよ。持って帰れるし。
と、とんまさのおばちゃんに残念そうに言われてしまったのだった。(並)でも凄いんだけどね、とんまさ。
このように
なぜか極端な大盛りの店が奈良県にはある
のだが、天理の食堂の方は知らなかった。
しかし
ご飯はデフォルトで400g
ですか。多いな〜。天理大の体育会系御用達なのかも。
10年ほど前までは
恥ずかしいほどよく食べる 大盛りお替わりブラザーズ
と称された内の一人に、上記記事を読んでもらったら、
3kgの味噌汁って、どんな拷問?
というコメントが帰ってきた。そうよね、
汁気で3リットル
って、これは辛いかも。ちなみに上記の友人達には
お替わり自由の飯屋を食いつぶした
という輝かしい伝説がある。今はそんなに食べないけどね。
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