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2008-01-09

のだめカンタービレ in ヨーロッパ@1/4-1/5 フジ 落ち穂拾い

フジのサイトに、のだめカンタービレ in ヨーロッパの視聴率と若松Pのコメントが掲載されている。


2008年年明けから絶好調!! 二夜平均20.0%の高視聴率獲得!! 瞬間最高視聴率、24.1%
<第一夜:2008年1月4日(金)21時03分~23時22分放送>
<第二夜:2008年1月5日(土)21時03分~23時30分放送>

 フジテレビの新春を飾る目玉番組のひとつとして2008年1月4日(金)、5日(土)の二夜にわたって放送されたスペシャルドラマ『のだめカンタービレinヨーロッパ』が、各局の特番めじろ押しの中、二夜平均で20.0%(関東エリア世帯平均 ビデオリサーチ調べ)という高視聴率を記録した。瞬間最高視聴率は、5日放送(第二夜)の22時31分に記録した、24.1%。なれない土地で壁にぶつかり行く先を見失いつつあったのだめ(上野樹里)が、通りすがりに耳にしたモーツァルトの教会音楽をきっかけに、音楽の本来の魅力や楽しさを思い出し、自らの活路を見いだす第一歩をつかむシーンだった。

 プロデューサーの若松央樹(フジテレビドラマ制作センター)は、
 「実現不可能と思っていたのだめの“海外編”を実際に制作できたことだけでもありがたいと思っていたのですが、それがさらにこんなにたくさんの方に受け入れていただけたということは、まさに感無量です。クラシック音楽の持つ魅力や華やかさがお正月という季節感にマッチしていたこと、そして、笑いとギャグの要素はそのままに、音楽に真摯に取り組むキャラクターたちの姿をきちんと描ききれたことが、このあわせておよそ5時間にも及ぶ長時間放送にもかかわらず、見続けていただけた原因ではないかと思っています」と分析。「ロケのほとんどが海外という慣れない環境での過酷な撮影を、抜群のチームワークで乗り切ってくれたキャスト・スタッフ、そして、応援し続けてくださった視聴者の皆さんに心から感謝の言葉を申し上げたいと思います」と語った。

22時31分というと、
 賛美歌111番が流れている教会を覗こうとして、リュカに出会うところ
ですか。この後
 アヴェ・ヴェルム・コルプスを耳にする
シーンの前段の部分か。
12/31-1/6の総合視聴率では
1. 紅白
2. 箱根駅伝復路
3. ゆく年くる年
4. 箱根駅伝往路
の次ってことか? 凄いな。

今回のヨーロッパ編は、とっくに家人がFinal Cut Proで編集して、DVDに焼いてくれたので、それをリピートして見てるんだけど、
 細かいネタ満載
で、
 DVD必須の作品
であることは確かだ。ポスターとか手紙とか、部屋に置いてあるものとか、ともかく
 美術さん、お疲れさま
の作り込みが凄い。
 どうみても山田優が南海キャンディーズのしずちゃんにしかみえない、孫Ruiと千秋のツーショットつきの、ミルヒー代振り情報のwebサイト
とか、ちゃんとつくってあるもんな。それに、エキストラ参加した人が
 千秋指揮が流麗だったのは、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番第1楽章だったんだけど、放映では、第3楽章しか流れなくて残念
なんて、書き込みも見たし、
 カットしまくった、結構いいシーン
がまだ残ってるんじゃないのかな。一部ファンは
 ディレクターズカット版希望
と、すでに今回ののだめカンタービレ in ヨーロッパの
 DVD化を熱望
しているので、フジテレビ、そこんところお願いしますよ。

主人公以外のキャストの感想。
竹中直人 絶対、台本に「あとは竹中さんが自由に」とか書いてあるんじゃないか、と思われる演技。ネットでは「アダモちゃん」とかいわれてたけど、アレは元から竹中の持ちネタだ。コンセルヴァトワールで、のだめに鉄拳を食らって、倒れるシーンとか、もう「竹中直人満開」だった。懐かしすぎませんか。これで「笑いながら怒る」が出たら、完璧ってくらいの久々の「竹中ワールド」だった。
猫背椿 舞台を見たことがないんだけど、マジノ先生(原作だと、マジノ先生というより、デュマ先生に相当)役はなかなか良かった。オクレール先生役のマヌエル・ドンセルとの掛け合いの間合いとか、のだめとの絡みとか。
片桐はいり ネットでは「片桐はいりのおかげで、山田優が東南アジア系じゃなく、中国人ピアニストに見えるようになった」などという称賛の声があったが、いや〜、すごいな、片桐はいり。孫Ruiの母親役は、今回のドラマの中でも出色の演技。出番は少なかったが、実に場が締まった。山田優の孫Rui は若干問題ありだったからな〜。
石井正則 友人が配役を聞いたとたん「ぴったりじゃん」と喜んでいたが、本当に期待を裏切らない演技で、これは拾いモノ。片平役を見事にこなしていた。
ベッキー ターニャがどうなるかは、結構見るまでドキドキしてたんだけど、これはOKだと思う。ブノワ家でのパーティでは、ピアノを弾くシーンがなくて、残念だったけど。
ウェンツ瑛士 フランク役は、「ドラマ化のための登場人物圧縮」で、結構難しかったんだけど、玉木宏が記者発表で話したところの「いい意味のうっとうしさ」が良く出ていた。ターニャ同様、今回はピアニストという属性がわからなかったけれども、更に続編があれば、弾くのかな。
福士誠治 連ドラの時と同様、きっちりオーボエの運指などを勉強してきていた。役作りには熱心だ。のだめ同様、語学と文化障壁にぶち当たった日本人の戸惑いを演じていた。「恵ちゃん!」と声を掛けるに至るまでのシーンが見所の一つ。「ドラマ化のための登場人物圧縮」で、原作では中国人留学生ユンロンが担当する役割を結構振られていたな。続編があるなら、是非「焼きトリオ」を。
R☆Sオケメンバー ドラマオリジナルで出番があったが、原作では描かれない日本とのつながりを、わかりやすくするのには、良かったかな?

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