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2008-02-22

中国毒餃子事件 (その24)メタミドホスより毒性の強いホレートが検出された中国製冷凍カツを、ユーコープは自主検査の結果判明前に組合員に宅配 組合員の生命より商売を重視

生協活動は、衰退するしかあるまい。
メタミドホスより毒性が強い
 有機リン系殺虫剤のホレート
が、
 「レンジDEロールソースかつ(アスパラ入り)」
から検出された。当該商品を5個食べると、健康被害が出るかも知れないといわれている。神奈川新聞より。


中国製冷凍かつから基準4倍の農薬/横須賀や南足柄の生協2008/02/21

 横浜や横須賀、南足柄など県内外の六生協でつくる生活協同組合連合会ユーコープ事業連合(横浜市港北区新横浜、越淵堅志理事長)が宅配で販売した中国製冷凍かつから、食品衛生法の基準の四倍に当たる有機リン系殺虫剤「ホレート」が検出された。届けを受けた横浜市は二十一日、食品衛生法に基づき検査を開始。既に食べた人もいるが、健康被害の情報は寄せられていないという。

 一連の中国製食品の農薬問題で、県内からの検出事例は初めて。毒性が強く日本で農薬に使われていないホレートが、かつそのものから検出されており、残留農薬の可能性が高いという。

 問題の商品は、中国の清清仁木食品が製造しニッキートレーディング(大阪市)が輸入した「レンジDEロールソースかつ(アスパラ入り)」(二〇〇グラム、八個入り)。ユーコープが二十日に行った自主検査で、食品衛生法の基準(アスパラで0・3ppm)を超える1・2ppmが検出された。市によると、体重五〇キロの人が一日に五個食べると、健康への影響が懸念されるという。

 冷凍かつは同日、七百五十三袋を組合員に宅配したが、検査結果を受け二十一日夕までに98%を自主回収。大阪市によると、ホレートが検出されたのと同じ製造日の冷凍かつは昨年六月、計七千六百四十袋輸入され、ユーコープを含む全国九生協で販売されている。

 ユーコープは同じ食品会社が製造した商品をほかにも扱っており、宅配した「れんこんのはさみ揚げ(ポーク)」、「ニッキーフーズ プチ肉まん」も自主回収中。店舗販売の「おおさか一口餃子(ぎょーざ)」「CO・OP海老といかの大きな焼売(しゅうまい)」も取り扱いを中止した。

 問い合わせは、ユーコープ商品相談室(フリーダイヤル)電話0120(66)7759。

ところが、ユーコープが
 自主検査の終わる前に宅配
していたという。もし、中毒事件が起きたら、どう責任を取るつもりだったのだろう。なにが
 安全・安心
だ。
ユーコープのサイトから。


安全・安心の取り組み

・より安心して商品を利用していただくために
4つの自主基準などの方針
1 微生物自主基準
2 残留農薬自主基準
3 食品添加物自主基準
4 放射能汚染食品・内部取扱暫定指標

・コープの安全・安心の取り組み
コープは、より安心して商品を利用していただくために、安全確保の方針と仕組み、それを動かす人を大切に商品活動に取り組みます。

・組合員・職員の教え合い・学び合いの活動
コンプライアンス正直・誠実・公開の姿勢
社会的に信頼される組織と人づくりをめざします。法令を遵守し、正直・誠実・公開の姿勢ですすめます。


・商品検査センターなどによる検証
情報公開・透明性確保
安全・安心の取り組みの中で、商品の問題については正確に情報を公開します。

全然ダメじゃん。嘘つき。
毎日より。


中国製冷凍かつ:ユーコープ、自主検査の結果待たず宅配

 中国製「冷凍かつ」から有機リン系殺虫剤ホレートが検出された問題で、生活協同組合連合会ユーコープ事業連合(横浜市)が一連の農薬混入騒ぎを受けて実施した自主検査の結果を待たず、冷凍かつを宅配していたことが分かった。横浜市食品衛生課は21日、安全性を確認後に販売するようユーコープを口頭指導した。

 中国山東省の工場で製造された「レンジDEロールソースかつ(アスパラ入り)」で、ユーコープなどによると、19日に横浜市内の商品検査センターで検査を開始し、20日午前11時半ごろ「高濃度のホレートを検出した」と連絡があった。しかし宅配員らは約2時間半前の午前9時ごろから、神奈川、静岡、山梨の会員に計753袋を宅配していた。

 ユーコープ品質管理部の担当者は「欠品は会員の方に迷惑になる。(殺虫剤が)検出されるとは思わなかった」と釈明している。宅配された冷凍かつはユーコープが21日午後3時までに729袋を回収。3人が食べたが、健康被害は出ていないという。【池田知広】

これは
 商品管理がずさん
だ。釈明してるのは宅配担当かと思ったら
 品質管理部の担当者
じゃん。これは
 もし中毒が起きても、言を左右にして、責任逃れを図る「社会主義的官僚制度の腐敗」
以外の何者でもありませんな。

産経新聞の福島香織記者が、ご自分のblog「北京趣聞博客」の
食の安全学再び:まるで農薬カクテル? 2008/02/21 17:31


■しかし、これだけいろんな農薬、しかも日本では使われていないものばかりがでてくると、やはり原因は中国側にあるという気がますます強くなってくる。実は問題は、毒性の強さからいっても、事件の性質からいっても、メタミドホスギョーザより、ホレートカツ(アスパラ)の方が問題かもしれない。


■ホレートカツの製造現場、山東省仁木食品について、ホームページから紹介。コメントで指摘されたとおり、ニッキフーズ独資(360万㌦)の食品加工工場で、山東省より1997年3月に批准されている。さっき電話かけたら、「不太清楚(よくわかりません)」の連発で、まだ対応策が協議されていないもよう。

■産品のすべてが輸出用。工場従業員は1200人でうち720人が大卒、専門学校卒の技術員でレベルはたかい、はず。日本農林水産省衛生注冊(登記)企業、つまり日本農水省お墨付きの企業だ。しかもISO9002品質システム認証を取得している。東京国際食品飲料博覧会(第24回、第25回)で高い評価をえて、味、香り、栄養の三拍子そろった、食肉、野菜加工製品、粉ものなどは海外でもひっぱりだこ。年間6000トン(1・1億元)の生産量をほこっているパーフェクトな食品加工企業、のはず。

■なのにどうして、ホレートが検出されたのか?しかも1・2ppmとはけっこうな濃度だ。中国でこのホレートは、まだ国内で生産みとめられている高毒性有機磷農薬殺虫剤。ただし、国家としては野菜、果樹、茶樹、漢方薬草には使用するなと命令している。アスパラって野菜だから、本当はつかっちゃだめなんだよね。だが、じつのところ、中国の残留農薬問題の上位に必ず登場するから、みんな使っているんだろう。

と指摘しているが、その通りだと思う。尚、ただ今コメント欄で
 中国の農業擁護派
が論陣を張っているので、この手の「論争」に興味がある方は、是非ご一読を。

同じ産経新聞では
 ポジティブリストの影響で、生鮮食料品のチェックは厳しいけど「加工食品はザル」と気がついた生産者が、農薬漬けの農産品を加工用に回しているのではないか
と報じている。


中国農薬野菜は冷凍食品に? 生鮮品は厳しい検疫

2008.2.21 23:18

 ギョーザ中毒事件に関連し、中国製の冷凍加工食品からは、微量の残留農薬が相次いで検出されていることも問題になっている。微量の農薬が検出される背景に、中国側製造会社や生産者が過剰に農薬を使用した野菜を、意図的に加工食品へ回した疑いがあると、厚生労働省では分析している。厚労省は平成18年から検疫を強化し、生鮮食品の残留農薬検出は激減したが、加工食品は農薬検査をすり抜けていた。このため、同省からは「中国側に盲点を突かれた可能性がある」との声もあがっている。
 中国・天洋食品「CO・OP手作り餃子」で健康被害が出た事件では、100PPMを超える有機リン系殺虫剤メタミドホスが検出された。厚労省は「量があまりに多すぎる。残留農薬とは考えにくい」(幹部)と、意図的な混入があったとみているが、その後、各地で相次いで検出された微量のメタミドホスやジクロルボスは「残留農薬の可能性が高い」(同)としている。
 ギョーザ中毒事件以前、メタミドホスなどが各地の検疫所で発見されるケースはまれだった。昨年1月~今年1月までの間、中国産食品からはメタミドホスが3件検出されたのみ。ジクロルボスは検出されなかった。
 生鮮食品で残留農薬が検出される割合は減少傾向にある。厚労省によると、今年度上半期(速報値)、1カ月平均の違反件数は28.2件で前年度より4割減少していた。14年の冷凍ホウレンソウから残留農薬が検出された問題をきっかけに18年5月から導入した検疫体制を強化した「ポジティブリスト制度」が効果を上げているものとみられる。
 同制度は国外で使われる農薬も基準値を設定。残留成分が一定量以上含まれている産品の流通を原則禁止できる制度だが、冷凍ギョーザなど加工度が高い食品はリストになく、検疫所での菌類検査に留まる。
 このため、厚労省幹部は「検査の厳しい生鮮野菜を避け、加工食品に検査がないと理解した上で、問題の殺虫剤を使った野菜を回していると予想できる」と話している。

そりゃあ、中国の農民だって
 商売第一
だ。
 売れるとなれば、日本側の厳しい品質チェックをかいくぐるために、農薬は使う
だろう。日本人は、虫食い、変形、規格外は嫌う。で
 検査が厳しいなら、抜け道を探す
だろうね。だって
 海外向け
だもん。

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コメント

生協の行動に申し開きは出来ません。
しかし現在の食糧自給率と加工食品のお値段を考えると、ほかの冷凍食品会社も怪しい食品を輸入しているけど、知らんぷりと言う可能性を否定できない気がします。公表するだけまだマシなのでは・・・

投稿: 山口(産婦人科) | 2008-02-22 17:42

体重50kgの人が5個食べると健康被害ということは、体重10kgの子供が1個食べるとどうなるんでしょうか?子供だし・・・

投稿: tune | 2008-02-23 00:46

このエントリーが出た当時は生協はブロガーから批判されたが、
生協が中国製品の取り扱いをほぼ全面的に中止した事実や、
生協の売上げが以前よりも伸びて客数が増えている事実を
ブロガーたちは書かなかった。
結局、客から信用されたのは市民生協で、信用されなかったのはブロガーの方だった。

投稿: 青空 | 2008-04-01 20:59

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