京都一筋29年
オアフ島在住sunnyさん経由。
京都一筋29年という大の京都ファン「榮の間」さんの京都尽くしblog
京都eco贔屓
何が凄いって、あの俵屋を定宿にしているところだ。で、京都のあちこちに足を運んでいらっしゃる様子。
この一途な京都への思いに感服。
そういうたら、村上開新堂って、長いこと行ってないけど、知らん間ぁに難しいお商売しはるお店になったんやな。
初めて行ったんは修学旅行の時で、10月末、ちょうど
好事福盧を初めて売り出す日
で、ラッキーにも、予約なしで手に入った。お店のショーウィンドウには、いろんなお菓子が並び、お店のおじさんも愛想がよかった。その後、時々シーズンには予約して買うてたけど、この頃はとんとご無沙汰。東方書店が寺町からないようになってから、寺町二条方面には定期的に寄らへんしなあ。お茶は一保堂で買わんようになったし。寺町二条界隈は、昔ながらの「ええお店」が仰山あったんやけど。好物の御池煎餅は、そこらで買えるし、亀屋良永にわざわざ寄らんでもええ。寄ったら寄ったで、楽しいけどなあ。
京都ファンが増え、情報が簡単に手にはいるようになると、村上開新堂みたいな小さいお店の生産量を遙かに超える注文が来たりするんだろうな。それを堰き止めるためには、なにかしらのアクセス制限を設けないといけない。
虚実皮膜という話をすれば、京都の魅力はまさにそこにある。京都の人はお金が好きだけど、綺麗に使わせる、とは、大阪の人の京都評だった。観光客を京都の魔力で騙くらかす「よその資本」の店もあれば、目利き相手に手堅く商売をしている店もある。京都の恐いところは、そうした目利きが、普通の人の姿をして、突然やってきて、店の値踏みをすることだ。この手の値踏みは、京雀の口に乗って、瞬く間に密やかに京都中に伝わる。
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