かわいそうなベーゼンドルファー(その5)アンティークピアノコレクションの散逸免れる
2007-12-12 かわいそうなベーゼンドルファー(その4)日本のベーゼンドルファー総代理店倒産 1858年製ベーゼンドルファーなど貴重なアンティークピアノが散逸の危機
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/12/4_1858_238c.html
の続き。
散逸を危ぶまれていた、倒産した日本のベーゼンドルファー総代理店が所有していた
貴重なアンティークピアノコレクション
が、一括購入で引き取られることになった。
毎日より。
ピアノ:倒産代理店から一括落札 超一級品散逸免れる倒産したピアノ輸入代理店「浜松ピアノセンター」(静岡県磐田市、HPC)で2日、収集品のアンティークピアノ21台のオークションがあり、さいたま市北区のピアノ小売業、名取孝浩さん(46)が1億円で一括落札した。ピアノは4月までに名取さんが経営する「ナトリピアノ社」(同区)に移し、従来のように倉庫で一般公開する予定だ。
HPCは昨年11月に負債約3億円を抱え倒産。ショパンの愛器と同型のプレイエル社製(1840年)など、創業者が集めた貴重なピアノを一括で管理できる購入者を募り、8人が入札に参加した。
名取さんは「超一級品の散逸を避けたかった」と話した。【竹地広憲】
毎日新聞 2008年2月2日 19時29分
ああ、よかった。
しかし
たった一億
ですか。メンテは大変だと思うけれども、元々の購入価格を考えると、安い買い物だったのではないかしら。
こうしたニュースを聞くたびに
日本はアーカイブに関してはダメダメ
という批判が当たってるなあ、と感じますね。正倉院は大事にするけど、近現代のアーカイブはダメなのよね。
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