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2008-02-15

医療崩壊 NHK教育「福祉ネットワーク」で昨夜取り上げられた「小児科撤退阻止」が実現したはずの兵庫県立柏原病院で整形外科が3月末2名離任、残る1名も6月末に去る予定

昨夜20:00-20:30、NHK教育「福祉ネットワーク」

 地域医療崩壊 何が医師を追いつめるのか?
という番組が放映された。
その中身。


2008年2月14日(木) 再放送:2月21日(木)
地域医療崩壊 何が医師を追いつめるのか?

いま全国の病院で医師が次々と辞めていき、地域医療が崩壊の危機にさらされている。従来あまり語られてこなかったが、背景のひとつにあるのが患者の安易な「コンビニ受診」。「待ち時間が昼に比べ少なくてすむ」「会社を休まなくてすむ」「どうにも不安でならない」などの理由で、深夜などの時間外に受診する人が増えている。なかには救急車をタクシー代わりに使う悪質なケースもあって、問題となっている。番組は、北海道苫小牧のある病院の夜間救急に密着。医師の苦闘ぶりを描くとともに、地域のお母さんたちが「子どもを守ろう、お医者さんを守ろう」をスローガンに「脱コンビニ受診」の取り組みを始めた兵庫県丹波市の事例を紹介する。

仕事の関係で、最初頭3分欠けて見始めたのだが、最初は苫小牧の話。苫小牧には同級生や同期生や同窓生が医師として働いているのだが、知り合いが勤めている病院じゃないだろうな。もし、誰か勤めてたら、メール頂戴ね。

さて、後半が
 兵庫県立柏原病院の小児科
の話である。番組内では
 過労死寸前に追い込まれた小児科医師の窮状を知り、「県立柏原病院の小児科を守る会」を結成した母親達の活動と小児科医師
を扱っていた。NHKのまとめ方だと
 医師は退職を撤回し、小児科は4月から2人増えてめでたしめでたし
という編集だったのだが、実は、県立柏原病院は、そんなきれい事で済むような状態ではない。

2ちゃんねるの「病院・医師」板には、
 僻地医療の自爆燃料を語る
という長寿スレッドがあるのだが、そこから派生して兵庫県の地域医療の崩壊を語る
 ああ播磨だな
というスピンオフスレッドがある。現在、6スレッド目に突入している。それくらい
 兵庫県全体の医療は危機的状況にある
のだ。
柏原病院だけでなく、兵庫県立病院には、医師の待遇について剣呑な噂がある。
書き込みは去年の8月のことだった。適宜伏せ字。
【じわじわと】僻地医療の自爆燃料を語る28【表面化スレッドより。


341 :卵の名無しさん :2006/08/10(木) 09:14:48 ID:SBJT/p9U0
最近話題の兵庫県中部の公立病院
院長が、「最近の若い医者には過労死するくらいの覚悟でやるやつは
おらんのか!」
と○○○発言
偶然かもしれんが、同じ兵庫県中部の別の公立病院でも総務部長が
「医者は適当に過労で死んでくれる方が好都合」
とまたまた○○○発言
この地域から医者は総引き上げするべきだな

342 :卵の名無しさん :2006/08/10(木) 09:18:19 ID:qE+8sgo00
>>341
その院長が率先して過労死するまで連直すればいいのにね。
どうせ自分じゃする気なんて全くないんだろ。

こりゃあ2ちゃんから全医師に総撤退勧告を至急すべき。
逃げ遅れたらまじで死ぬぞ、これ。

433 :卵の名無しさん :2006/08/10(木) 19:09:17 ID:oXfsJLWo0
>341
俺、そいつらの件知っているぞ。
前者は○○病院、後者は○○病院だろ。
どっちも代表的○○○○病院だよな。

434 :卵の名無しさん :2006/08/10(木) 19:24:35 ID:TyuQ5XYS0
>>341
院長がやたらと張り切っているのは○○病院かな。総務部長となると、市立病院で総務部
までは作らないと思われ、県立である○○病院でしょうか。全て想像ですが。○○は持ち直
しつつあるらしい、なぜなら市長から病院の全医師に、「医者がなぜ○○を去るのか」、「今
後どうすれば○○に医者が来るのか」とアンケートがあったらしい。結果は「市長、お前が口
出すな」が圧倒的だったとか。「真摯に受け止める」と市長に言われて、病院が活気付いてい
ると、医局員からメールが来てたよ(先日まで、半泣きだったのに >30)。

436 :卵の名無しさん :2006/08/10(木) 19:38:31 ID:TyuQ5XYS0
>>433
○○病院もひどいのですか? うちの医局員からは悪い話は聞いていませんが、よろしければ
教えて下さい。医局長に伝えます。派遣医局員の立場上、何科であるかは明かせませんが。
ひどい環境が当たり前だと本人が思いこんでる様(いわゆる奴隷)でしたら困りますので。

461 :卵の名無しさん :2006/08/10(木) 22:03:17 ID:oXfsJLWo0
>436
ひどいなんてもんじゃないだろう。
中堅以下を奴隷労働させて部長以上の年寄りは惨状を放置。
人数が減っても当直の肩代わりもしないで 一日遊んでいる○○の部長とか。
今から逃散が加速するから今年度で自然崩壊するだろな。

633 :ドロッポ君 ◆5U/2.NexB2 :2006/08/12(土) 06:54:38 ID:/mBCVh/e0
うわさの、のじぎく県内の話ですが、
○○市民病院では周囲や、自院内からの逃散に怖じ気づいて
医師の給料を若干増やしたという噂があります。
詳しい方教えてください。

671 :635 :2006/08/12(土) 12:26:41 ID:KkBtpIqK0
みなさんはこのスレで話題になっている○○と○○のどちらに赴任した
いですか?

もう数年前の話だけど、漏れの若い頃、この話を聞いた半年後ぐらいに、
マジでその選択を迫られた事があり、即座に○○を選んだ(当時は、田
舎だけど割と人気の病院だった)。いまなら逃散するけどね。

では、患者さんを診てきます。飯くえたかな。

678 :卵の名無しさん :2006/08/12(土) 13:48:07 ID:T0Bdwnto0
>676
○○はな、昔いた副院長とか部下を大事にする面々が定年で辞めてから一気にひどくなった。
市長も昔のヤクザ市長は金の面では汚い香具師だったが医師の大事さだけは理解できていた。
今のこの病院の上層部は医師を壊れたら取り替えの効くパーツとしか思っていない(人間とも
思っていない)糞ばかりだよ。
院長、副院長、医務局の役付の連中、同じ医師のくせに部下が何人死んでもかまわないと
平気で公言するようなDQNの集まりだ。
ここだけは死んでも赴任するべきではない病院だろうな。

続くスレッド、【燃料】僻地医療の自爆燃料を語る29【大杉】より。


240 名前:卵の名無しさん :2006/08/17(木) 23:49:58 ID:FvpoMdKy0
前、話に出ていた兵庫県中部の県立病院。今日、話が伝わってきたけどヤバそうだね。
前線の医師が減って一人当たりの業務量が増えても、全然仕事も出来ない年寄り医者
連中は「おまえら若いもんがもっともっと働けばすむことだ」と無視するばかりだそうだ。
院長や総務部長が「医者は過労死するのがいい」って言ったのはここの病院のことじゃ
ないの?
神戸大学もこんな病院だけは人送っちゃだめだよ。殺されるよ。

241 名前:卵の名無しさん :2006/08/17(木) 23:54:02 ID:6kGmfoKt0
>>240
前スレ>>341>>671>>678
>○○病院院長「最近の若い医者には過労死するくらいの覚悟でやるやつはおらんのか!」
>○○病院総務部長「医者は適当に過労で死んでくれる方が好都合」

とまあ、
 若い医師は過労死するまで使い捨てられる
と噂されていたのである。

で、柏原病院は、
 常勤の麻酔医不在で救急受け入れ制限
に陥った。
1/25付神戸新聞より。


機能失う3次救急病院 麻酔科医不足、重症者を制限

麻酔科医不足に悩む兵庫県立姫路循環器病センター。救急の「最後のとりで」が揺らいでいる=姫路市西庄甲(撮影・岡本好太郎)
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/Images/00813115.jpg

 麻酔科医不足が兵庫県内の救急医療に深刻な影を落としている。「最後のとりで」の三次救急病院でも、県立姫路循環器病センター(姫路市)や県立柏原病院(丹波市)で麻酔科医の退職が相次ぎ、脳卒中や交通事故などの重症患者の受け入れを制限せざるを得ない状況だ。背景には、手術件数の急増で勤務が過酷になる中、勤務医が独立して「フリー麻酔科医」になる動きがある。(社会部・田中伸明、今泉欣也)

 「姫路循環器病センターの受け入れ制限で、脳卒中患者の緊急手術が急増した。うちも麻酔科医は足らないのに」-。姫路市内の病院関係者はため息をつく。
 姫路循環器病センターは、播磨地域の救命救急センター(三次救急)を担う。しかし、昨年十二月に同市の男性が十七病院に救急搬送受け入れを断られ、死亡した問題では、循環器病センターの内科や外科医の不足を受け、救急隊が搬送の打診先から同センターを外していたことが発覚した。
 さらに、循環器病センターでは二〇〇四年には七人いた常勤の麻酔科医が、〇七年には一人に激減。今年に入って二人になったが、二十四時間の対応は不可能という。「最後のとりで」が機能不全に陥っている。
 丹波地域の三次救急を担う県立柏原病院では、麻酔科の常勤医がゼロになり、脳卒中の患者の受け入れを停止。三次救急への格上げが予定されている県立加古川病院(加古川市)も、麻酔科医は二人だけだ。県立病院では、ほかに塚口病院(尼崎市)でも不在になっている。
 麻酔は、医師免許を持っていれば原則誰でもできる。しかし、交通事故や脳卒中などの重症患者の場合、手術前後の患者の呼吸や血流などを管理する麻酔専門医の役割は重要さを増している。
 救急病院では、麻酔科医が「集中治療部長」や「救急部長」の肩書きを持つことも多い。県立がんセンター(明石市)の尾原秀史・麻酔センター長は「特に救急医療で麻酔科医は欠かせない」と強調する。
 循環器病センターの現状について、姫路市消防局は「心筋梗塞(しんきんこうそく)など循環器系疾患を除けば、昼間でも重症患者の受け入れは難しい状態」と指摘する。
     ■
 県立病院は従来、主に神戸大医学部から麻酔科医の「派遣」を受けてきたが、医局の人員不足で供給がストップ。新臨床研修制度の導入に加え、病院や大学に属さない「フリー麻酔科医」の増加が不足に拍車をかけている。
 「独立志向」の背景について、循環器病センターの梶谷定志・救命救急センター長は「勤務医は体力と精神面の負荷が大きい上、フリーでいろんな病院に行く方が高収入が得られる」と話す。
 県立病院の関係者は「循環器病センターをはじめ、公立病院はフリー麻酔科医に頼らなければやっていけない現状だが、一部では、術前、術後の管理を十分してもらえない問題点もある」と打ち明ける。
 県病院局は、麻酔科医への手当の増額を検討しているが、「抜本的な解決は難しい」という。神戸大医学部で麻酔科教授を務めた尾原麻酔センター長は「学生や研修医に麻酔科の重要性ややりがいを伝え、地位を向上させることが肝要だ」と話している。
(1/25 09:47)

というわけで、
 丹波地域で脳卒中で倒れたら、地域内には三次救急病院がない
のである。
麻酔科だけではない。
前から撤退を噂されていた整形外科は、2人が3月末に、残る1人も6月末に退任することになった。
2/13付神戸新聞より。


整形外科の常勤医、6月末で不在に 県立柏原病院

 丹波市の県立柏原病院に勤務する整形外科医三人のうち、二人が三月末で離れることが十二日、分かった。残る一人も六月末で離任予定。医師が所属する神戸大学の人事異動のためで、補充される見通しは低く、整形外科が休診となる可能性が出てきた。常時手術が可能な医療機関は市内では同病院だけだったが、すでに手術や入院の受け入れを休止している。
 整形外科の患者数は、昨年四月から今年一月までが一日平均三十三・二人。交通事故で運ばれる救急患者の約七割は、整形外科の治療を受けている。地域的には高齢者の転倒による骨折も症例として多い
 今回、医師の離任が決まったのを受け、同病院は六月末までは外来治療や経過観察を続けるが、入院が必要な患者は原則として断っている。同病院は篠山市の兵庫医大篠山病院など近隣の病院などに協力を依頼した。
 柏原病院は丹波圏域の中核病院との位置づけだが、昨年だけでも麻酔科、脳神経外科、耳鼻咽喉科で常勤医がゼロとなり、整形外科医の補充がなければ計七科目で常勤医が不在となる。
 同病院ではさらに、外科医七人のうち、血管外科が専門の医師ら二人が三月末で定年や人事異動で離任する。昨年六月に呼吸器の専門医もゼロになっており、これで外科は消化器の専門医だけになる。
(2/13 11:28)

柏原病院は、もう
 地域の中核病院としてはボロボロの状態
なのだ。
NHKの番組だけ見ていると
 他の科は問題ないような印象
だったが、実際は、外科が完全崩壊寸前で、常勤麻酔医がいないから
 4月からは消化器の予定手術のみ
になるはずだ。

(追記 2/15 15:20)
しかし、小児科が存続したとはいえ、
 外傷を扱う整形外科不在
では、子どもが大けがをしたら、柏原病院では対応できないってことだよね。耳鼻科がいないから、子どもがよくかかる中耳炎なんかも診られないし、脳外科もいないから、頭を打って様子がおかしいとなると、どこかに搬送しなくてはいけない。
要するに、
 総合病院であっても、重症例はよそに送らざるを得ない、地域中核病院
なのだ。

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コメント

はじめまして。鋭い切り口のエントリー、いつも楽しく読ませて頂いてます。
前半の苫小牧の病院ですが、苫小牧市立病院(旧称・苫小牧市立総合病院)でした。あそこの二次救急は、市立と王子総合病院の2つのみでの輪番なので、結構大変です。
特に、市立は奇数日担当なので、奇数月末は翌日連チャンですし、大晦日〜元日が必ず当たるので辛いんですよね。
番組では3時間仮眠が取れたとあったので、たまたま比較的静かな日にあたったようです。

投稿: 維谷 | 2008-02-16 22:55

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受信: 2008-02-15 07:47

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