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2008-03-02

平城遷都1300年記念事業の最低キャラ「鹿坊主(仮称)」の破壊的インパクト(その3)奈良県民が反対運動始める 詰め腹要員は総務省からの出向キャリア 平城遷都1300年記念事業協会杉田憲英総務部長か 12人のデザイナー21案に奈良県はいったいいくら払ったのか

 2008-02-25 平城遷都1300年記念事業の最低キャラ「鹿坊主(仮称)」の破壊的インパクト
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/02/1300_8967.html

 2008-02-26 平城遷都1300年記念事業の最低キャラ「鹿坊主(仮称)」の破壊的インパクト(その2)電通が牛耳るこのイベント、デザインコンペではなく、籔内佐斗司に絞ってデザイン料は500万円って県民の税金の無駄遣い 来月は朝日×松岡正剛というバブルの残り香漂うシンポも開催→県立病院医師の残業代はバックレても、電通に県民の税金をほいほい使う奈良県
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/02/13002500_99e7.html
の続き。

これが問題のキャラクター、鹿坊主(仮称)。Nara1300

奈良に住む人間としては
1. 勝手に県民税を500万円も使ってこんなグロいキャラクターを決めないでくれ
2. これから鹿坊主は奈良県内はもちろん、あちこちに展開される筈。「環境公害化」するのは目に見えている
3. その「環境公害」にも県民税を使うのだから、二重三重に勘弁して欲しい
というのが偽らざる気持ちだ。
 いったいこのキャラにいくら県民の税金を浪費するつもり
だ、奈良県。

で、昨日、反対運動の集まりが開かれた模様。毎日より。


平城遷都1300年祭:マスコットキャラに市民から批判

 奈良県で2010年に開かれる平城遷都1300年祭のマスコットキャラクターに対し、「かわいくない」など批判的な声が相次ぎ、1日には市民が白紙撤回を求める活動を始めた。国宝・彦根城築城400年祭の「ひこにゃん」(滋賀県彦根市)、のじぎく兵庫国体の「はばタン」(兵庫県)の例など、キャラクターの人気が事業の盛り上がりを大きく左右しており、主催者も対応に苦慮しそうだ。

 1300年祭は世界遺産の平城宮跡(奈良市)を主会場に季節ごとのイベントを開く計画で、総事業費約100億円。キャラクターは、県などで作る平城遷都1300年記念事業協会(http://www.1300.jp/)の選定委員が、デザインの専門家12人の計21案から選んだ。シカの角を生やした童子のイメージで、東京芸術大大学院教授の彫刻家、籔内佐斗司(さとし)さんの作品。著作権は500万円で買い取った

 先月12日に公表し、愛称を募集中。約2週間で2000件を超える応募があった半面、ホームページなどを通じて約200件の批判意見が寄せられた。「仏に角を生やすなんて侮辱だ」「一般公募で再検討を」などが多いという。

 奈良市のマジシャン、陽群(ひむら)誠さん(26)がインターネットで反対運動を呼び掛けると120人以上が賛同。1日には「1300年祭を救う会」を結成し、署名集めなどで撤回を求めていくことにした。

 協会の杉田憲英総務部長は「大切なのは事業で何をするか。現時点では変えるつもりはない」と話している。【花澤茂人】

 ▽フリープロデューサーの木村政雄さんの話 キャラクターはイベントへの第一印象を決めるもの。まず人目を引き、うけるものを作ることが大切。「ひこにゃん」や「はばタン」を見ても、今はやるものはシンプルなものだが、こんな写実的なデザインがなぜ選ばれたのか理解に苦しむ。県民の力で記念祭を盛り上げていくなら、県民の意見を広く聞くべきだった。

県民になんの相談もなく、キャラクターを、
 電通が決め打ちしたデザイナーに21案作らせて、その中から選んだのが「鹿坊主」
というアホな選定経過を含め、
 現時点では変えるつもりはない
と発言した
 平城遷都1300年記念事業協会の杉田憲英総務部長
が、いまのところの
 何かあったときの詰め腹要員
ですね。で、この杉田憲英総務部長は、去年
 総務省から奈良県に出向してきたキャリア官僚
である。現在38歳。前任の廣野隆信氏は、現在奈良県総務部次長。キャリアの出向は3年くらいですか? 3年なら1300年事業本番の最中に本省に戻るってことになるのかな。
出向キャリアの仕事は
 大過なく勤め上げること
なんだが、よりによって1300年事業の総務部長というのは
 貧乏くじ
ですね、杉田総務部長。ハナから
 うまくいくはずがないお荷物事業
なわけで、官僚的答弁を繰り返すしかない立場ですか。

ところで、上記毎日の記事で明らかになったのは
 12人のデザイナーに21案作らせた
ってことで、これにも
 県民税からデザイン料は支払われている筈
である。
 一体、各デザイナーと没デザインにそれぞれいくら払ったのか
その明細を県は明らかにしろよ。そもそも
 そのデザイナーだって電通決め打ち
だろうが。あと
 デザイナー選定のために電通にいくら払ったか
も明らかにしていただきたい。
 鹿坊主が決まるまでに一体総額でいくら県民税を使ったか
を是非知りたいですね。絶対
 著作権料500万円だけ
なんてぬるい金額ではないはずだ。

ところで、この事業の立ち上げ当初には
 「ゆとり教育」の寺脇研
 故・河合隼雄先生(当時は文化庁長官)
が関わっていたのだが、河合先生は世を去り、寺脇研も文科省を退官した。エヴァンジェリスト2人を失って、計画だけが残っている形だ。
当初は350億規模という
 どう考えてもダメな税金垂れ流し計画
だったが、最近知事が替わってから
 100億規模に縮小
したところだが、その前に
 どうして見直すか、きちんとした説明がない
のである。つか、もう
 計画全体の抜本的見直し
をした方がいいんでないの、奈良県。こんなもんに100億使って
 県立病院職員の残業手当は払わず、医師・看護師が現場から立ち去るのを座視している
のが奈良県。いや〜、
 いま奈良県で生きている人よりも、「イベントで土建屋と広告代理店を儲けさせる」のが肝要
ですか。「死の商人並の銭勘定」ですな。さすが
 大仏商法
で鳴らしただけのことはある。もっとも今度の大仏商法は
 医師や看護師が減って、病院がなくなり、搬送先そのものがなくなって、命に関わる事態になる奈良県民の菩提を弔うための仏様要請
ですが。

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コメント

最後の菩提はきつすぎる皮肉ですが、地球博や、束京ディズ二-ランドで秘密裏?に行われている「急患者をとっとと敷地外に追い出し、見掛け上は急死者ゼロ」というおめでたい仕組みも奈良県全域において本気で必要になるんでしょうね、このままだと。(黒)

投稿: miskij | 2008-03-07 01:02

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