平城遷都1300年記念事業の最低キャラ「鹿坊主(仮称)」の破壊的インパクト(その6)汐留の電通新社屋には籔内佐斗司の彫刻が 電通が作品お買い上げの御用達作家
電通が仕切る
平城遷都1300年記念事業
だが、実は
鹿坊主(仮称)の作者籔内佐斗司は電通お気に入りの作家
だった。
電通がお買い上げして、汐留の電通新社屋に置かれた作品は、籔内佐斗司ご本人のサイトに、ちゃんと掲載されている。
電通新社屋
要するに
電通が県にデザイナーを推薦
した段階で
電通御用達作家から選んだ
ってことですな。
ちなみに
参議院
にも
東大寺整肢園
も籔内左斗司作品がある。東大寺整肢園は作者からの寄贈かも知れないけど。
籔内左斗司に決まった経緯について、2/13付の産経の記事が触れている。
平城遷都1300年祭 協会「走りながら考える」
2月13日7時51分配信
(略)
また、マスコットキャラクターの選考過程にも疑問が残る。公募することもなく、大手広告代理店を通じて選んだデザイナー候補者の中から、すでに昨年3月には1人に絞りこんでいたという。国宝彦根城築城400年祭の「ひこにゃん」を顕著な例として、マスコットキャラクターが大規模イベントに果たす役割は決して小さくない。なのに、なぜ公募もなく約1年も前にキャラクターを内定し、かつ公表しなかったのか。愛称募集でも盛り上がりに欠けることが懸念される。
デザイン料や著作権料は500万円。前回の仏の手をイメージしたシンボルマークには1300万円をかけた。こうした出費の「説明責任」を、関係者は満足に果たしているだろうか。
(土塚英樹)
昨年3月というと、まだ
柿本善也前知事の任期中
である。昨年4月8日に選挙が行われていた。
すると、この籔内左斗司に決定した時系列は
1. 2007年3月以前 電通から、11人のデザイナーの21案が出される
2. 2007年3月 電通が推薦したデザイナーの中から籔内左斗司に決定、おそらくデザインも決定
3. 2007年10月20-11月25日 興福寺で「籔内佐斗司 in 興福寺 興福童子の秋祭り」開催
4. 2008年2月12日 「鹿坊主(仮称)」を含めた平城遷都1300年事業の計画が奈良県荒井正吾知事によって発表される
という流れだ。
つまり
籔内左斗司の「鹿坊主(仮称)」に昨年3月あたりに決定
していたから
興福寺の「籔内佐斗司 in 興福寺 興福童子の秋祭り」というイベントが成立
したのではないか、とネットでも散々指摘されているのだ。
「籔内佐斗司 in 興福寺 興福童子の秋祭り」については、見に行った方の報告がある。testuwancoさんのblog「神戸阪神地域芸術文化情報」より。
久しぶりの奈良(13)籔内佐斗司 in 興福寺 興福童子の秋祭り 2007年 11月 04日
上記記事には、ポスターなども掲載されている。
なんか、
電通仕切りの地方イベントでありがちな「利益誘導」の匂い
がぷんぷんしてますね。しかも
財政が厳しい奈良県から電通に多額の県民の税金が流れる
という異常事態だ。
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コメント
mixiのニュースに対する日記を丹念に見ていったところ、荒井知事と籔内氏の怪しい関係が意外な所にあると示唆されてました。(念のため、魚拓も確保済み)
http://www.uwamuki.com/j/museJ.html.data/tenjishitu/todaiji/todaiji/youshi.html
ついでにいえばaraishougo.net というドメインも飛んでます。
googleのキャッシュは時間が来ると消えてしまいますが、webarchiveは永久保存ですね。
投稿: miskij | 2008-03-13 00:51