東大寺二月堂修二会(しゅにえ=お水取り)十二日目@3/12-3/13未明 お水取り
3月12日は、
籠松明とお水取りの日
である。
南大門の外側東にある
東大寺図書館(画像はクリックすると拡大します)
は、12-13はお休みだ。
境内も、早い時間から交通規制が敷かれる。
午後5時を過ぎると、二月堂参道を上がれなくなる。
今夜というか明日未明に行われる修二会の付加儀礼
お水取り
を待つ閼伽井屋。
門柱に注連縄が新たに張られている。
3時ちょっと前に二月堂に上がったら、
もう下りてください
という指導が入っていた。籠松明は大きいので舞台の後ろの板戸を閉めてしまうのだ。
東の局の前で作業をしていた東大寺の方に聞いたら
北の休憩所は営業中
だそうなので、行く。
今日はこんな看板が立っている。
お品書き。
残念ながら
うどんはつゆがまだなんで四時から
ということで間に合わず。
おいなりさんにした。これはOEM。
こんな旧式のおくどさんに火が入っている。
まだまだ現役。
四月堂が開いていたので、ご本尊の千手観音樣にお経を上げ、奈良博に寄って一旦帰宅。
夜11過ぎに家を出る。
お水取りは1時半からと聞いていたので、2時間前で大丈夫かと思ったら、すでに結構な人出。
階段の下で待つ間、二月堂から五体投地の音が響く。
近くにマスコミ関係者が多数いて、
今年の五体投地は音がぼこぼこいうな
(五体投地をする)板を裏返しに設置したのと違うかな
なんかかなり痛い、って話だな
などと、話しているのが聞こえた。
今夜は暖かい夜だったが、朝日新聞のカメラマンのおにいちゃんは寒がっていた。下半身の防寒が不足していたらしい。報道陣も三脚禁止なので、みんな頭をひねって、カメラの工夫をしていた。
「東香水講」の提灯が門柱に下がる閼伽井屋正面。
この中で完全非公開の「お水取り」が行われる。
閼伽井屋の門柱に下がる提灯。
東大寺の方がぶら提灯を明かりに、蝋燭を換えに来ていた。
雅樂の音が響く中、お水取りが始まる。
神仏習合の形をはっきり残している。
明かりは松明とぶら提灯のみ。
若狭井から汲んだ水を二月堂に運んでいくところ。
閼伽水の桶を運ぶときに、練行衆が法螺貝を吹き、雅楽がそれに続く。
今年は少し始まるのが早かった、という話だった。
写真で見るとかなり暗い印象だが、実際には松明の明かりが相当明るいので、閼伽井屋での行事以外は、だいたい見える。
閼伽井屋には、限られた人間しか立ち入ることができない。お水取りの行法は、秘法で、真っ暗な中で行われる。閼伽井屋の戸が閉まるゴトンという音が、2度ほど聞こえた。
お水取りの行法もツアーに組み込まれていて、二月堂裏参道の駐車場に、迎えのマイクロバスが来ていた。
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