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2008-04-11

ラサ燃える(その34)「在日中国人は35万人、1/10が行けば3万5000人、1/100でも3500人」長野へ聖火リレー応援に行く留学生たち→朝日の4/3付社説「チベット―福田首相はもっと語れ」の要約を日本語の授業で宿題にされて困る留学生

中国人留学生の掲示板(中文簡体字)を眺めていたら、26日に長野で行われる聖火リレーについて、こんな発言があった。(もとは中国語)
 在日中国人は35万人、1/10が長野に行ったら3万5000人だ。1/100でも3500人いる。
いや〜、3500人も在日中国人が押し寄せたらどうなるのよ、長野。
26日は土曜日。地元信州大学の中国人留学生だけでなく、近隣から大挙して応援に来るだろうな。掲示板では東京出発組を募っていた。

絶対に外国人登録証を忘れて出かける留学生諸君がいるだろうな。やれやれ。

掲示板を見ていて気がついたんだけど、
 藏独(チベット独立派)
は、
 ZD

 西蔵

 XD
とピンインの略語で書いてあった。

留学生が日本語の授業で悩んでいる。( もとは中国語)


 今日、日本語の先生がチベット関係の日本文を持ってきて、宿題にした。どうしたらいいだろう。
 宿題の中身は、チベット関係の文章を要約するというもの。感想文ではない。自分も含めて3人の中国人留学生が当たった。
 1. 学校に文句を言う
 2. 個別に先生に会って、相談する
 3. 政治的な文章を(教材にするのは)配慮を欠いていると自分は思うと、宿題を発表するときに、先生にいう

で、その
 チベット関係の文章
というのが、これだ。4/3付の朝日の社説。


チベット―福田首相はもっと語れ

 ものものしい警戒の中で、北京五輪の聖火リレーが始まった。平和の祭典がいよいよ近い。それを知らせるものなのに、世界の国々が中国に向ける視線は厳しさを増している。

 チベット自治区のラサで起きた騒乱は周辺にも広がり、今もデモや衝突が伝えられる。数百人の僧侶が拘束されたとの情報もある。いったい何が起きているのか、肝心の中国当局から信頼できる情報が出てこないことにいら立ちは募るばかりだ。

 中国政府は、騒乱はダライ・ラマ側の策動によるものとして強硬姿勢を崩さない。情報統制を続ける一方で、僧侶や住民の抗議行動を力で抑え込もうとしているように見える。

 19年前の天安門事件を思い起こした人もいるに違いない。

 いまの中国が持つ存在感の大きさは当時とは比較にならない。経済力はいうまでもなく、五輪を開催できるほどに国際的な信頼を得るに至った。そこには、人権を大事にする国へと中国が変わることへの期待も込められていたに違いない。

 それを無にするような事態だ。国際社会が非難の声をあげるのは当然のことだろう。

 チェコやポーランドなど、五輪開会式に首脳が出席しないという動きが広がっている。ブッシュ米大統領は出席の方針だが、議会には出席を取りやめるべきだとの意見も出ている。

 この現実を中国政府はもっと深刻に受け止める必要がある。各国との経済面での相互依存が強まっているから非難はしのげるだろう。もし、そう見ているとすれば誤りだ。

 中国はダライ・ラマ側との対話に極めて消極的だが、昨夏まで水面下での接触は続けていた。これ以上状況を悪化させないために、せめてそれを再開できないか。ダライ・ラマ側は「独立は求めない」と明言している。事態収拾に向けて、一歩でも歩み寄ることは不可能ではなかろう。

 拘束した僧侶らを釈放する。自治権の拡大について住民と対話する。少しずつでも信頼を取り戻す余地はあるはずだ。

 それにしても、福田首相がこの問題をはっきり語ろうとしないのは納得がいかない。「双方が受け入れられる形で、関係者の対話が行われることを歓迎する」。こんな発言では、何も言っていないに等しい。

 胡錦濤・国家主席の訪日を5月に控え、できるだけ摩擦は避けたいという気持ちなのだろうか。だが、この問題の大きさを見誤ってはならない。

 中国が国際社会から非難され、信頼を失うのは、隣国の日本にとって見過ごすことのできないことである。首相はチベット問題の深刻さを、もっと明確な言葉で中国に語るべきだ。

どうもこの宿題に悩む留学生は最後の赤字にした段落が気に入らないので困っているらしい。

ふ〜ん。留学生って
 国際問題に出身国が関係した場合、この手の課題をやらされる
ことは、結構あると思うけどな。それも、感想文を書くわけじゃなくて、要約するだけの宿題。簡単じゃないか。
宿題をやった上で、朝日の社説の主張が気に入らなければ気に入らないと、日本語で言えばいいだけの話なんだが。日本では発言の自由は保障されている。発言の自由があると言うことは、他人の意見にも耳を傾けなければならないということなのだ。自分の言い分だけ通して、違う意見を受け入れないのであれば、自由主義陣営の日本で勉強する必要もないだろう。それは中国でできる。
しかも、一番中国寄りの朝日の社説で文句を言っているということは、あまり日本語が得意じゃない留学生なんだろうな。

ちなみに、わたしの中国語初級の教科書は
 基礎漢語
だ。最初の頃のエディションを清水茂先生が退官されるときに頂いたのだが、ちゃんと
 日本鬼子
という罵言が踊っている、文革期の二重の意味で素晴らしい教科書である。語学的に見れば、中国語の教科書としては、かなりの水準だった。書いてある中身は、日本人であることがイヤになる教材を含んでいたが。
そんな教科書で初級中国語を学んだわたしとしては、上記留学生の言い分は
 独生子(一人っ子)のわがまま
としか思えませんな。「日本鬼子」が中国人の子どもに向かって
 お前を殺すぞ
と脅す
 海娃送信
とか、暗唱したぞ。

件の留学生は


 日本語の先生は、日本の中国侵略史について書いた文章をオレが持っていっても平気なのか?

と言ってる辺りが、やはり
 大事に育てられた独生子かつ「反日教育世代」
ですな。てか、方向が間違っているし。
教師に喧嘩を売るのはいいけど、喧嘩には売り方がある。

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コメント

>教師に喧嘩を売るのはいいけど、喧嘩には売り方がある。
これは名言ですね。心にとめておきます。
でも私はマ○ドナルドやす○屋のバイトさん以下の労働条件で働くしがない大学非常勤ですので、喧嘩を売られても困るんですね。専任に言ってよ、って。

投稿: すずむし | 2008-04-11 10:23

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