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2008-04-21

ラサ燃える(その45)東京華人網の「放火予告書き込み」を信濃毎日と日刊スポーツが取り上げる@4/21

2008-04-19 ラサ燃える(その42)在日中国人留学生掲示板で「善光寺に放火する」という予告書き込み→ヤフオクで著作権侵害フィギュアを大量販売していた人物と同一人物説が浮上
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/04/post_4748.html

2008-04-21ラサ燃える(その44)東京華人網よりアクセスありがとうございます
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/04/44_9600.html

の続き。
今朝の信濃毎日に、東京華人網の「放火予告書き込み」に関する記事が載っていた。


聖火リレーの出発地辞退、善光寺本堂に落書き
4月21日(月)

白いスプレーのようなもので楕円状の模様が落書きされた善光寺本堂の柱

 北京五輪聖火リレーの出発地辞退を18日に発表した長野市の善光寺で20日早朝、国宝の本堂の柱や板戸の計6カ所に落書きがあるのを職員が見つけ、長野中央署に届けた。いずれも線や楕(だ)円を描いた模様。リレーとの関係は不明だが、善光寺は同日、警備員を増やすなど警戒態勢を強化した。県警も同日、警戒強化を指示。長野中央署が建造物損壊と文化財保護法違反の疑いで調べている。

 落書きは白いスプレー状の塗料で、最大縦80センチ、横60センチ、小さいもので縦横15センチほど。本堂北側に4カ所、西側に2カ所あり、「堂番」と呼ばれる本堂を管理する職員が朝の巡回で見つけた。19日午後11時ごろの見回りでは気付かなかったという。

 境内は24時間自由に出入りできる。善光寺によると、本堂には堂番2人が泊まり込み、本堂の東南側には警備員の詰め所もあるが、落書きされた場所は、ちょうど死角に当たり、夜は真っ暗になる。

 このため、善光寺は19日から2人増やして4人にした夜間の民間警備員を、20日からさらに2人増員。また現場付近に投光器を新設し、二年参りなどの際に三門(山門)から境内を照らす照明も当面、夜間は使うことにした。

 この日は午後8時から警備員6人が巡回を開始。インターネットの掲示板に寺に放火するといった内容の書き込みがあったとして、消火器を持って本堂に立つ警備員もいた。

 塩尻市から参拝に来た男性(52)は「リレーに乗じたものとすれば卑劣」と怒った。子どもと花見に来て立ち寄った市内の主婦(22)は「いくら何でもひどい。善光寺に落書きだなんて」と残念がっていた。

 若麻績信昭・寺務総長は「落書きの知らせを聞いた直後は、聖火リレーとの関連性を疑ったが、落書き自体からはメッセージが読み取れない」と話しつつ、「国宝を傷つける許し難い行為」と憤った。

 現在の善光寺本堂は1707年に建てられ、江戸中期を代表する寺院建築として1953年に国宝に指定された。

おお、善光寺は、放火に備えて人員を配置しましたか。国宝に放火されるようなことになったら、とんでもないことだ。

日刊スポーツでは、東京華人網の「放火予告書き込み」について、かなり突っ込んで書いている。


善光寺に放火予告、サイトに書き込み

 26日に長野市で行われる北京五輪聖火リレーで、出発地を辞退した同市の善光寺に対し、ネット上で「放火予告」を思わせる書き込みがあったことが20日、分かった。日本に住む中国人らが集まるサイトに何者かによって書かれていた。日本人もネット上で、警察への通報を相次いで呼び掛ける事態になっている。一方、同日善光寺では、国宝の本堂に複数の落書きがあるのが見つかった。長野県警では警備態勢を強化する方針で、本番に向け緊張が高まっている。

 放火を予告するかのような書き込みがあったのは、東京など日本に住む中国人らが集まるコミュニティーサイト。26日の聖火リレーの応援のため、中国人らが一緒に、東京からバスで長野に行くツアーの告知文に対するコメント欄に18日深夜、書かれた

 自称埼玉県在住、28歳、未婚の男が中国語で「私は火をつけて燃やしに行く。あなたたちは必ず、ガソリンをたくさん持っていくのを忘れるな」という趣旨の文章を書き込み、文中に「善光寺」の文字があることから、善光寺への「放火予告」と思われる。

 周囲へのガソリン持参も呼び掛けていることから、「集団放火テロ」をあおっているとも受け取れる、過激な内容だ。

 正体は不明だが、中国人らが集まるサイトのため、日本の一部掲示板やブログ、中国関連サイトなどでは「日本に住む中国人による放火予告」の可能性が高いと解釈され、この書き込みに対する怒りや恐怖、警戒を呼び掛ける書き込みが20日、殺到する騒ぎになった。警察への通報を呼び掛けたり、予告者の逮捕を求める声が相次いでいる。

 この「放火予告」について善光寺では20日夕「現段階では把握していない。確認して、対応を考えたい」と述べた。長野県警では「聖火リレーに関しては、ネット上を含めさまざまな情報、通報が寄せられている」と話した。

 中国では、ネット上の掲示板に書かれた過激なメッセージなどを通じてナショナリズムが高揚し、外国への批判を強める運動が起きることがしばしばあった。今月上旬にも、パリで聖火リレーが妨害されたのを受け、中国の多数のネットユーザーが、フランス系スーパー「カルフール」での買い物をしないよう、ネット掲示板に「中国の力、ネットの力を見せつけよう」などの書き込みを通じて呼び掛ける運動が始まったばかりだ。

 善光寺をめぐる動きでも、いつナショナリズムが「暴発」するか分からないだけに、予断を許さない状況だ。

 [2008年4月21日8時55分 紙面から]

まあ、日刊スポーツが書いたってのは、面白いね。朝日系でしょ?

ともあれ、東京華人網の当該トピックスを立てた"samurai"氏は、問題の「放火予告書き込み」を、他の参加者が削除しろ、と早い段階から指摘していたにも関わらず、かなり長時間にわたって放置していた。暢気だなと思っていたが、さすがに今日は問題の書き込みを削除しただろうな。
当該トピックスでは、過激な書き込みで揚げ足を取られてはいけない、罪に陥れられるかも知れない、とsamurai氏が呼びかけてから、個人情報を含む重要な連絡はメールでやりとりしているようだ。ま、普通は最初からそうするんだけどな。

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