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2008-04-29

ラサ燃える(その55)東大で博士号を取ったというおそらく在日中国人研究者が「中国人を殴った犯人の画像・映像・証言募集、みんなの力を結集して起訴に追い込もう」と東大の中国人留学生掲示板で呼びかけ

こうした呼びかけを読むと
 日本に留学したからと言って、日本のことが理解できるわけではない
というのがよくわかる。
東大の中国人留学生掲示板「東京大学中国留学人員友好聯宜会」の五輪板に、こんなトピックを立てた、東大で学位を取った中国人研究者(自己紹介では、すでに学位を取って東大からは離れている、という)がいる。


標題: 請大家把毆打中國人的照片錄像證言貼上來!(みなさん、どうか中国人を殴っている写真や映像や証言を貼って下さい!)
發表於 2008-4-27 00:40

請大家把毆打中國人的照片錄像證言貼上來!

請大家把長野破壞奧運火炬傳遞毆打中國人的照片錄像證言貼上來,大家群策群力,聯合起來,起訴他!
(みなさん、長野の聖火リレーを破壊して、中国人を殴っている写真や映像や証言を貼って下さい、みんなの知恵と力を合わせて、奴[=中国人を殴った奴]を告発しましょう!)

"ribenhuaren(日本華人)"を名乗るこの人物が日本で何を勉強し、東大がどういう研究に対して博士号を与えたのか知らないが、今ではみんなが
 オウム真理教がダライ・ラマ14世を政治的に利用した
ことを知っている
 松本智津夫死刑囚とダライ・ラマ14世の会見写真
などの資料を元に、別なトピックスを立てて、
 日本人にダライ・ラマ14世がどんな人物か教えてやる
などと、書き込んでいる、情報弱者である。中国では信教の自由が制限されているから、こうした
 宗教に対する誤解と偏見に満ちた言動
をするわけですな。基本的に、事前に申し込めば、ダライ・ラマ14世には誰でも会える。
一党独裁で洗脳されると、東大で博士を取った秀才でもこうなるという好例だ。
まあ、東大で博士号を取った、ということは、ほぼ間違いなく
 日本政府奨学金(国費)留学生
だろう。日本の税金で学んだ人物が、こうした
 オウム真理教を使ったネガティブキャンペーンなどの反日活動に血道を上げる
のだから、税金って、使い方が難しいものですね。件のトピックは東大の在日中国人留学生掲示板に中国語で書かれている。つまり、
 オウム真理教と関わりを持ったダライ・ラマ14世を支持する日本人
というレッテルを貼り、東大に留学している在日中国人に向かって、日本のチベット支持派を誹謗中傷しているわけだ。だいたい
 日本政府奨学金(国費)留学生に推薦される
ということは
 中国政府のお覚えがメデタイ
のだから、
 優秀な中国共産党員でもある
確率は高いだろう。ま、
 日本の税金で、中国政府の工作員に学位を与えて、しかも職を得させている
のだとすると、いよいよ日本はステキな国だ。

韓国でも
 韓国国民や外国人に乱暴狼藉を働いた中国人の顔や氏名をネットで割り出す
ことが始まっている。日本でそうした動きがないのをいいことに、中国人が
 日本人を傷害罪で告発(たぶん、あのデューク大学の女子中国人留学生にやったようなやり方で)
するのは、おかしな話ですが。日本人でも中国人に殴られた人、いるのにね。
日本人が基本的に争いを好まないというところにつけ込んで、こうした策動をするエリート中国人がいる、ということだ。

しかし、この"ribenhuaren"氏は、日本国内の大学か研究機関、あるいは企業に在籍している研究者じゃないのかな。「東大の博士持ち中国人」なら、就職先はたくさんあるからな。日本で給料を稼いで、反日工作とは、さすが中国4000年の歴史。情報戦には長けてますな。
そういえば、かの偉大なる毛沢東主席は、「武器は前線にある」と言われましたな。「敵の武器を奪え」と。

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コメント

うーむ,別に中国に肩を持つわけではありませんが,たとえば日本以外の国で,理由は何であれ日本人が現地の人間に殴られたとします.そして,その国に住む日本人が一致団結して犯人を捜そうとしたら,それは日本では美談として伝えられるのでは無いでしょうか.その国に住んでいるとか,その国のことを理解しているとかは関係ないでしょう.もちろん,オウム真理教の話に関しては言語道断です.しかし,犯人探しの件で目くじらを立てるのは大人気ないですよ.中国の政策が正しいかどうかは関係なく,人に傷害を加えたことに対して取った行動なのですから,それを非難するのは「中国人には人権が無い」と,まるで中国がチベットに対して言っていることと同じでは.

投稿: s | 2008-04-29 14:54

コメントありがとうございます。
9.11が起きた後、世界中がびっくりしたのは、「犯人が飛行機の操縦をアメリカで学習した」という点でした。
どのみち、日本の留学生制度は、政府の思惑とは違う方向に進んでいます。島国の日本は、収奪にかけては、大陸に4000年は遅れています。
基本的人権は尊重しますが、人の足元を見るような行為については、看過できません。お人好しは収奪されるだけでしょう。
中国人に殴られた日本人が告発しないのは、「若いし、将来がある留学生だから」という親心から来ているところが大だと思います。

投稿: iori3 | 2008-04-29 15:20

中国人に殴られて血だらけになった日本人~長野県警察は・・・
http://jp.youtube.com/watch?v=RwrdcsBDKqE

投稿: bc | 2008-04-30 05:08

うーん。
日本人が中国の税金を使って中国に留学して、現地で大挙して日の丸振り回して暴れて現地中国人をボコボコに殴って、挙句の果てに殴り返してきた中国人の個人情報を集めて起訴しても、日本では美談にならないと思います。
この辺は国民性の違いなんですかね。

投稿: c | 2008-04-30 14:17


中国共産党の「対日本政治工作」文書

http://ryutukenkyukai.hp.infoseek.co.jp/spy_boshi_1.html


一部抜粋

1.基本戦略
 わが党の日本開放の当面の基本戦略は、日本が現在保有している国力のすべてを、わが党の支配下に置き、わが党の世界解放戦に奉仕せしめることにある。
2.解放工作組の任務
 日本の平和解放は、左の三段階を経て達成する。
 イ わが国との国交正常化(第一期工作の目標)
 ロ 民主連合政府の形成(第二期工作の目標)
 ハ 日本人民民主共和国の樹立・天皇を戦犯の首魁として処刑(第三期工作の目標)
3.任務達成の手段
 本工作組の任務は、工作員が個別に対象者に接触して、所定の言動を、その対象者に行わしめることによって達成される。すなわち、工作者は最終行動者ではなく、隠れた使嗾者、見えざる指揮者であらねばならない。以下に示す要領は、すべて対象者になさしめる言動の原則を示すものである。

第一 群集掌握の心理戦
 駐日大使開設と同時になされなければならないのは、全日本人に中国への好感、親近感を抱かせるという、群集掌握の心理戦である。好感、親近感を抱かせる目的は、我が党、わが国への警戒心を無意識のうちに捨て去らせることにある。
 これは日本解放工作成功の絶好の温床となると共に、一部の日本人反動極右分子が発する「中共を警戒せよ!日本支配の謀略をやっている」との呼びかけを一笑に付し、反動極右はますます孤立するという、二重の効果を生むものである。
 このために、以下の各項を速やかに、かつ継続的に実施する。

第二 マスコミ工作
 大衆の中から自然発生的に沸きあがってきた声を世論と呼んだのは、遠い昔のことである。次の時代には、新聞、雑誌が世論を作った。今日では、新聞、雑誌を含めたいわゆる「マスコミ」は、世論形成の不可欠の道具にすぎない。マスコミを支配する集団の意思が世論を作り上げるのである。
 偉大なる毛主席は「およそ政権を転覆しょうとするものは、必ずまず世論を作り上げ、まずイデオロギー面の活動を行う」と教えている。田中内閣成立までの日本解放(第一期)工作組は、事実この教えの正しさを証明した。

 日本の保守反動政府を幾重にも包囲して、わが国との国交正常化への道へと追い込んだのは日本のマスコミではない。日本のマスコミを支配下においた我が党の鉄の意志とたゆまざる不断の工作とが、これを生んだのである。

1.新聞・雑誌
 A 接触の拡大。新聞については、第一期工作組が設定した「三大紙」に重点を置く接触線を堅持強化すると共に、残余の中央紙及び地方紙と接触線を拡大する。

 雑誌、特に週刊誌については、過去の工作は極めて不十分であったことを反省し、十分な人員、経費を投入して掌握下に置かねばならない。接触対象の選定は「十人の記者よりは、一人の編集責任者を獲得せよ」との原則を守り、編集を主対象とする。

強調せしむべき論調の方向
 ①大衆の親中感情を全機能あげてさらに高め、蒋介石一派との関係は完全に断つ方向へ向かわせる。

 ②朝鮮民主主義人民共和国ならびにベトナム民主共和国との国交樹立を、社説はもとより全紙面で取り上げて、強力な世論の圧力を形成し、政府にその実行を迫る。

 ③政府の内外政策には常に攻撃を加えて反対し、在野緒党の反政府活動を一貫して支持する。特に在野党の反政府共闘には無条件で賛意を表明し、その成果を高く評価して鼓舞すべきである。大衆が異なる政党の共闘を怪しまず、これになじむことは、在野緒党の連合政府樹立を許容する最大の温床となることを銘記し、共闘賛美を強力になさしめるべきである。

 ④人間の尊重、自由、民主、平和、独立の強調
 ここに言う「人間の尊重」とは、個の尊重、全体の否定を言う。「自由」とは、旧道徳からの解放、本能の解放を言う。「民主」とは、国家権力の排除を言う。「平和」とは、反戦・不戦思想の定着促進を言う。「独立」とは、米帝との提携の排除、社帝ソ連への接近阻止をいう。


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今回のチベット弾圧や聖火リレーで、日本政府・長野県警・日本のマスコミなどは、中国を守るような行動をくり返してきました。これは、“それだけ中国共産党の「対日本政治工作」が進んでいるから”と解釈すれば、つじつまが合います。


投稿: inpheze | 2008-05-01 16:48

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