« ラサ燃える(その47)長野@4/26→追記あり | トップページ | 長野聖火リレーが「外国人参政権」へ影響 »

2008-04-27

文革時代の大学『基礎漢語 下巻("Elementary Chinese" PartII)』1972年版 第六十二課「参観清華大学」

敬愛する胡錦涛主席の卒業した清華大学が登場する第六十二課。
 造反有理
で、教師を連日批判する学生が英雄になった時代の清華大学とは。
繁体字(一部常用漢字に直した)でお送りする。昔の北京放送風に訳してみる。


參觀清華大學

 上星期我們參觀了清華大學。
 到了學校,我們先跟教師和學生進行了座談,瞭解到不少學生本來是工人、農民或解放軍。這個大學還辦了一些工廠。學生除了學習理論以外,還經常在工廠實踐和參加勞動。座談以後,我們就開始參觀了。
 我們先看了幾個實驗室,又參觀了學校的工廠。這些工廠既能幫助學生很好地解決理論和實踐結合的問題,又能生産一些産品。在汽車製造廠的装配車間裡,我們看到學生和教師、工人正圍著一台機器熱烈的討論。那台機器是學生跟教師、工人一起研究、設計的,他們正在總結經驗。
 我們問一位老教師:”爾當老師已經很多年了吧?”
他説:”已經三十多年了。
 但是我還應該好好兒的向學生學習。他們不但是我的學生,而且在很多方面也是我的老師。”
 這位教師的話給我們留下了深刻的印象。
 參觀結束了,清華大學的同志請我們把意見留下來,我們都説:”祝爾們取得更大的成績。”

(清華大学を参観する

 先週、われわれは清華大学を参観しました。学校に着くと、まず教師と学生と共に座談をすすめ、結構な数の学生が元々は工員や農民、あるいは解放軍であることを理解しました。この大学は他にいくつか工場を経営していました。学生は理論を学習する以外は、なんといつも工場で労働を実践し参加します。座談の後で、われわれは参観を始めました。
 われわれはまずいくつかの実験室を見てから、学校の工場も参観しました。これらの工場は、学生が理論と実践を結合する問題を大変よく解決するのを助けることができる上に、いくつかの新しい製品を生産できます。自動車製造工場の作業場で、われわれは学生が教師や工員の指導の下に、一台の自動車を組み立てているのを見かけました。他のある作業場では、何人かの学生と教師、工員とが一台の機械を囲んで熱心に討論をしているところです。その機械は学生が教師や工員と一緒に研究し設計したもので、彼らは経験を総括しているところです。
 われわれは一人の年長の教師に尋ねました。「あんたは(本来、先生には「あなた」と問うべきだが、文革期はこうした敬語を使うこと自体を嫌った)先生になってから、もう長いこと経つんでしょう?」
 彼は言います。「もう三十年以上になります。でも、わたしはまだもっと学生に学ばなければなりません。彼らはわたしの学生であるだけでなく、多くの方面ではわたしの先生なのです。」
 この教師の話はわれわれに強い印象を残しました。
 参観が終わると、清華大学の同志がわれわれに意見を残すよう求めました。われわれはみんないいました。「君たちがもっと大きな成績を得られますように。」)

「学習理論」の「理論」とは当然ながら「革命理論」のこと。
「同志」は最近廃れているが、1990年前後までは、名前を知らない人に道を聞くときなどは
 同志!
と呼びかけるのが普通だったし、中国語の教科書もそのように教えていた。
教師の権威や伝統的な大学での学問など打破されるべき、という時代の様子がよく分かる課文だ。

|

« ラサ燃える(その47)長野@4/26→追記あり | トップページ | 長野聖火リレーが「外国人参政権」へ影響 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/109312/41006122

この記事へのトラックバック一覧です: 文革時代の大学『基礎漢語 下巻("Elementary Chinese" PartII)』1972年版 第六十二課「参観清華大学」:

« ラサ燃える(その47)長野@4/26→追記あり | トップページ | 長野聖火リレーが「外国人参政権」へ影響 »