トリノ冬季五輪開会式 パバロッティの歌は事前録音
あの気象条件で、高齢のパバロッティに生で歌え、と言う方がムリだったと思う。凍てついた外気の中で、よい歌唱を聴かせたいのであれば、こうするより手はなかっただろう。
CNNより。
パバロッティ、トリノ五輪開会式は「口パク」と指揮者ローマ(AP) 昨年9月に71歳で死去したオペラ歌手で「3大テノール」の1人、ルチアーノ・パバロッティ氏が2006年のトリノ冬季五輪開会式で歌った際、いわゆる「口パク」をしていたことが、指揮者レオーネ・マジエラ氏の近著で明らかになった。
長年パバロッティ氏と仕事で組んできたマジエラ氏によると、パバロッティ氏が同五輪開会式で「誰も寝てはならぬ」を歌った際、故郷モデナで数日前に録音した歌声に合わせて口を動かした。マジエラ氏が指揮した伴奏のオーケストラも、事前の録音に合わせて演奏しているふりをした。
パバロッティ氏は2006年夏にすい臓がんと診断されたが、その以前から激痛を感じており、車椅子も使用していたため、開会式の現場で歌うのは危険な健康状態とみられていた。車椅子を使用していた理由は不明。
この件についてパバロッティ氏の元マネージャーは7日、AP通信への電子メールで、厳寒の冬の夜のイベント出演だったため事前録音を決めたと説明した。パバロッティ氏は1992年のモデナ公演で事前録音を使用し、厳しく批判されたことがある。
トリノ五輪開会式は、マネージャーの言うとおり、
公演でなくイベント
だ。パバロッティが姿を見せることに演出の重点が置かれていたのだから、わたしはパバロッティもオケも責めたくはない。
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