ラサ燃える(その84)ガパ・チベット族羌族自治州理県で大きな余震@5/16 13:26(日本時間14:26現在)
ガパ・チベット族羌族自治州政府のサイトより。
今日、現地時間13:26(日本時間14:26)にM5.7の大きな余震があった。
16日13點26分理縣發生5.7級余震中國阿[土霸]州政府門戸網站 www.abazhou.gov.cn 2008-5-16 來源:阿[土霸]州政府信息化工作辨公室
據阿[土霸]州數字地震台網測定,2008年5月16日13時23分46秒,在理縣雜谷腦鎮發生了5.7級余震,震中位於北緯31°23′,東經103°10′。13時49分11秒再次發生3.2級余震。目前理縣境内部分路段[土丹]方,交通和通訊再次中斷。尚無人員傷亡的報告。(阿[土霸]州地震局)(ガパ州数字地震台網が測定したところによると、2008年5月16日13:23:46に、理県雜谷脳鎮でM5.7の余震が発生した。震源地は北緯31度23分、東経103度10分。13:29:11には再び、M3.2の余震があった。目下、理県内の一部道路区間は地滑りを起こして、交通と通信が再び中断している。なお、人員の死傷報告はない。)
う〜ん、M5.7の余震は、あれだけひどく山崩れを起こしている被災地には痛手となる。せっかく、ある程度道路や通信が通じていたのに、また不通になっているのね。更なる被害がないことを祈る。
理県の地図。南東の境で今回の大地震の震源地[シ分]川県と接している。
雑谷脳鎮=理県県城のことだ。横を雑谷脳河が流れている。
地図を見ると分かるように、[シ分]川県の真西に理県がある。
理県の災害復旧は、更に遅れるのではないか。
| 固定リンク
« ラサ燃える(その83)日本の国際緊急救助隊は青川県西部の関荘鎮へ投入 | トップページ | 2003年5月1日ヨルダン・アンマン空港で毎日新聞五味宏基記者が持ちこんだクラスター爆弾爆発 空港職員1人死亡5人負傷という惨事を招いた毎日が書くコラム余録「クラスター爆弾」@2008年5月18日 »
コメント
中国政府・軍としては、今それどころではないというのは重々承知しているのだが、岡目八目と言う奴で、
直接的被害を受けていない日本は、今回の大震災が鳥インフルエンザ問題に及ぼす影響をそろそろ考え始めるべきではないだろうか。
四川省は元々人と鶏が共に住む環境が多く、鳥インフルエンザの震源地の一つであると理解している。
今回の震災により四川省全域の衛生条件が物理的に極めて低下すること、省民全般の栄養条件の低下により免疫力が劣化する事、
被災者が高密度での混住を余儀なくされる事により感染症の流行が危惧される事、これらは指摘するまでもない。
この条件下で鳥インフルエンザが鳥→人感染をして、更に低栄養・高密度の生活条件下で免疫力が低下した人々の間で人→人感染を繰り返す事により、
パンデミックを引き起こすに足る能力を得てしまう事、それが救援隊や外国人観光客などを経由して全世界に拡散してしまう事、これらをそろそろ危惧し始めるべきではなかろうか。
スパニッシュ・インフルエンザは第一次世界大戦の不衛生と低栄養を糧に成長し、本土は戦火に晒されなかったアメリカや日本でも猛威を振るった。
同様な事態が今回起こり得ないとは言い切れないと思う。杞憂に済めばそれに越した事はないが、一考を要するかと。
投稿: 実松 | 2008-05-17 21:39
鳥インフルエンザはともかく、中国人民解放軍の能力というのが今回で明らかになりましたね。要するに「張子の虎」数だけいてもしょうがない。消防と警察と軍隊がパラハラというのも日本と似ている。中国共産党幹部は全土を掌握していないということか。
投稿: sheepsong55 | 2008-05-19 22:12