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2008-05-11

朝日新聞京都科学部内村直之記者「京都大学学士山岳会と学問の関係について教えて下さい」

朝日新聞のasparaクラブに入ると読めるコラムの中に
 京都の科学部 内村直之記者
の書いたコラムがある。最新のコラムは
 今西錦司のカゲロウ研究
について。このコラム、asparaクラブの会員ならば、誰でもコメントを付けられるのだが、内村直之記者が唖然呆然のコメントを書いていた。
 京都大学学士山岳会と学問の関係について詳しいことを知らないので、教えて下さい
だって。

これって、
 国立大学で登山系の部や同好会に入っている人には常識
じゃないのか。山登りをしないわたしでも、中学の頃に読んだ川喜田二郎の『発想法 – 創造性開発のために』『野外科学の方法―思考と探検』(中公新書)で知っていたくらい、当たり前の話じゃないの。
別に文献読まなくても、京都大学学士山岳会に連絡を取れば、誰かしかるべき人物を紹介してくれるだろうし、京都の街中には学士山岳会のオヤジが屯している飲み屋はあちこちにある。逆に言うと、学士山岳会じゃないとちょっと居心地の悪い飲み屋ってことだ。個人的には、学士山岳会御用達の飲み屋で管巻いてるオヤジはあまり好きじゃないので、なるべく寄りつかないんだけどね。

京都で科学部というなら、京大は外せないだろうし、京大は外せないとなると、いろいろ調べるだろうに。たぶん、内村直之記者には、京大を出た知り合いがいないんだろうねえ。
京都に赴任してきたのは2006年だそうで、京都住まい一年以上経っても、このKYな感じは、京都人に一番嫌われるタイプではないかと、ご同情申し上げる。たぶん、ちょっとした違和感を覚えつつ、京都で取材してるんじゃないのか。
朝日新聞に近い人物では、京大OBで朝日新聞OBの高橋徹氏と連絡取れば、いくらでも
 京都大学学士山岳会と学問の関係
について、懇切丁寧に教えてくれると思いますがね。高橋徹氏は苦手ですか、内村直之記者。
超アウトドア派の高橋徹氏は、朝日を定年退職する以前、中央アジアの調査に行くときの準備を尋ねたら
 普通の砂漠の準備
という、素晴らしすぎるアドバイスをくれた人物でもある。「普通じゃない砂漠」ってどんなんだろ。週末は、たぶん今でも山登りをしていると思う。異常に元気なおじさんである。

今はどうか知らないが、以前は、京大の正門を入った向かって左側の奥に
 京都大学学士山岳会
の看板を掲げた建物があった。京大内部で学士山岳会というと、ちょっと特別な扱いになっていた。経済学部の学生が山で遭難死したとき、その学生のために、経済学部の一室を借りて、「送る会」が開かれる、という異例のことがあった。亡くなった学生の名前は確か「岳」だったから、父親も学士山岳会の会員だったのかも知れない。

内村直之記者は、この伝で行くと
 一澤帆布と京都大学学士山岳会の関係
も知らないんじゃないか。苛酷なフィールドにも耐えられる丈夫な鞄を、というので学士山岳会が作ってもらったのが一澤帆布のあの鞄の始まりだと聞いている。現地で実際に使って、不都合があったり、改良すべきところがあれば、帰国後フィードバックして出来上がったのが、一澤帆布の野外調査用の各種鞄だった。最近はファッションに流れている上に、兄弟が喧嘩別れして、もとの一澤帆布の職人さん達は「信三郎帆布」の方に移ってしまった。
札幌の実家にはまだ、フィールドワーク用の一澤帆布の鞄がいくつか置いてあるはずだ。大学に入ってすぐ調査があったので、月5万円で暮らしてたのに、1万円で買った鞄が最初に買ったものだった。今は亡きご主人が、フィールドワークの場所や、内容を聞いて、選んで下さった鞄である。その後も結構愛用していた。
今は新素材の軽い丈夫な鞄がたくさんあるから、一澤帆布の鞄でなくても、登山も野外調査も大丈夫だけれども、一時期、フィールドワークをする連中は、仲間の目印のように、一澤帆布の鞄を持って出かけた。その当時から、一澤帆布の鞄は、少し高かった。

しかし、内村直之記者は、京大の教養でサル学の授業を受ければ誰でも知っているような話もよくわかってないみたいだ。教養の学生に笑われるようなコラムを書いてて、お金を貰える朝日新聞って、いい会社ですね。

おまけ。
京都大学学士山岳会メンバーが昨年8月末ラダックでトレッキングしている。
「ラダック・ザンスカールの情景」
なんと
 平均年齢69歳という高齢パーティ
だったそうで。ご無事で帰還されて何よりです。
ラダックに住むチベット人や寺院の様子などが活写されている。

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コメント

朝日の記者さん。

京都人はそんなにいけずやないんどすえ

ただ朝日の記者さんが困りやしたら恥ずかしくて可哀想やと思うんで、不思議な質問に困ってしまうんですわ
あんさん、大きな看板背負っておられて大変どすやろなぁ
さぞかし、他の、我々京都人には分からへんような沢山の勉強して忙しかったんでっしゃろうと思いますぅ。
普通のサラリーマンが羨ましがるような扱いを受けたはるから、庶民の暮らし方とは縁がないんでっしゃろうなぁ

京都のこと、いろいろ教えて欲しいって?
いやあ、うち京都からほとんど出たことおへんから、新聞に書けるようなことなーんにも答えられへんわ。
よー知っている人に聞いたらよろしぃ
よー知っている人、教えて欲しいって?
どーしましょ、ぶぶ漬けでも食べていきやすか?

本当に、ぶぶ漬け食べたいって?
いやぁ、ご免なさいね。家族の分しかなかったみたい。
ひと様に出せるような、ええもんあらへんみたいやわぁ
かんにんやでぇ

よー知っている人のとこには、お東さんを上がって、西に入って、ちょっと下がったところで、よー知っている人のことを知っている人を探したらよろしいわ

ほな、さいなら

投稿: Med_Law | 2008-05-12 02:07

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