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2008-07-18

「マスコミたらい回し」とは?(その127)大淀病院産婦死亡事例民事裁判口頭弁論@7/14→順次追加していきます

今日は、大阪地裁で
 大淀病院産婦死亡事例民事裁判口頭弁論
があった。
僻地の産科医先生、たまりょさん、三上藤花さんが傍聴された。

傍聴記は以下に。
僻地の産科医先生。
産科医療のこれから 大淀事件 証人喚問 産婦人科医先生編
大淀事件証人喚問 今日の感想
(追加 7/15 20:58)
大淀事件 証人喚問 高崎さん編

僻地の産婦人科医先生が、この記事の冒頭で


傍聴後にちょっと議論が私たちの間であったのですが、
傍聴中の弁護団のやり取りに、報道や、原告に都合の悪いだろう
と思われるやりとりがあったのです。
「どうしよう?書く??」
と相談しましたが、傍聴にきてブログにまであげている目的は、
新聞には載らない情報をきちんとあげること。
    
歴史で言うなら「一次資料」を目指していて、
(私のはどうもメモが大雑把だし、
「産科医としての分析」が役割なので1・5次資料なんですけれどね)
特に三上さまのと比べていただければ分かると思いますが、
かなり抜けています。
裁判に直接関わることとか、そういうのが目的ではないし。
報道が大いに間違っているのではないか?と思ったからこそ
傍聴に行くようになったという背景があります。
ですから誹謗中傷の目的ではありませんが、
実際にあったやり取りですので、書くことにしました。

と注記されていますが、確かに
 原告側にも報道にも都合の悪い証言
が、原告の夫君から出ています。
(追加終わり)
(追加 7/16 18:40)
大淀事件 証人喚問 助産師さん編 (きよさま)

当日大淀病院産科で勤務していた助産師さんの証言。
助産師さん側から見た当夜の様子がよくわかる。
(追加終わり)
(追加 7/18 13:20)
大淀事件 証人喚問 内科医先生編

注目すべきは、CTの問題だ。毎日新聞奈良支局の2006年10月17日の第一報から引用する。


分べん中意識不明:18病院が受け入れ拒否…出産…死亡
(略)
この日当直の内科医が脳に異状が起きた疑いを指摘し、CT(コンピューター断層撮影)の必要性を主張したが、産科医は受け入れなかったという。
(以下略)
【林由紀子、青木絵美】
毎日新聞 2006年10月17日 3時00分

僻地の内科医先生の傍聴記より。


原告側弁護士
 ところで0:14の意識消失の時の診察で、JCS100-200でしたが、CTを撮られた方がいいとは思いましたか?

内科医
 その時点ではCTが必要だなんて思ったこともありません。

(略)
裁判官(右陪席)
 脳出血を疑ったのはいつですか。
内科医
 意識消失が戻らず、瞳孔が散大してからです。
裁判長
 30分くらいして看護師から連絡はなかったのですね。
内科医
 はい。
病院側弁護士(金)
 さきほど上司と言いましたが、科が違うので、上下関係はありませんよね。
内科医
 はい。対等です。

内科医がCTを撮れと言った、なんて話は、どこから出てきたんでしょうかね。
この後
 CTさえ撮っていれば助かった
というミスリードがマスメディアの論調を染め上げ、
 大淀病院へのメディアスクラムが激化
したのである。

毎日新聞奈良支局の第一報全文は、以下に引用済み。これが「マスコミたらい回し」とは?シリーズ第一回だった。
 2006-10-17「マスコミたらい回し」とは? 医療現場で起きていること
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2006/10/post_798f.html
是非、今回の証言と併せて、ご一読いただきたい。

大淀事件傍聴記 閑話休題編
僻地の産科医先生は
 報道が始まったことで、本来は「和解」で終わるべき案件が全く違う方向に行ったのではないか
と考えておられる模様。その後の影響を考えると
 毎日新聞奈良支局の第一報のもたらした害悪
は実に大きい。

大淀事件傍聴記 閑話休題編 その2
原告を支援しているどこかの大学のゼミ生が並んでいたけど、傍聴券が当たらなかったので、僻地の産科医先生達が一枚上げたというお話。どこのゼミかな。
(追加終わり)


たまりょさんの「お決まりの日々?」より。
2008.07/14 [Mon]第一回口頭弁論メモ(0)(大淀事件22-1)
第一回口頭弁論メモ(1)(大淀事件22-2)
第一回口頭弁論メモ(2)(大淀事件22-3)※途中まで!
(以下続く予定)
(追加 7/18 13:50)
2008.07/17 [Thu]第一回口頭弁論メモ(3)(大淀事件22-4) ※途中まで

三上藤花さんの「日々のたわごと・医療問題資料館」より。
2008.07.14 Monday 大淀病院事件裁判証人尋問その0
大淀病院事件裁判証人尋問……もとい、口頭弁論その1
(以下続く予定)
(追加 7/15 21:00)
こちらも原告側の証言が入っています。
2008.07.15 Tuesday 大淀病院事件裁判本人尋問(@高崎晋輔氏)その2
大淀病院事件裁判本人尋問(@高崎晋輔氏)その3
大淀病院事件裁判本人尋問(@高崎晋輔氏)その4(最終回)

いくつか今後の裁判の核心部分になると思われる証言が出ている。

特に、最後の部分のマスコミとの接触のところだけを抜き出しておく。


被告側弁護士(う):わかりました。では別の質問を。毎日新聞の「『次の実香さん』出さぬように」というふり返り記事によると(管理人注:リンク先は「まいまいクラブ」の魚拓です。元記事現存していますが、敢えて魚拓で)、記者が最初に事件のことを聞いたのは8月中旬で、それから2か月かけて高崎さんを突き止めた、とあります。それって実香さんが亡くなる前のことですよね? 国立循環器病センターの先生に聞いたのですが、8月中旬に新聞記者が来て実香さんのことを調べていたって言うんですよね。ご存じでした?
高崎氏:はい。
被告側弁護士(う):いつ? 入院してすぐですか?
高崎氏:けっこう経ってたと思います。
被告側弁護士(う):どこの人かは聞いていますか? 毎日新聞?
高崎氏:知りません。
被告側弁護士(う):以上です。

報道が接触していた件について、ずっと疑問に思っていることがあった。
昨年放映された、ABCの「悲鳴病棟」で、亡くなられた産婦さんが、意識不明の状態でいる場面でカメラが回っており、誰がカメラを回していたか謎だった。今回のご遺族の証言は、その点について、示唆するところがあるのではないか、と考えている。
ABC「悲鳴病棟」の問題の箇所については以下に。
 2007-06-26「マスコミたらい回し」とは? (その78) ABC「悲鳴病棟 “医者を訴える”夫の決断」@5/29の謎→加筆・訂正あり→画像は削除しました
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/06/78abc529_ba44.html

(追加終わり)
(追加 7/18 3:55)
2008.07.18 Friday 大淀病院事件裁判証人尋問その1-1 (助産師さん編)
(追加終わり)

NHK関西の報道。(NHK奈良も同文)


奈良妊婦死亡 主治医ら尋問

おととし、奈良県大淀町の町立病院で妊婦が出産中に意識不明になって死亡したのは、医師の診断ミスが原因だと家族が訴えた裁判で、夫と主治医が出廷してそれぞれ証言しました。

この裁判は、おととし8月、奈良県大淀町の町立大淀病院で出産していた高崎実香さん(当時32)が意識不明となって死亡したのは、主治医が脳内出血を見逃したのが原因だとして、夫の晋輔さんらが町と主治医に損害賠償を求めているものです。
実香さんを別の病院に搬送する際に19の病院から受け入れを断られたことから、いわゆる「たらい回し」のケースとしても注目されました。
14日、大阪地方裁判所で開かれた裁判で、夫の晋輔さんと主治医が出廷して弁護士の質問にそれぞれ答えました。
この中で晋輔さんは「妻が頭痛を訴えて意識を失った時、主治医は『様子を見ましょう』と言っただけで、1時間半後にけいれん発作が起きるまで宿直室にいた」と証言し、放置されたと主張しました。一方、主治医は「当直の内科医の診断はストレスによる失神だったので、助産師に様子を見るよう指示した。
けいれんが起きた段階では高血圧による発作を疑い、もっと高度な医療機関に移す必要があると考えた。当時の対応はまちがっていないと思う」と反論しました。

まだ
 たらい回し
というか、NHK。

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