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2008-07-30

国立国会図書館関西館へ行く(その3)研究室で資料を見、北里研究所図書室の書目をコピーする

国立国会図書館関西館は、奈良から実はそれほどアクセスが悪くないことが分かってきた。
 JR奈良からみやこ路快速で木津→木津から学研都市線で祝園→祝園からバス
 近鉄奈良の京都市営地下鉄乗り入れ電車で新祝園まで直通→祝園からバス
のいずれのルートでも、駅前であまりバスを待たなくていいみたいだ。ちなみに、1時間に2本ある京都市営地下鉄乗り入れ電車は、竹田から先が各駅停車になるけど、急行なので、大和西大寺から新祝園の間で止まるのは高の原だけ。

さて、今日は急遽
 北里研究所の図書室の書目
を見るために行った。昨日、思い立って、北里研究所附属東洋医学総合研究所医史学研究部に電話を掛けたら、小曽戸洋先生ご本人がおいでになり、恐縮しながら、資料閲覧を願い出た。で、その時、書目についてお尋ねしたら
 一部が科研の報告書で出ています
とのことだった。
むむむ、科研の報告書だと、出回らないのも道理だ。大阪・十三にある武田製薬の杏雨書屋にあるのは確実なのだが、奈良から十三というのが、これまた行きにくいのだ。阪急との接続が悪い。
ふと思い立って、国立国会図書館関西館の蔵書検索を掛けたら、おお、関西館にあるじゃん!
これは助かった。
で、いくつか目星をつけて、閉架から出して貰ったら、次の三つの科研の報告書に、北里研究所図書室の書目があった。
 江戸時代医学・本草学資料の整理と研究
 江戸時代医学・本草学資料の整理と研究2
 21世紀の東洋医学教育の基盤整備
前二者が文庫に収められた和漢籍中心、一番最後のものの第三分冊の前半が
 洋装本の一部の目録
である。今日は取りあえず、洋装本の書目の2/3だけコピーしてきた。国立国会図書館関西館のセルフコピーはA3が一枚29円だったかな。しかし、いずれの科研報告書も、題名だけだと書目が含まれているかどうかわかんないもんなあ。三つめの報告書の分冊の題名なんて
 第3部 文献目録編
だもん。ここから
 北里研究所の書目が入っている
というのは、全く分からない。

今日はA4の分厚い科研報告書を山と積んで調べなくてはいけなかったので、
 研究室
を借りた。ここは、部屋が空いていて、国会図書館の蔵書を使って研究するなら、いつでも誰でも使える。国会図書館蔵書をより深く研究するための部屋なのである。
研究室だと電源もあるので、マシンも使えるし、蔵書検索用の端末も置いてある。端末はDELLだった。
 小さい研究室でいいですか
と聞かれて、どんなところかな、と思ったら、5-6人でゼミとかできそうな位広い部屋だった。ついでに言うと、設計した建築家の趣味で、無駄なくらいお洒落。ただし、室内では飮食禁止である。1回の申込で5回分まで予約できるが、今日は様子見ついでだったので、次回予約はせずに帰ってきた。
東京の国立国会図書館は忙しそうだけど、関西館はいつ行っても割と静かである。大量の資料を閲覧するときには、ブックトラックを貸してくれるので、ごろごろ押しながら、研究室まで運び、大きな机に資料を拡げ、横にMacBookを置いて、閲覧したい書目をチェックした。
大部の書籍を一気に閲覧するのには、研究室は実に都合がいい。
利用時間は閉館時間の18:00までだが、5分前までに退室する決まりだ。
電話予約はできない。
 

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