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2008-08-29

「マスコミたらい回し」とは?(その130)奈良高槻産婦搬送問題 救急搬送の遙か以前に胎内で胎児は死亡していたのにもかかわらず、1年経っても読売新聞大阪本社の田村勇雄記者は昨年12月の事実誤認記事と変わらず「搬送中に死産」と書き飛ばす

読売新聞大阪本社は
 関西の産科を徹底的に破壊したい
らしい。
何度も言っていることだが、昨年8/29の
 奈良高槻産婦搬送問題
は、
 救急搬送される遙か以前に胎内で胎児が死亡していた
のが真相であり
 救急車が交通事故を起こした8/29当日の警察発表でその事実は明白
であったのにもかかわらず
 あたかも「受け入れ不能が原因で死産した」とマスコミがミスリード
して、
 奈良県立医大産婦人科教室を過度にバッシング
し、その結果
 奈良県立医大産婦人科教室へ研修を希望していた医師が研修を辞退するという報道被害
を生んだ
 マスコミによる奈良県の産科撲滅運動
である。
その件については、以下に。
昨年の第一報。
 2007-08-29「マスコミたらい回し」とは?(その87) 毎日新聞奈良支局が県南部の産科を絶滅した奈良県で、搬送先に向かう途中の救急車が事故 妊娠三ヶ月の妊婦さんが流産→毎日新聞第一報見出しは「たらい回し」 自らの責任を棚に上げ「周産期医療の救急体制の不備」とあげつらう記事掲載
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/08/87_a22f.html

搬送より遙か以前に胎内で胎児が死亡していたことについての検証。
 2007-09-06「マスコミたらい回し」とは?(その101)奈良高槻妊婦搬送問題「昨夜から出血が」
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/09/101_17c5.html
 2007-09-12「マスコミたらい回し」とは?(その109)奈良高槻妊婦搬送問題 救急搬送する以前に胎児は胎内で死亡 病理医学の立場から→マスコミは搬送当日(8/29)の警察発表でその事実を知っていたにもかかわらず、歪曲した報道を続ける
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/09/109829_6db9.html

マスコミの悪辣な報道の例。読売と産経のトンデモ社説。
 2007-08-31「マスコミたらい回し」とは?(その94)産経と読売は「少子化対策」の敵 社説のタイトルが「たらい回し」 子どもを持つ予定の家庭には両紙の不買を推奨 当夜、どの病院も命の戦い 目の前の患者を見殺しにして「緊急搬送」に応えろ? 
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/08/94_980e.html
特にこの産経社説は、全国の産科の先生方の怒りを買っている。そういや、昨日、産経の拡張員が家に来たけど、ほぼ瞬殺で断った。

メディアスクラムが起きた奈良県立医大産婦人科教室のコメントとその後の報道被害。
 2007-08-31「マスコミたらい回し」とは?(その95)奈良県立医大産婦人科教室からの正式コメント
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/08/95_6d40.html
 2007-09-01「マスコミたらい回し」とは?(その96)奈良高槻妊婦搬送問題で報道被害 奈良県立医大産婦人科教室への研修希望者が辞退 ただでさえ人手不足の産科に打撃
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/09/96_edee.html

さて、以上のような経過を踏まえた上で、本日、読売新聞大阪本社はこんな
 産科医療体制を攻撃する記事
を掲載している。
もう一度聞く。
 搬送以前に胎内で死亡していた胎児が「娩出」された「死産」の責任は、搬送を受け入れられなかったすべての産科にあるのか?
読売新聞大阪本社。
 死んだ胎児が、病院に搬送させると「生き返る」
と言っているのと同じだがな。


妊婦搬送中に死産きょう1年 医師、看護師不足は慢性化

「在宅当番制」受け入れ改善 「未受診」解消など課題多く

 昨夏、奈良県橿原市の妊婦が救急搬送の受け入れを相次いで病院に断られ、搬送中に死産した問題が起きてから29日で1年。県はこの間、産婦人科の開業医が在宅で救急患者を診察する制度を整備するなど、受け入れ環境の改善を進めた。しかし医師や看護師の不足、かかりつけ医のいない「未受診妊婦」の解消などの重要課題が残り、解決の道のりはまだ途上と言えそうだ。

(田村勇雄、阿式智子)

受け入れ体制

 橿原市で妊婦が腹痛を訴え、昨年8月29日午前2時45分ごろ、知人が119番。中和広域消防組合は市内の県立医大病院に受け入れ要請したが「患者処置中」として搬送できず、その後も県内や大阪府の病院に相次いで断られ、大阪府高槻市内で搬送中に死産した。

 当時、中南和地域で、この時間帯に救急搬送を受け入れる医療機関は医大病院だけ。本来、重篤患者に対応する「3次救急」だが、手術の必要のない「1次」を含めて搬送が集中、満床状態が続いていた。

 このため、県は今年2月、産婦人科の開業医が交代で休日や平日夜間に1次救急の妊婦を受け入れる「在宅当番医制」をスタート。北和地域の「輪番制」と合わせ、すべての曜日で1次救急の妊婦を受け入れる体制を整えた。6月までに計215人が輪番と在宅当番医制を利用。医大病院医療サービス課は「軽度な患者の受け入れ要請に、在宅当番を紹介できるのが大きい。医大病院の産科医の負担は減った」と評価する。

人材不足

 しかし、慢性的な医師、看護師不足は変わらない。昨年4月以降、大淀町と桜井市で各1病院が産科を休止。今年5月に開設した「総合周産期母子医療センター」には新生児集中治療室(NICU)が31床あるが、看護師が23人足りないため、稼働は22床。

 県は医師不足の解消のため、今年度の当初予算で県立病院の勤務医給与の引き上げや出産時の介助手当の新設などに約3億円を計上。県立医大病院は今年度の看護師採用試験で、初めて鹿児島にも会場を設けたが、応募したのは1人のみ。全体でも200人の採用枠に対して、募集は137人にとどまった。

 県は「人材不足の解消は、長期間かけて地道に努力するしかない。それまでは少ない医師や看護師でも効率的に活用する方法でカバーしたい」とする。

未受診妊婦

 昨夏のケースでは、搬送された妊婦にかかりつけ医がいなかった点も問題となった。県地域医療連携課は「未受診妊婦はリスクが高く、診察を嫌がる医師も少なくない」という。

 県は今年4月から、妊娠判定の公費負担制度を始めたが、中和広域消防組合によると、今月、妊娠5か月の未受診妊婦を救急搬送した。同組合は「昨年の搬送問題のようなケースがまた起こらないとは限らない」と警鐘を鳴らす。


(2008年8月29日 読売新聞)

で、この
 田村勇雄記者
の名前には見覚えがある。そう、昨年12月にも同じ論調の記事を書いた人物である。
 2007-12-19「マスコミたらい回し」とは?(その112)奈良高槻妊婦搬送問題「結果的に死産」ではなく「最初から死産の娩出の搬送」だった事実を「搬送先が見つからず死産の悲劇」というのは悪意あるミスリードだ 読売新聞奈良支局の田村勇雄記者は事実誤認記事を書き飛ばすな
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/12/112_bdea.html
あの時は3カ月後にも認識を改めない記者、と書いたが、
 1年経っても「事実誤認の記事を書き飛ばす」記者
である。

今後
 田村勇雄記者
が関西の病院に取材にやってきたら、病院各位におかれましては
 医療の敵が取材に来た
ということを、念頭に置いた上で、取材を受諾するか否かを決められますように。また、上記記事を共同で書いている
 阿式智子記者
に対しても、同じ認識を以て当たられますように。

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