中国、iTunesへの接続を遮断 政治運動ツールになる"iPod"
keenさん経由。
チベット支援アルバム"Songs for Tibet"が原因ということらしい。
アルバムノートを見ると、最後に
このアルバムの収益金の一部は、平和促進プロジェクトおよびチベット文化保護プロジェクトの支援のために寄付されます。
と書いてある。
リリースは2008年8月12日。アルバムの最後は
ダライ・ラマ14世のメッセージ
だ。
時事より。
米アップルの曲配信、接続不能に=チベット擁護のアルバム原因か−中国
8月25日7時31分配信 時事通信【シリコンバレー24日時事】米アップルのインターネット音楽配信サービス「アイチューンズ」運営サイトに中国で接続できないことが24日、分かった。ニューヨークに拠点を置く人権活動団体はチベット独立を擁護するアルバムが原因と指摘している。AFP通信などが報じた。
アルバムはスティングやアラニス・モリセットら欧米の著名歌手が曲を提供した「ソング・フォー・チベット」(全20曲)で、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世のメッセージ付き。
米英など計6カ国の五輪出場選手複数が中国入国前にダウンロードしており、携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」への配信を「入国後も試みた選手を中国当局が把握、問題視したため」(同団体幹部)との見方が浮上した。中国当局者はコメントを拒否した。
8/12リリースとは、なかなかGJですな。
しかし、
世界の何億人かがWalkmanでマドンナやマイケル・ジャクソンを聞いている
とかいわれた80年代には
ポップスは新宗教か
と指摘する向きもあったが、
iPodが"Free Tibet"の道具になる
とは、まさか、Jobsも考えていなかったに違いない。
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コメント
いつも拝読させていただいております。
私は中国に留学しており、Macを使う傍ら、PodcastやiTunes等を愛用しております。
以前にも、チベット問題で大きな事件が起こると、德国之声のサイトへ接続できなくなることや、特定のPodcastのニュースが配信されなくなることがよくありました。
德国之声
http://www.dw-world.de/dw/0,2142,293,00.html
iTunesStoreやPodcastは、私にとって、余暇や勉強に欠くべからざるモノなので、明日、中国に戻った時に遮断されていたらとても悲しいです。日本でできるだけダウンロードしていきたいと思います。
投稿: Hiromi | 2008-08-25 17:24