NHK、ウルトラの母、ウルトラの父、ウルトラマンタロウにピンポンパン体操をさせる@特集・NHK歌謡コンサート「阿久悠 歌よ時代を語れ」8/5 19:30-20:45
いや〜、NHKとんでもね〜。
カレーを作る合間にテレビをつけておいたら
特集・NHK歌謡コンサート「阿久悠 歌よ時代を語れ」
が30分拡大で始まった。最初は普通の展開だったんだけど、途中から
NHK音芸の底力を発揮した
作りに。
あややとジェロをフィーチャーして何を始めるかと思ったら、これ。上記サイトの紹介文より。
●あやや&ジェロの阿久悠の世界~スペシャルメドレー~
阿久悠さんの作品は、歌謡曲だけでなく、ロック、アイドルポップス、スポーツソング、アニメ主題歌など、その作品はジャンルを超えて愛されています。宇宙戦艦ヤマト、ウルトラマン・タロウやピンポンパン体操など、多彩な阿久悠ワールドを松浦亜弥さんやジェロさん、そしてささきいさおさんがメドレーでお送りします。
ジェロはともかく、なんであややなのかと思ったら、
声質と歌のうまさ
がポイントだったのね。
フィンガー5の「学園天国」
をあややが歌うと、これがぴったり。その後、ジェロが、阿久悠の埋もれた名曲
鹿内孝の「本牧メルヘン」
を歌う。若手の器用な歌い手として、ジェロは貴重な存在だな。「本牧メルヘン」は是非一度、元の鹿内孝で聞くことをオススメしておく。わたしは新曲リリース直後にラジオで鹿内孝のインタビューつきで聞いている。72年の作品ですね。番組名は忘れたけど、夜8時頃に北海道のSTVかHBCのラジオで聞いた覚えがあるぞ。そんなに売れなかったのか〜、と今更驚くけど。子どもの耳コピー力は、おそろしいもので、たぶん、この時フルコーラスで一回聞いただけで、全曲覚えた。今はそんな離れ技は無理だが。
で、次にあややが
桜田淳子の「わたしの青い鳥」
を、冒頭、淳子風味で歌ってくれた。えらいぞ、あやや。あの鼻の詰まったような桜田淳子の歌い方を、あややがしてくれるとは、なんてイイ子なんだ。サービス精神たっぷりでしたね。一応、歌のフリも真似してくれた。なるほど、桜田淳子より上手で、声の高さは似ているから、あややだったのか。
で、その後が
夏休みお子様パート
で、まずは
ささきいさお本人が「宇宙戦艦ヤマト」
を歌った。NHKはこのところ
アニメ主題歌番組
を作ってるから手慣れたものだが、「宇宙戦艦ヤマト」の次に、ヤマトのエンディング曲
真っ赤なスカーフ
を、やはりささきいさお本人に歌わせた。むむむ、絶対このパート担当のディレクターは
「ヤマト世代」
に違いない。で、その後が、
ウルトラマンタロウ
ですよ。それもウルトラの母、ウルトラの父にウルトラマンタロウの3人(う〜ん、「人」で数えていいのか)が出ている。もちろん、ウルトラマンタロウだから
児童合唱団
付きだ。で、シメが
ピンポンパン体操
なんだけど、ピンポンパン体操を踊るためだけにフィーチャーされてた子ども達が
新兵ちゃんの帽子
をかぶっていたのが堪らん。絶対に、このパートの担当者は
中学生のくせにフジ「ママとあそぼう!ピンポンパン」を見ていた好き者
だろうと思う。
酒井ゆきえおねえさんのコアなファン
だったのではないかとにらんでいるのだが、どうだ、正直に白状したまえ。
で、このピンポンパン体操は
後ろの児童合唱団もウルトラの母・ウルトラの父・ウルトラマンタロウも、しっかりやっていた
のである。
NHKの音芸、畏るべしっ
だ。「ママとあそぼう!ピンポンパン」を制作していたフジでも、ここまでの荒技はできないぞ。
で、思うんだけど
ピンポンパン体操は、下手すると、今日踊ってた子ども達のじいちゃんばあちゃん世代がやってたりする
わけだよね。
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コメント
ぶwww
ナニこのちょ~豪華なキャストとコアな演出は
ムダに金かけまくってピンポイントな視聴者をねらっとるwww
民放じゃ絶対できんな こんな荒業(^^ゞ
誰か撮ってないかな?
めっさ見て~~~
投稿: くぢら | 2008-08-06 23:53
とっても読み応えがありました!
特に・・・
>ピンポンパン体操は、下手すると、今日踊ってた子ども達のじいちゃんばあちゃん世代がやってたりするわけだよね。
この一文にスゴク感動しました!
投稿: ザ・MAN | 2008-08-14 07:43