ホッカイシマエビと打瀬船網
北海道の根室の方に
釣り針のような形をした砂嘴の半島
がある。
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野付半島だ。
野付半島では、
三角の白い帆を張った船でホッカイシマエビをとる「打瀬船漁」
が行われる。
野付漁業協同組合 えび打瀬船漁
なんとも幻想的な光景で、こうして、漁期が6月中旬〜7月末、10月中旬〜11月中旬までのわずか2カ月半ほどの間に緑がかった褐色の海老が揚がる。鮮度を保つために、水揚げされたホッカイシマエビはすぐに浜茹でされる。
先日、恵比寿の北海道料理屋のメニューにあったホッカイシマエビ。
殻を剥いて、全部食べる。
打瀬船漁の写真を『科学図鑑』でみたのは小学生の頃。同じ漁法が今も続けられている。
いつかこの目で見てみたい。
一緒にホッカイシマエビを食した畏友T氏は、野付半島のある尾岱沼にもよく行ったとか。
恵比寿で食べたのは春漁の海老だったようだ。
これから始まる秋漁では
子持ち海老
が入ってくる。
野付漁業協同組合では、ホッカイシマエビの直販も行っている。ホッカイシマエビについては、価格などは直接問い合わせとのこと。
野付漁業協同組合 海紋
北海道からの通販って、品物の値段より送料が高くなっちゃったりするのが難点。魚介類はクール便になるからな。5kgまでで関東なら1100円、関西なら1520円だから、纏めて買うなら、いいかも。
ところで海紋の価格表を見ると
熟成秋さけフィーレ(切り身) 3切れ 320円
なんて、顎が外れそうな値付けですな。輸入の甘塩銀鮭が
一切れ105円
なんかで売られてることがあるけど、
国産秋味が同じような値段
なんだもん。もっとも、こちらは尾岱沼から送ってもらうんだから、送料がかなり高く付くと思うけど。
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コメント
北海シマエビ、冷凍のを昨年末に初めて食べました。
殻でビスクスープ→残った殻で二番ダシを取って野菜スープ。
この夏、生のシマエビを見つけたので刺身にしてみたら、殻を剥くと爪が赤く染まったのに驚きました。
甘エビより柔らかく、甘い味でした。
味噌が詰まった頭は唐揚げで。
友人には、シマエビは茹でてこそ!と言われましたが。
投稿: 柾 | 2012-07-30 01:41