「無菌牡蛎」はウイルスフリーじゃない
小耳に挟んだ話。
牡蛎の出荷の多いところの保健所の方と話をした。
そろそろ、牡蛎の出荷だから忙しいでしょう
そうなんですよ〜
なんて話をしていて
無菌牡蛎は、割合トラブルは少ないのでは
と聞いたら
無菌は無菌ですけど、ウイルスフリーではないですよ
とのこと。そうか
無菌=細菌はいない
ってことだもんな。
細菌≠ウイルス
なんだけど、その辺り、
ウイルスが原因である風邪に、なんでもかんでも抗生物質
というのと似た誤解がある。
抗生物質がやっつけるのは「細菌」
だから
いくら抗生物質を飲んでも、「風邪のウイルス」には効かない
のだ。この辺の簡単なまとめは、北海道立衛生研究所のサイトの
ウイルスとは
に。
で、
ノロウイルスは100個あれば、食中毒になる
ので、一番恐いウイルスである点が、やはりネックになる。
こちらは牡蛎養殖の本場の一つ、三重県の
ノロウイルス情報
である。
みえのカキ安心情報
牡蛎の出荷シーズンには、毎週
養殖海域の海域情報やノロウイルスの検出情報
を流すという。加熱すればノロウイルスは死滅するので、危ないシーズンには、よく火を通すのが大切だ。
現役のときに、生牡蛎を食べて当たって、受験直前の1週間を棒に振った経験があるのだが、それでも、生牡蛎は嫌いにならない。おいしい生牡蛎が安心して食べられる冬でありますように。
なお、保健所の方の話では
ノロウイルスには、普段魚介類を食べてない、山の方の人が弱い
ということだった。
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