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2008-11-26

「マスコミたらい回し」とは?(その132) 産科医療破壊の旗振り役毎日新聞の埼玉支局稲田佳代記者が見せる麗しい同志愛「NICU作って、スタッフ足らず」と報道 元より東京頼みの埼玉で周産期医療センター稼働せずだが、埼玉の周産期医療の崩壊振りは公知の事実

 2008-10-26「マスコミたらい回し」とは?(その131)毎日新聞埼玉支局の桐野耕一記者「妻が妊娠9カ月なのに、何かあったら心配」奈良県南部の産科を絶滅に追い込み、全国の産科崩壊を助長したのは毎日新聞奈良支局だから文句はそっちに言ってね
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/10/1319-3d04.html
の続き。

首都圏にありながら
 埼玉の周産期医療がとっくに崩壊している
のは、公知の事実である。てか、
 いざとなったら、東京に丸投げ体質
は、産科救急に限らない。

で、先月25日付で、埼玉支局の桐野耕一記者が
 妻が9カ月なのに、何かあったら、埼玉で受け入れてくれる病院はあるのか心配
と、
 ジャーナリストとは思えない、「地元・埼玉県の危機的な周産期・救急医療体制」への無知をさらけ出した、身勝手な記事
を書いたんだけど、それの後追いですかね。同僚の稲田佳代記者が、
 埼玉にはNICUがあるけど、「医師不足」で稼働しない
と書いている。桐野耕一記者の奥さんの心配ですか。
 身内の「健康」には、溢れるばかりの麗しい同志愛の発露
を見せる辺りが、マスコミ人特有の体臭を漂わせていてステキ。
で、稲田記者だが、書くのはいいけど、
 妊婦受け入れ拒否死亡
って見出しですぜ、毎日新聞埼玉支局。これは
 毎日新聞埼玉支局関係者の搬送は、埼玉県内では処置せず、できるだけ「都内の設備の整った病院にロングパスしてくれ」
という意思表示ですかね。
 人員不足・設備不足で救急患者の受け入れができないのを「拒否」とかくメディア関係者の命に関わる治療
は、
 是非、「設備の整った病院で」行っていただきたい
というのが、医療関係者の偽らざる気持ちではないですかね。そこまで言うのであれば、
 どうぞ、非の打ち所のない設備と、最高のスタッフの揃った都内の大病院へ
と、わたしは思いますがね。

ま、稲田佳代記者におかれましては、ご自身の産婦人科の主治医は、おそらく都内の先生なんでしょうね。お幾つか存じませんが、不規則な記者生活では、女性記者は、産婦人科領域のお世話になることは多いと思いますがね。たぶん
 自分の主治医と「救急受け入れ不能と断る産婦人科医は別人種」
とでも、考えておいでなんでしょうな。

記事はこちら。


妊婦受け入れ拒否死亡:県内のNICU事情 常に満床、医師不足で休止も /埼玉

 ◇県の補助施設、稼働せず 現場は「まず限られた資源活用を」
 東京都で脳出血を起こした妊婦が8病院に受け入れを断られて死亡した問題で、断られた理由の一つに新生児集中治療室(NICU)が満床だったことが挙げられている。県内も、埼玉医科大などに計83床あるが、常に満床状態。県はNICUの増床を打ち出したものの、新たに設備を整えても今度は医師不足で稼働できない病院が現れるなど、深刻な状況が続いている。【稲田佳代】

 自治医大さいたま医療センター(さいたま市大宮区)に今年3月新設された南館4階のNICUは、完成から8カ月たった今もがらんとしている。今年度から地域周産期母子医療センターとして活躍が期待されていたが、肝心の医師が集まらないためだ。

 センターによると、NICUは最低6床を予定し、24時間医師が付きっきりの体制を取るため、稼働させるには小児科医、産婦人科医がそれぞれ約20人必要という。現在は小児科医4人、産婦人科医9人。川上正舒(まさのぶ)センター長は「医師の取り合いで、来ると思っていた人が急にやめることがあり、人員をそろえるのが難しい。できるだけ早くスタートさせたいのだが」と語る。

 センターのNICU整備が決まったのは03年10月。県は20億円の制度融資と、施設建設と設備の補助を06年度に計約6125万円行っており、「5年前から進めてきた計画なのに、まだ開設できないとは」とため息を漏らす。

 県の試算によると、県内のNICUは最低あと39床が必要。しかし、今年2月にも埼玉社会保険病院(同市浦和区)が医師不足のため10床を休止し、状況は悪化している。上田清司知事は10月28日、東京都の問題を受けて09、10年度にNICUを10床ずつ増やし、11年度までに120床を目指すと発表。「県としても予算をつけて支援したい」と述べた。

 これに対し、川口市立医療センターの栃木武一病院事業管理者は講演会で、「医師不足なのに、こんな絵に描いた餅ができるなら東京都も困っていない。(今年度の)7000万円の予算も少なすぎる」と批判。むしろ、広域で搬送先を決定するコントロールセンターの構築を急ぐよう訴え、「どこの地域でもいいからモデル的に始めるべきだ。医師を増やすにも10年かかる。今の少ないマンパワーと限られた周産期医療の資源を活用する方法をもっと考えるべきだ」と話している。

毎日新聞 2008年11月25日 地方版

おお、さすが
 首都圏の埼玉県
だけあって
 不足する貴重な人材は、どこも引く手あまた
ですな。同じNICU勤務なら、少しでも労働条件のよい病院に医師も看護師も集まるだろう。

要するに
 埼玉県で働く魅力がない
から、
 医師や看護師が集まらない
わけなんだけど、毎日新聞埼玉支局におかれましては
 東京都内より「埼玉はすばらしい職場環境」
だと信じて疑ってませんね? 当然
 東京本社で働くより、埼玉支局勤務の方が天国
なわけでしょうね、毎日新聞埼玉支局の記者のみなさん。

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