旧友からのメール
中学高校の旧友から、久しぶりにメールが来た。医師を目指して、小学校高学年から札幌に出てきて下宿生活をしていた友達で、地元の公立医大に進み、一時期は救急医療の最先端に携わっていた。もともと、治らない腰の爆弾を抱えていたので、立ち仕事が前提の救急は長くは続けられないことを知っていたのだが、
すべての症例を見られる、唯一の診療科だから
と言って、がんばっていたのを覚えている。10年前に、夫婦でハワイの結婚式に駆けつけてくれた親友である。
その後、道内の無医村に赴任、たった一人の医師として奮闘していた。
どうやら、いまは北海道を離れ、神戸にいるらしい。こちらも、年末まではやけに忙しいのだけれども、時間が空けば、友人夫妻に会いたいな。
政治の世界で二世・三世が問題になるけれども、医師の世界にもそれはあり、医局人事華やかなりし頃の北海道では、
親が北大医学部か札医大出身であれば、どんな私立医大卒業でも、道内でそこそこの研修先は見つかった
のだが、「一世」の医師は、そう簡単にはいかない。進路を探すときには、いろんな壁があったりした。
その点では、現在の制度は、「生まれによる区別」は少なくなっているのだろう、と思うけれども、ここまで医局がガタガタになるとはなあ。
| 固定リンク
コメント