晒しを買う
いきなり腰を痛めた。
大掃除などに張り切っていたら、右肩の不調から普段使わないようにしている筋肉を遣わざるを得ず、だんだんに右半身にいろんな影響が出ている。
今回は、慌てて帰省したので、足腰用のサポーターを忘れた。
腰は固定しないと痛みが抜けないので、サポーター代わりの晒しを買いに暮れの町に出る。
横浜辺りでは、最近は薬局に晒しを置いてないようで、薬局とマタニティ用品売り場で敗北。
そういえば、駅前のショッピングセンターに
呉服屋
があったのを母が思い出してくれたので、電話してみると
晒しは一種類置いてございます
というので、買いに行くことに。
本日は九時まで営業しております
って、まあ、商売熱心なことだ。大晦日の夜に呉服屋に駆け込む人も、いないとは言えないだろうが。
店に寄ると、暮れも押し詰まっている午後5時過ぎだというのに、60歳前後のおばさんが、二人の店員に捕まっていた。まだ
反物ぐるぐる巻の刑(奥から反物を出してきて、肩に当てるならともかく、「こちらは、お客様に大層お似合いでございますよ」などと、体に巻き付けて、簡単に逃げられないようにする、チェーン系呉服屋の常套手段)
にはなっていなかったが、おばさん、着物買うなら、日を改めた方がいいかもよ。
店長とおぼしきおじさんに
晒しを置いてますか
と改めて尋ねると、すぐに会計を済ませてくれてラッキー。帰る時には、まだ件のおばさんは、二人の店員に挟まれていた。無事、その後、家にご帰還されていることを祈る。
晒しは税込みで1反1260円。半分折りにして、巻き直してから、胸から腰に掛けて、腰を固定するように、きっちりと巻く。
整形外科で保険で出してくれるサポーターよりは、晒しの方がちょっと安い。
| 固定リンク
コメント