朝日新聞半世紀以上の読者である84歳母が「新聞をやめようかしら」→地域のチラシ広告と番組欄セットで無料配達サービスがあれば、たぶん新聞は高齢者家庭からかなり駆逐される
横浜の家では、父母の結婚以来ずっと朝日新聞を取っている。もう半世紀以上になるはずだ。
どんな他紙からの勧誘にも首を縦に振らず、ずっと朝日を取り続けてきた。
ところが、年が明けてから、半世紀以上にわたる朝日の愛読者だったはずの母が
新聞をやめようかしら
と言い出した。理由は
読むところがないから
だそうだ。
高齢者向けに、
字を大きく
と、各紙が活字を大きくした結果
新聞に載る情報量が減った
のが、母が一番に感じたことのようだ。
事件報道は、テレビニュースと大差ない上に
テレビの方が速報性がある
わけだから、新聞でわざわざ
追認する必要はない
のだ。新聞に求められているのは
詳報であり、掘り下げ
であるわけだが、最近の
紙面大活字化
は、そうした
取材の成果
を載せるには、全体の文字数が少なすぎる。
母は毎朝、届いた新聞のチラシを分類し、近所のスーパーなどの売り出し広告だけをより分けて、買い物の算段をしている。あと手元に必要なのは番組欄だ。
事件報道は、大活字化以降、組版が読みにくくなる傾向があり、泣き別れなんてしょっちゅうだもの、これから著しく増加する、新聞愛読者である後期高齢者には
全然優しくない新聞記事
になっている。文字が大きくなれば読みやすくなるってものではない。
そうなると
地域のチラシ広告と番組欄をセットで配達するサービス
さえあれば
新聞なんていらない
という高齢者が増えるんじゃないのか。
いまでも
テレビは50歳以上の熟年・高齢者のメディア
と言われているのだから、今後、
地域のチラシ広告と番組欄セットで無料配布サービス
があったなら、そちらを選ぶ人が出るだろうね。配達コストと番組欄制作コストは、広告収入でまかなえるだろう。
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コメント
リクルートのサービスで、そういったものがあります。
ちょうど横浜・川崎でサービスが始まります。
http://townmarket.jp/MP/touroku/lp01.html
投稿: Lc | 2009-01-13 00:06
Lcさん、ご教示ありがとうございます。
早速、横浜の家族に知らせました。
投稿: iori3 | 2009-01-13 00:46