ネットのウイルスを監視するIPA(独立行政法人 情報処理機構)職員、Winny/Shareの殺人系ウイルス(通称 シャレタマ)に感染し、個人情報をネットにばらまく(その6)IPA、ようやく「P2Pの個人利用も禁止」の文言を「おわび」に追加 NHKも報じる
世界中に
日本のネットセキュリティのいい加減さを喧伝する結果となったIPA職員の個人情報流出
だが、IPAは昨日の「おわび」を改訂、
P2Pの個人利用禁止
も、ようやく文言に盛り込んだ。
IPA職員の私物パソコンによる情報流出について2009年1月5日更新
2009年1月4日掲載
独立行政法人情報処理推進機構当機構職員が自宅において保有する私物のパソコンでファイル交換ソフトを使用した結果、コンピュータウイルスに感染し、パソコン内の情報が流出したという事実を確認しました。
これにより、当該職員に関わる個人情報等や一部の公開画像が流出したと見られます。他方、これまでの調査では、当機構の業務関連の非公開情報は含まれておりませんが、さらに確認を行っているところです。
当機構は、情報セキュリティ対策を推進しており、ファイル交換ソフトの利用の危険性についてもかねてから注意喚起を行ってきたところです。今般このような事態が発生したことについて、陳謝申し上げるとともに、職員の私物パソコンにおけるファイル交換ソフトの使用を禁止するなど、再発の防止に全力を尽くしてまいります。
なんて言うか、後手後手ですな、IPA。
NHKは四時のニュースで取り上げた。
安全対策の職員 個人情報流出1月5日 16時12分
コンピューターの安全対策を進めている東京の独立行政法人の男性職員が自宅でファイル交換ソフトを介してウイルスに感染し、知り合いなどの個人情報を外部に流出させていたことがわかりました。
流出したのは東京・文京区にある独立行政法人・情報処理推進機構に勤める30代の男性職員の個人情報で、
職員が自宅のパソコンでファイル交換ソフトを使っていて誤ってウイルスに感染し、
知り合いの写真やメールアドレスなどがネット上に流出した
ということです。情報処理推進機構はインターネットやコンピューターの安全対策に関する国内の中心的な機関
で4日、外部からの指摘を受けて調査したところ、業務にかかわる情報の流出は今のところ確認されていない
ということです。情報処理推進機構では、ファイル交換ソフトの使用について広く注意を呼びかけて
いましたが、職員が私物のパソコンでファイル交換ソフトを使うことは禁止していなかった
ということで、今回の流出について「セキュリティーの啓発活動を行っている機関として、まことに申し訳ない。
今後は私物のパソコンを含め職員のファイル交換ソフトの利用を禁止する」と話しています。
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