毎日新聞読者室担当者は毎日新聞記者の窓際族だった件
新聞の読者サポート担当部署というのは、あまり感じの良い場所ではない。
これまで明らかな誤報を訂正する電話をかけて、まともな対応だったのは朝日新聞くらいだ。
読売はやる気なさそうだったし、毎日にはそもそも掛けようと思ったことすらない。
で、佐々木俊尚氏が、Twitterで、
後輩に当たる毎日新聞記者から失礼な電話を受けて怒っていた
んだけど、その件については、「どあのぶ」さんのblog「1ドットの声にもギガバイトの魂」の以下の記事が詳しい。
【羽織ゴロ】 毎日新聞記者が佐々木俊尚氏に失礼極まりない電話【DQN】2009年01月26日
で、この記事のコメント欄で
実際に佐々木俊尚氏に相良宗介さんがメールした
ということで、メールが紹介されている。
佐々木氏はそのメールをどこに転載してもイイ
と許可しているので、こちらにも転載しておく。
佐々木俊尚です。
わざわざメールをありがとうございます。
Twitterでつぶやいた件ですが、*私は、佐々木氏に2点質問しました。まず1点目「毎日新聞社の記者は、本当にあのような質問をしたのか?」について
・あのような電話があったのは事実です。ただ私の書き方が誤解を招いているのですが、電話の記者はあのような乱暴な話しぶりではなく、もっと丁寧でした。もっとも趣旨はあのままですが。
また、これも誤解されているようなのでひと言付け加えておきますと、私が呆れているのは、電話してきた記者が失礼な態度だったからではなく、まったく専門性がないのにグーグル社長にインタビューをしようと考えていること。それで自分の知らない分野の話を、専門家に電話でちょろっと聞けばいいだろうと安易に考えていること、というその2点です。Twitterは短文のメディアなので、真意が伝わりにくいですね。*続いて2点目「現在の毎日新聞社の対外業務(例えば読者室)は、佐々木氏が在籍していた頃と比較してどうなのか」についての回答。
・読者室も広報室も、私の知っている限りでは、きちんとした専門のスタッフを置いているのではなく、新聞記者をあがった年配の元記者がやらされているというのが日本の新聞社の一般的な体制です。少なくとも毎日はそうです。
だからまともな対応なんて期待できるわけがありません。いままで読者にまともに向き合おうと思ったことなんか一度もなかったから、そうやって窓際族のオジサンをあてがっておけばいいや、という考えだったんですね。 以上です。このコメントは掲示板でもブログでも、自由に転載していただいて大丈夫です。
ITジャーナリスト佐々木俊尚 SASAKI Toshinao
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だそうだ。
このメールの素晴らしいところは
少なくとも、毎日新聞の読者室は、「元記者の窓際おじさん・おばさんの部署」
だということが確認できた点だ。そういや
NHKの視聴者センター
も、似たような物でしたね。
元記者
ということは
頭が高い人間ばかり揃えている
ってことだからな。
人の話は自分の都合良く纏める訓練を長年にわたって積んできたおじさん・おばさん
が
指摘やクレームに耳を傾けるはずはない
ですよね。
NHKの視聴者センターは、それでも、専門の電話担当者を派遣かなんかで手配していると思ったけど、
経営が危機に瀕しているのではと噂される各新聞社
が
読者室に金を掛けられるはずもない
わけで、経営的には
他の部署には置けない元記者の捨て場としては有効
な以上、このまま、読者室の電話対応が改善されるとは思えない。
というわけで、どうしても読者室に電話して、誤報を訂正するときは
相手が、社内では「死んだ存在」
だということを考慮に入れた上で、電話するのが吉ですな。
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