« 台湾の三民書店から本が届く | トップページ | 関節炎にコンドロイチン・コラーゲンは効果なし、グルコサミンの効果は疑問、魚油は効果あり@イギリスの研究 »

2009-02-16

G7は車の運転より簡単? 中川(酒)とあだ名される中川昭一財務・金融大臣が世界に発信したメッセージは「日本は世界の経済危機でやる気がありません」という強烈なイメージ

麻生内閣で、その内何かやらかすとしたら、中川昭一だろうな、と一抹の不安を覚えていたのだが、まさか
 世界のメディアが集うG7の記者会見
でやらかすとは。これは本人はどうでもいい話で
 日本が世界の経済危機に対して、やる気がない
というメッセージを発信したことになる。
 酔っぱらっているのか?
という疑惑を持たれる記者会見が、世界に同時発信されてしまったわけで
 日本は、世界の経済危機は、正気でない酔っぱらいでも処理可能と判断した
と見られても仕方がない。要は
 麻生総理の任命責任問題
になってくる。そうでなくても
 すでにLame Duck化している麻生内閣が「G7に酔っぱらい派遣」と疑惑を持たれた
ってことは、実に強烈な形で
 日本は世界経済に貢献しなくてイイと思っている
というイメージを発信し、増幅しただけに終わったわけで、いくら白川日銀総裁が取り繕ったところで
 日本の経済担当閣僚が、危機に瀕している世界経済を話し合うG7の記者会見で醜態を晒した
というのは、取り返しの付かない国辱的行為である。今後、中川昭一大臣が
 国を憂う
などと口にしたとしても、絶対に信じない。それくらい
 日本の国名に泥を塗る愚挙
だった。

ネットでは
 中川(酒)
と酒好きがあだ名になっている
 中川昭一財務・金融担当大臣
だが、
 風邪薬が効きすぎた
そうだ。NHKニュースより。


中川財務・金融相 国民に陳謝

02月16日 18時16分
中川財務・金融担当大臣は、16日開かれた衆議院の財務金融委員会で、先週末にイタリアのローマで開かれたG7=先進7か国の財務相・中央銀行総裁会議での記者会見で受け答えがかみ合わなかったことについて、「かぜ薬を多めに飲んでしまったためにあのようなことになり、国民の皆様にたいへん申し訳ない」と述べ、陳謝しました。
16日の衆議院の財務金融委員会では、G7のあと行われた中川財務・金融担当大臣の記者会見の問題が取り上げられ、受け答えがかみ合わず、しどろもどろになったことについて野党側から質問が相次ぎました。この中で中川大臣は、一連のG7での対応について「数日前から体調が思わしくなく、13日に日本を出発した飛行機の中やローマに到着したあとも、2倍くらいのかぜ薬を飲んでいた。かぜ薬を多めに飲んでしまったためにあのようなことになり、国民の皆様にたいへん申し訳ない」と述べ、陳謝しました。また、野党側が会見前にアルコールを飲んでいたのではないかとただしたのに対し、中川大臣は「前日の夜に行われたG7の夕食会ではワインを飲んだ。2日目のG7の昼食会でも赤白のグラスがあってワインをつがれて乾杯したが、このときはたしなむ程度で、グラス1杯は飲んでいない。そのあと、記者会見までに行われた打ち合わせやロシアの財務大臣との会談の際にはアルコールは飲んでいない」と説明しました。この問題について、G7の会合に同席した日銀の白川総裁も参考人として呼ばれ、当時の中川大臣の様子について「確かに体調が少し悪いかなとは思ったが、酔った状態とは感じなかった」と述べました。

だいたい、
 風邪薬を飲んだら、車の運転は控えるように
といわれるわけで
 多めの風邪薬を飲んでもG7を乗り切れる
と中川大臣が判断したと言うことは
 車の運転よりも、G7の会合の方が「より注意力が少なくて済む簡単な業務だと判断した」
ってことだ。
舐められたもんですな、G7も、国民も。

|

« 台湾の三民書店から本が届く | トップページ | 関節炎にコンドロイチン・コラーゲンは効果なし、グルコサミンの効果は疑問、魚油は効果あり@イギリスの研究 »

コメント

風邪薬を服用していることを承知でアルコールを出したのならばG7の主催者に問題があると思えるし、主催側に伝えていないのあれば医療スタッフに問題があるとも思える。
大臣の状況を医療スタッフが把握していたのどうか・・・いや、そもそも日本に政府専門の医療スタッフっているのか?
仮に医療チームが存在しドクターストップを拒否されたのであれば、医者の権限が弱かったことが問題であるような。
財務大臣は何をしてもしなくても文句を言われるので放置しておくとして、とりあえず薬の服用について周知しといたほうが良いのでは?

『からだビックリ!薬はこうしてやっと効く 苦労多きからだの中の薬物動態』
http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/32164877

投稿: 通りすがり | 2009-02-16 22:10

おそらく、抗ヒスタミン剤の副作用でしょう。 眠くなったら困る症例では、葛根湯や桂枝湯、会議などで「一発」がどうしても必要なら、昔のケナコルト先生の真似をして、短時間ステロイド一発をこっそり併用と麻黄湯などの漢方併用で、体への負担がかかるが眠くならないようにするというのが、おいらの処方例です。抗ヒスタミン剤を多めに飲むというのは、本人の体質にもよりますが、眠らせコース(休める人ならOK)になることが多いですね。 

投稿: 東大寺 | 2009-02-17 00:01

抗ヒ剤の眠気は網様体賦活系の抑制ですから,失調症状である呂律障害は起きません。会見を見ているとあきらかに呂律障害がありますから,飲酒も伴っているのは確実だと思います。好意的に考えると,飲酒+抗ヒ剤なのではないでしょうか。

投稿: ドロッポ透析医 | 2009-02-17 09:12

酩酊ではなく、風邪薬の飲みすぎにしても。
まずそれ以前にG7の日程は決まっていることですし
風邪を引かないのが鉄則では?
インフルエンザなんかは仕方ないんでしょうけれど。
この内閣。麻生さんにしても中川さんにしてもそうですが
側近が力不足なんじゃないでしょうか。
それとも人の意見は耳に入れない方ばかりとか。

投稿: tzi | 2009-02-17 09:17

あんなんだったら、体調不良ってことで小沢氏の様に記者会見欠席すればえかったのに・・・。

投稿: 蒲郡 | 2009-02-17 09:27

結局辞任されたわけですが、政策内容の批判は無いのだから体調がシュレディンガーの猫状態でも国家には問題がないような・・たぶん気のせいですが。

投稿: 通りすがり | 2009-02-17 21:07

基本的に、一過性の強い眠気があったという点が事実と考えます。呂律障害が飲酒の証拠との意見もありますが同意しません。風邪薬に含まれる抗ヒスタミン薬の影響下にあったとされていますが、これに加えて睡眠時無呼吸症候群の合併を疑います。大量飲酒、酩酊を強くあげつらう風潮はおかしく感じます。いわゆる、ためにするなんとかでしょう。あの場で異常に気づき会見を中断させなかったスタッフの判断力が残念ですね。

投稿: 神経内科医 | 2009-02-17 22:05

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: G7は車の運転より簡単? 中川(酒)とあだ名される中川昭一財務・金融大臣が世界に発信したメッセージは「日本は世界の経済危機でやる気がありません」という強烈なイメージ:

» 中川財務相、G7後会見でヘロヘロ [歌は世につれ世は歌につれ・・・みたいな。]
イタリア・ローマで14日午後に閉幕した先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の日本側記者会見の席上、中川昭一財務・金融担当相は、体調が優れないのか、終始眠そうにまばたきを続けていたかと思うと、白川日銀総裁に対する記者の質問に「何、もう一度言って」と割り込んだり、いきなり語調を強め「どこだ」と質問した記者の位置を確認するなど、不自然な態度が目立ち、時折ろれつの回らない口調がみられました。 ***♪どうして君は酒を飲んでしまったんだろう?♪ どうして・・・君は酒を飲んでしまったんだろう? ... [続きを読む]

受信: 2009-02-17 00:36

« 台湾の三民書店から本が届く | トップページ | 関節炎にコンドロイチン・コラーゲンは効果なし、グルコサミンの効果は疑問、魚油は効果あり@イギリスの研究 »