NHK 1/15放映の"Q.E.D."で「静電気で心臓ペースメーカ破壊」という描写が不適切だったと謝罪
NHKが時代劇枠を30分に縮小した上で土曜日に追放、空いたところに持ってきた
木曜の「ドラマ8」
で、新年から放映されている
Q.E.D.(全9回)
は、
平均視聴率5.4%
と低空飛行を続けている。個人的に主演の1人、高橋愛(モーニング娘。)が苦手なので、ほとんど見ていない。
ところで、この"Q.E.D."の第二回に
心臓ペースメーカに関する誤解を招く描写
があり、NHKが謝罪している。
まずは、ドラマのサイトより。
「Q.E.D.証明終了」第2回「銀の瞳」で描かれた「静電気ショックでペースメーカー(植込み型心臓ペースメーカー)を故障させる」という設定について1月15日放送の「銀の瞳」では、人形の瞳にライデン瓶という静電気の蓄電器を仕込み、放電させてペースメーカーを破壊し、死に到らせるというストーリーを描きました。
しかし放送終了後、関係機関からのご指摘があり、改めて検証を行いましたところ、ペースメーカーの静電気放電に対する安全性や耐久性は、極めて高いものであることが判りました。
番組をご覧になったペースメーカーを使用されている方や、そのご家族、関係者の皆さんに、無用のご心配をおかけすることになったことをお詫びいたします。「Q.E.D.証明終了」チーフ・プロデューサー
古川法一郎※ご注意
この文章は、静電気に注意する必要がまったく無いとするものではありません。
心臓疾患のある方、心臓の弱い方は、ペースメーカーの使用の有無にかかわらず、万一に備え、静電気には十分な注意を払うことが必要ですし、静電気等を扱う実験には参加しない方が安全です。
NHKのサイトに掲載されている第二回のあらすじ。
第2回「銀の瞳」…2009年1月15日放送予定可奈(高橋愛)が想(中村蒼)と古典の勉強に四苦八苦しているところへ幼なじみの鈴子(押元奈緒子)の結婚式の招待状が届く。鈴子の母は人形作家の七沢克美(江波杏子)で、無形文化財の候補にも上がるほどの人形を作っていた。もうすぐ作品を集めた人形館を開館する予定だったのだが、出資企業の大半が熱狂的コレクターの阿久津(谷本一)のダミー会社であると知り、失意のうちに克美は亡くなってしまう。その数週間後、人形館で阿久津が死体で発見された。阿久津は心臓にペースメーカーを入れており、事故の可能性も探っていた水原警部(石黒賢)は、関係者から話を聞く。七沢の娘の鈴子、鈴子の婚約者の吉野(長谷川朝晴)、そして人形館の管理人安岡(真実一路)、それぞれが自分が第一発見者だと主張し、微妙に話が食い違う。3人とも阿久津に弱みを握られたり、恨みを抱いていた。果たして阿久津は殺されたのか、事故なのか?そして、現場から無くなった人形はいったいどこへ行ったのか? 古典にも造詣が深い想が、人形の銀色の瞳を見つめて推理する!
同名の漫画が原作のドラマなんだけど、いくら平均視聴率5.4%の低視聴率でも
700万人以上が見ている勘定
になるから、医学的な不安を煽る内容では
特殊法人日本放送協会の放映したドラマ
としては困るわけだ。
これで、DVD化するとしても、1話抜けた形でDVD化するってことになるのかな?
科学関係の監修は入ってるんだろうけど、医学監修が抜けていた、ってことでしょうね、NHK。
読売の報道。
ペースメーカー安全性にドラマで誤解招く表現…NHK陳謝NHKは、総合テレビで放送中の推理ドラマ「Q.E.D. 証明終了」に心臓ペースメーカーの安全性で誤解を招く表現があったとして、番組ホームページで謝罪した。
NHKによると、1月15日放送の第2回で、人形の瞳に静電気の蓄電器を仕込み、放電させてペースメーカーを破壊し、死に至らせるという描写があった。しかし、ペースメーカーの静電気放電に対する安全性や耐久性は、極めて高いものであるという関係者の指摘を受け、ペースメーカー使用者や家族らに対し、「無用のご心配をかけた」として、同番組のチーフプロデューサーが謝罪している。
(2009年2月28日13時29分 読売新聞)
おまけ。
見てないんで確認できてないのだけど、本当だったら
なにが白洲次郎だ
という話。
【社会】NHKが謝罪 ドラマ「Q.E.D.証明終了」ペースメーカーで誤解招く場面 世界遺産で番組スタッフが喫煙もスレッドより。
153 :名無しさん@九周年:2009/02/28(土) 18:39:57 ID:Qczh6ctw0
時代考証もしっかししろよ、NHK。「白洲次郎」で 戦前の事なのに、娘桂子が遊ぶ飛行機の木製おもちゃは、ボーイング727でした。どっちらけw
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