現役閣僚の妊娠は史上初 小渕優子少子化担当相の妊娠発表と総選挙日程
おめでたい話だが、ちょっと心配なニュース。
産経より。
小渕少子化担当相おめでた 現職閣僚の妊娠は初
2009.2.15 20:40小渕優子少子化担当相は15日、群馬県富岡市での後援会の会合で、「息子に弟か妹ができることになりました」と第2子を妊娠したことを明らかにした。内閣府によると、日本の現職閣僚の妊娠は初めてという。
会場の拍手を受け、小渕氏は「大臣であっても選挙があっても元気な子どもを生みたい」と語った。9月末に出産予定だという。小渕氏は平成19年9月25日に長男を出産している。
ええ、
9月末が予定日
だということは、9月の最終週を人間の妊娠期間である40週目とすると
現在まだ妊娠7〜8週目
ではないか。
妊娠したのは分かったけれど、赤ちゃんがお腹にずっといてくれるかどうかまではまだ分からない微妙な時期
である。この時期に発表しちゃうのは、公人としては早すぎる気がするのだが。
内閣の一員であり、9月には任期満了で総選挙があるのは確実なのだが
選挙日程によっては、妊婦には苛酷な日々
になる。
少子化担当大臣という職掌からは
二人目を妊娠
というのは、日本の少子化解消に身を以て貢献するわけで結構なんだけど、政治家のスケジュールは、妊婦にはキツイ。
大丈夫か、小渕優子少子化担当相。
何事もなければ一番ではあるのだが、政治家はあちこち呼ばれてこそ華。ともかくも、決められた時間に決められた場所に
顔を出す
のが重要である。
まさか、主治医帯同で遊説や挨拶回りなんてことはしないだろうから、今後、小渕少子化担当相の訪問先の産科医の先生方は、緊急呼び出しがあったらどうしよう、と心を痛められるかも知れない。
ま、その前に
内閣改造
があれば、少なくとも「大臣の激務」からは逃れられますけどね。それでも、選挙は自分で回らなくてはいけないから、妊婦にとっては
必要なときに休息が取れない日々
は続く。
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コメント
う~ん、今のご時世だと「新しい子供の未来のために再び国政に…」とか何とか言っといて時折写真などを露出する方が良いかもしれません。
さすがに赤子の誕生を前にして「世襲はけしからん」とは言えないでしょうし。(´~`)。゜○
投稿: ripplepapa | 2009-02-16 16:23
麻生首相が小渕優子を大臣にした最大の目的は、次の選挙での人寄せ(=票寄せ)パンダだったと思います。激戦区でのテコ入れとして、「有名閣僚を応援演説に派遣」というのは、それなりに有効ですし「小渕の名前+若手女性政治家のクリーンなイメージ+最年少大臣」で地方の高齢者にはそれなりにウケそう。
しかし、妊娠してしまった以上は、総選挙になってもホイホイ地方遊説に出せなくなり、選挙の飛道具を一つ失いました。選挙戦略としては、酔いどれ大臣以上にダメージかも。自民党選挙プランナーは頭をかかえているでしょうね。
投稿: clonidine | 2009-02-18 22:33