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2009-03-23

国立国家図書館善本室へ行く(その2)台湾の図書館のアクセシビリティはすばらしい

台湾の国立国家図書館善本室の凄いところは
 あっという間に請求した善本が出てくる
ところだ。真柳さんが
 5分で出てくる
と仰ってたけど、本当だった。
 外国人相手
でも5分で出てくるところが素晴らしい。というか
 世界中で善本の出てくるスピードが最速
ではないか、と思う。普通の図書でも5分で出てくる図書館は滅多にない。

さらに素晴らしいところは
 すべての善本が映像化されていて、コピー可能
ということだ。海外からも、図書館を通して1枚そんなに高くない値段で請求できる。もちろん、善本室内では
 コピーカードを買って、データベース上の画像を印刷
することが出来る。データベース上の画像にアクセスして、必要な頁を選び、印刷機の前にある端末にコピーカードを挿入すれば、印刷可能。コピーカードは3階で販売していて
 200元で220枚
 100元で110枚(だったかな、こっちは不確か)
コピー可能だ。善本室では画像印刷に使えるというわけだ。

帰国前の土曜日午前に、国立国家図書館善本室にまた足を運んだ。
国立国家図書館は、蒋介石を記念した中正紀念堂の真向かい。
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こちらが国立国家図書館。
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この日も、司書の方が親切に教えて下さり、
 明嘉靖本の初印本
の画像を一番に出してくれた。というか
 国立国家図書館善本室の端末のキーボードは注音字母表記
なのよ。うっかりして、注音字母を確認できるテーブルを持ってこなかったので、自分では入力がうまくいかない。

土曜日のせいか、何人かが端末で画像検索をして、印刷オーダーを掛けていたら
 突然レーザープリンタが不調に
なった。最初は紙切れした後に、印刷が出来なくなり、次に、急にすべての端末が落ちた。端末が落ちたとき、トイレに行ってたので、戻ってきたら画面が真っ暗。ちょうど昼時だったので、
 昼時は端末を使えないのかな
と、大陸ではよくあるパターンだと思い込んだら、本当に端末だけ電源が落ちたのだった。隣の親切な若者に
 あれ?停電?
と聞いたら、そうだという。しばらくして復活した。コピーカードが足りなくなりそうなので、3階に買い足しに行くと、今度は
 紙詰まりで印刷できない
ことに。
 十分以上修理に掛かるけど
と司書の方が仰り、やむなく時間切れ。
印刷した善本複写は、カウンターで数えて、
 個人利用以外は認めません
という赤いハンコを押してくれる。それでおしまい。全部を印刷できないのはもちろんなのだが、それ以外は、なにもうるさいことは言われない。
複写を数えて貰っている間に、修理のおにいさんがトナーを抱えて現れた。

あとで台湾在住の友人に紙詰まりで使えなくなったところまで話したら
 ああ、それ、トナー切れしてて、最初の段階でもう焼き付き始めてたんじゃないかな
と教えてくれた。ちなみに
 富士ゼロックスのレーザープリンタ
だった。

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