昨年長野での「北京五輪聖火リレー」で"Free Tibet!"と叫びながら福原愛選手の前に走り出たチベット人タシィさんに「御家人」さんがインタビュー 明日3/10はチベット蜂起50周年
1959年3月10日、チベットの首都ラサで、チベット民衆が蜂起してから明日で50年になる。この間、漢族を中心とする中国共産党は、着々とチベット民族の宗教・文化の破壊に手を染め、民族の誇りを傷つけ、チベット民族を漢族の中に埋もれさせようと種々の「政策」を施してきた。
いまや
チベット民族消滅の危機か
と嘆かれる状態になってきている。
現在、チベット蜂起50周年を前に、チベットは厳戒態勢下にある。時事より。
情報遮断し厳戒態勢=チベット動乱、10日で50年−中国【甘孜(中国四川省)9日時事】チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の海外亡命のきっかけとなったチベット動乱から10日で50周年を迎える。14日にはチベット自治区ラサ市で起きた大規模な暴動から1年になるため、中国当局は不測の事態に備え、軍や武装警察部隊を大量に投入。外界との情報を遮断し、厳戒態勢を敷いている。
同自治区では外国人の立ち入りが厳しく制限されている。四川省など周辺のチベット族自治州でも幹線道路にパトカーが止まり、ホテルの部屋に警察官が来て、身分証明書をチェックするなど監視の目を光らせている。
チベット族の正月に当たった2月25日前後には同省アバ自治州で僧侶が焼身自殺を図ったほか、甘孜自治州でも住民と治安部隊との散発的な衝突が伝えられる。
当局による情報遮断はさらに徹底しており、同自治州に入ると、インターネットや国際電話がつながらず、携帯電話ショートメールのやりとりもできなくなった。市民が外国の情報を入手したり、市民間の結集を呼び掛けたりするのを規制する狙いもあるのは確実だ。(2009/03/09-14:48)
21世紀になって、この
情報遮断
は凄まじい。
タシィ・ツゥリンさんは
昨年、長野での「北京五輪聖火リレー」で、"Free Tibet!"と叫びながら福原愛選手の前に走り出て、「暴漢として排除された」映像
で、有名になった。実際は、台湾在住のチベット人であり、異国である日本で、チベットを応援する人たちを見て、思わず走り出してしまった、と後に話している。
当時の記事。
「フリーチベット」の叫び届かず亡命2世 泣きながら乱入 聖火リレー 2008.4.26 13:39
今年のアルファブロガー・アワード2008を受賞された中国ウォッチblog「日々是チナヲチ」の「御家人」さんが、3/8にタシィ・ツゥリンさんに直接インタビューをされた。
予告編:外国人記者クラブにて。
「自由がない」というのは……チベット青年会議タシィ・ツゥリン氏。
現在チベットとチベット人が置かれている状況について、日本で公表できる内容のみを収録しているけれども、それでも尚、胸の痛む話を含む。
中国が経済危機にあるので、チベットに構っている余裕がない
というのは、いい、とは言い切れないが、悪い話ではないかもしれない。
是非、ご一読を。
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