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2009-03-17

台湾語訛りの國語

台湾語訛りの國語なんだけど
 台湾語の声調変化が國語に反映
されていることがあって、もうこうなるとなんだかわかんない。

ホテルでは、エレベータに自動音声がついていて、到着階を知らせてくれるのだが、これが
 國語→英語→日本語
の順でながれる。

例えば
 十階
だが、國語でも北京語でも
 十樓(楼)
で、
 shi2lou2
という声調になる。
ところで、台湾語では
 sip8lau5
となり、この場合4声の「十」は、
 8声→4声
と声調変化して、低く発音される。台湾語では、声調変化が多いので、とても戸惑う。
台湾語の5声は下から上に下がる声調だ。北京語だと2声が似ている。

北京語では
 十楼

 2声+2声
で、どこにも声調変化がない。
この組み合わせは、日本人には発音しにくい声調連続の一つで、2声が上がりきらないことが多い。初級中国語で徹底的に訓練する声調連続の一つだ。あと日本人が不得意なのは
 2声+4声
とかかな。

ところで、ホテルのエレベータでは
 十樓到了
と言ってるみたいなんだけど、「十樓」が
  北京語の3声+3声
のように聞こえる。十は2声よりも上がりきらない感じ。
2声+2声という組み合わせなら、もうちょっと後ろが高めになる。樓は軽声でもない。北京語ではあり得ない声調変化なんだけど、よく考えると
 台湾語の十樓の発音変化が國語の十樓に反映されている
みたいなんだよね。考えすぎ?

このように、台湾語の声調や声調変化が、時々國語に反映されているようなので、声調と捲舌音に悩むのも、台湾語ができないわたしにはしょうがないのかな、と
 敵の正体
にちょっと唖然。台湾語訛りになる國語の単語といえば、
 日常的によく使う語彙
に他ならないから、普段の会話は落とし穴だらけ、ってことになる。
台湾在住の友人は
 中国語で話すのは諦めた
と言っていたが、その理由の1つは、どうやらこの
 台湾語訛りの國語
にあるような気がする。

國語が大陸を離れてすでに半世紀以上になるわけで、元は同じ言語であっても、ちょっとずつ違ってきている。発音もそうだけど、語彙もそうだ。動詞が違ったりして、1度聞いただけではわからない部分もある。

おまけ。オンライン版台湾語・北京語辞典(繁体中国語)。
 台文/華文線頂辭典
それぞれの単語に音声ファイルが付属していて、実際の台湾語の声調変化が耳で確認できる。

國語も台湾語も、北京語に比べると、口の開きが緩く、子音を発音する際の調音点も、北京語ほど極端に動かない。それに捲舌音もない。
声調さえクリアできれば、台湾の國語と台湾語は日本人向けかも知れない。

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