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2009-04-19

裁判員制度を見据えて、青森県警「津軽弁の供述を翻訳」

日本語の方言の中でも、東北各県の方言は難解な物が多い。
とりわけ
 津軽弁の聞き取り
は、津軽弁に接した経験があっても、かなり難しい。

裁判員制度が始まるのを前に
 青森県警が「津軽弁の供述を翻訳」
することにしたという。
河北新報より。


津軽弁の供述を翻訳 青森県警が調書に導入

 津軽弁の「じぇんこ、出せ」は「金を出せ」の意味。5月の裁判員制度開始に向け、全国の警察が4月から導入している取り調べの一部録画で、青森県警が調書の津軽弁に標準語の訳を付けている。転勤などで青森に移り住んだ人が裁判員に選ばれ、難解な津軽弁の供述に出くわした場合、内容を理解できない恐れがあるためだ。

 警察の取り調べが妥当だったかどうかを示す一部録画は、取調官が容疑者の前で供述調書を読み上げるシーンなどを撮影。裁判員はその映像を法廷で見て、供述の信頼性などを判断する。

 調書には、容疑者が話した内容をそのまま記載するのが原則となっている。ただ、独特な言い回しの方言などが交じっていると、地元出身以外の裁判員は理解に苦しむことも想定される。

 分かりやすさを追求すれば言い換える手だてもあるが、標準語にすると迫真性が損なわれ、真意を伝えきれないという指摘もあり、県警は頭を悩ませていた。

 例えば「わ、たげ頭さきたはんで、ふったいてまったじゃ」という津軽弁の供述。「わたしは大変頭にきたので、殴ってしまったのです」と直すと「リアリティーに欠ける」(県警刑事企画課)というのだ。

 このため県警は、意味が通りにくいと取調官が判断した方言は容疑者に真意を問い直した上で、調書に標準語で「今のはこういう意味です」などと補足することにした。

 県警は「裁判員制度ではこれまで以上に分かりやすさが求められる。調書作成の際にも配慮していきたい」と話している。
2009年04月19日日曜日

いや〜
 わ(わたしは)、たげ(たいへん)頭さ(あたまに)きたはんで(きたので)、ふったいて(なぐって)まった(しまった)じゃ(のです)
って、文字で書いてもアレだが、これを有気音を伴う「は」など津軽弁特有の発音とイントネーションで話されると、まず、わたしも含めて、ヨソものは聞き取れない。

ま、
 わかりやすくする
なら、翻訳もやむなしでしょう。てか、
 他の方言では「翻訳」する必要性を感じないのか
という疑問が。共通語と同じ語彙で、全く意味が違う言葉って、さまざまな方言にあるんだけど、その一言が
 裁判員が罪状について判断するキーワード
だったとしたら、やはり
 翻訳
しないと、いかんのではないのか。

おまけ。
津軽弁講座。
JA職員による津軽弁講座
当然、これは序の口。

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コメント

以前、青森県の五所川原のあたりで食事をしていて、大学生くらいの若い男女が話しているのが聞こえたことがあるのですが、固有名詞と英単語以外は全く意味がわかりませんでした(^^;
なんでも八戸に住んでいる人でも津軽弁はわからないとか・・・そう言っている八戸市民もそれなりになまってらっしゃるんですけど(笑

投稿: koume | 2009-04-20 22:16

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