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2009-05-13

地域医療崩壊「発熱外来」が全国ワースト1 たった3つしかない奈良県 せっかく作ったのに利用されてないという「奈良市休日夜間応急診療所」に行ってみた

奈良県で新型インフルエンザに感染すると、
 発熱外来は3つしかない
のである。どうしたいんだ、奈良県。
共同通信より。


発熱外来、全国で793カ所に 厚労省が集計

 厚生労働省は12日、新型インフルエンザ感染の疑いのある人が受診する「発熱外来」について、11日現在で47都道府県に計793カ所設置されたとする集計結果を発表した。

 設置数は東京都が最多の64。次いで長野県56、茨城県50、北海道43など。最も少ないのは奈良県の3で、富山県4、石川、佐賀、沖縄3県の5などが続く。

 発熱外来は、新型インフルエンザ患者とほかの患者との接触を少なくして感染拡大を防ぎ、新型に特化した診療を行うことを目的に整備される。国の対策ガイドラインでは、交通や地理的条件で分けられた「2次医療圏」ごとに設けるよう自治体に求めている。

2009/05/12 20:38 【共同通信】

奈良は
 大阪のベッドタウン
なんだけど、どうすんだよ、ほんとに。
 仕事も大阪、発熱外来も大阪
ってこと? あとは
 精華町とか京都府にもロングパス
ですか? でもって
 税金は奈良県に払ってね
って、虫が良すぎないか?

さて、
 季節の風物詩
でありますところの
 新型インフルエンザに感染した疑いのある方は当院では診察できません
の張り紙を
 奈良市休日夜間応急診療所の玄関
で発見。SARS流行当時は、近所の整形外科の玄関にも張ってあったのだが、今回の新型インフルエンザ発生で、復活。
Nr2

下の変色した
 応急診療所開始のお知らせ張り紙
と併せて掲示してあるところがミソですかね。

こちらが看板。
Nr1_2

で、この奈良市休日夜間応急診療所だが
 広報不足で「開店休業」に近い状態が続いてた
のである。
4/18付毎日新聞奈良版より。


休日夜間応急診療所:土曜の日中診療者数、周知不足で想定の4割--奈良 /奈良

 ◇ようやく、実現したのに……市議会混乱で広報見送り 市が慌てて動き出す
 救急医療に対応するため、奈良市二条大路南の市立休日夜間応急診療所が今月から始めた土曜の日中診療の利用者数が、周知不足で想定の約4割にとどまっていることがわかった。3月定例市議会で市長選(今年7月)不出馬を表明した藤原昭市長に議会側が反発。一時、今年度予算案を否決する構えを見せたため、ぎりぎりまで広報できなかったという。低迷が続けば運営が危ぶまれる可能性もあり、市は慌てて広報に乗り出した。【泉谷由梨子】

 同診療所は、休日・夜間に軽症患者に対応できる民間診療所が市内にないことから設置され、内科と小児科の開業医が交代で詰めている。夜間は無休、日中はこれまで日祝日と年末年始だけで、年間利用者数(07年度)は夜間が3924人、休日は2748人に上る。

 空白だった土曜の日中も開けるよう、市が07年度から市医師会と交渉。「小児科医の確保が難しい」などの理由で約1年かかったが、ようやく実現にこぎつけ、今年度予算案に土曜日中診療の運営費約2000万円を盛り込んだ。

 ところが、藤原市長の不出馬表明などによる市議会の混乱を受け、4月1日発行の市広報誌などへの掲載が見送られた。この影響で、初回の4日の利用者はわずか4人、2回目の11日は13人と、休日の平均利用者数の約40人を大幅に下回った。

 運営費約2000万円のうち1200万円を診療報酬などでまかなう予定で、利用者が少なければ来年度以降、運営が続けられなくなる可能性もある。市は「5月号の広報などで周知を図りたい」としている。

 土曜の日中診療は、午後3時~午後7時(受け付けは午後2時半~午後6時半)。

毎日新聞 2009年4月18日 地方版

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