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2009-05-01

奈良県産科医療崩壊 荒井正吾奈良県知事自らが1540万円をケチって72人(平成20年度現在)しかいない産科医を奈良県から追い出す気満々「当直代なら、寝てる時間の分は払わねーぞ」知事自らが労基法違反を推進

「せんとくん」をバックアップする連中には、碌な奴がおらんな。
平城遷都1300年記念事業には惜しみなく金を注ぐのに
 これから奈良県を担う赤ちゃんとお母さんのためのわずかな賃金は惜しむ
というのが
 荒井正吾奈良県知事
である。それもたったの
 1540万円を惜しんで、これから奈良県の産科医を更に減らす
ことになるのを見抜けないのだから
 奈良県の産科医療行政は終焉を迎えた
ことになる。
産科を値切るということは
 今後、内科や小児科や外科や麻酔科も値切る
ということだろう。そうでなくても公立病院は給料が安く、
 サービス残業で医療従事者が疲弊し、次々辞めていく
というのに、首長たる奈良県知事が
 率先して「医師を買いたたく」気満々
なのだから、
 荒井正吾知事の任期が続く限り
は、
 今後、子どもを産み育てる、もしくは老後を過ごす
つもりなら
 奈良県に住むことはオススメしない
な。だいたい
 大阪についで看護師さんの離職率が高い自治体奈良県
という事実を荒井知事はどう考えているのだろう。
 看護師が逃げ出し、産科医が逃げ出し、最後はすべてのほとんどの公立病院の医師が逃げ出す
ことになれば、奈良県の医療は崩壊どころか
 壊滅
である。
 すごい経済効果
だと思いますがね
 1540万円を惜しむ荒井正吾知事の発言
って。
朝日関西版より。


奈良県が判決不服で控訴 産科医の時間外手当訴訟

2009年5月1日

 奈良県立奈良病院(奈良市)の産婦人科医2人が当直勤務中の時間外手当(割増賃金)の支払いを県に求めた訴訟で、県は1日、医師の訴えを認めて計約1540万円の支払いを命じた4月22日の奈良地裁判決を不服として、大阪高裁に控訴すると発表した。

 記者会見した荒井正吾知事は「当直勤務時間すべてを割増賃金の対象とする判決は適切ではない。診療をしていない待機時間は労働時間から外すべきだ」と話した。

ええ、ええ、
 なぜ愛育病院と日赤医療センターが労基署に手入れされたか
ということを
 荒井知事はよくご理解されている
のでしょうとも
 当直勤務の定義
をもう一度、奈良県庁の職員は、知事にレクチャーした方がいいんでないの?
それとも
 日本初の、知事が産科を壊滅させた自治体として歴史に名を残す
ために、
 県庁総力を尽くして、労基法違反を野放しにしたい
ってことでしょうか。

県立病院にお勤めの先生方、これで残り少なくなっていた
 使命感
も、消え去るのではないかとお察し申し上げます。
たぶん、荒井知事は
 自分の発言が何を引き起こすか
ということまでは、よく考えてないんだろうな〜。周りにいるブレーンに問題アリ、ということなんでしょうかね。
ま、これで、荒井知事の出身政党である
 奈良県の自民党支持率が上がる
ようなことがあれば、もう奈良県民に期待するのは不要でしょう。残念ですが。

しかし、荒井正吾奈良県知事は
 素直に地裁判決を受け入れていれば、奈良県の産科医療崩壊を少しでもくい止められた
だけでなく
 奈良県への医師招聘を若干は有利に進められる大チャンス
だったのに、それを自ら棄て、かつ
 奈良県の公立病院で働くことは「医療従事者としての高度な専門技術や知識を安く買いたたかれること」だ
という
 強烈なメッセージを全国に発信
してしまったなあ。

類似の事例としては
 尾鷲の産科招聘問題(3000万円払えば助教授クラスが飛んでくる発言で有名)
があったのだけど、現在、尾鷲総合病院の産科は
 産科医1名、助産師外来
でまわしているので、難しい症例が出た場合は、院内では対応ができない恐れがある。尾鷲から搬送するとなると、かなり大変で、ヘリ搬送するくらいしか手はなさそうだが、その辺り、整備されたのかどうか。
お産は突然トラブルが起きるのであり、
 正常分娩
というのは、無事にお産が終わって初めて判断できることなのだ。

このまま行くと、今後三年以内に
 奈良も尾鷲の轍(てつ)を踏む
ことになるんでしょうね。

尾鷲の故事は以下に。
 2006-09-02 産科崩壊 一人産科医体制で起き勝ちなこと (その2) 尾鷲の医師を追い詰めたきっかけは毎日新聞の記事 一年の内363日病院にほぼ24時間詰めていた医師に感謝もなしか
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2006/09/_2_5c7b.html

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コメント

昨年、奈良県庁に電話した際、「奈良県知事はおかしいのと違うか?バカにしか見えない」と言ったら「バカなんです」と答えましたよ。電話したのは大淀病院産科の件で南部の産科が崩壊しているのに「橋本市民病院に“奈良県の妊婦を優先的に見て貰いたい"と申し込むつもりだ」と発言した事に対してでした。和歌山県の病院(奈良県の税金は一切使っていない)が、なぜ奈良県の妊婦を“優先"しなければならないのか?論理が理解できませんでした。県庁職員にまで「バカなんです」と言われる知事って、最低ですね。でも選挙で勝ったんですよね。

投稿: tera2005 | 2009-05-01 14:56

既出かもしれませんが、判決後の知事のコメントとして、
http://mainichi.jp/area/nara/archive/news/2009/04/24/20090424ddlk29040513000c.html

 ・「今まで時間外労働は慣行が先行して法的にはっきりしていなかった。労働基準法の通達と現実が合わず、どう合わせるのかという問題を突きつけられた」と評価した。

 ・「条例で給与や地域手当と計算基礎が決められている。算定基礎は国も同じで、条例で決められたことをいかんと司法が判断できるのか」と疑問を呈した。

どちらも微妙なコメントの上、タブロイド・バイアスがかかっているので真意はどうかと思っていましたが、どうやら後者であったようです。

訴訟の場で、大真面目で大星ビル訴訟の最高裁判決をひっくり返すように頑張るようです。ついでに「手待ち時間」の定義も法廷でひっくり返す気が満々のようです。何を主張するのも自由ではありますが、訴訟費用もすべて税金から支出されるわけですから、あまりに勝算の低い訴訟の継続の行政的意味が問われそうな気がします。

もっともより上級審で確定するほど判例として重くなりますから、そういう意味ではGJかもしれません。

投稿: Yosyan | 2009-05-01 15:34

 年金問題の尻ぬぐいといい、医療崩壊に医師労働問題、豚フル改メインフルAの対策と、舛添さん倒れちゃうんじゃないかと心配です。奈良県知事はこれ以上舛添さんに迷惑かけないように。

投稿: TOM | 2009-05-01 21:32

奈良は聖地ですから近寄ってはいけませんね。サービス残業を強制し、労働基準法を知事自ら否定するようなところには公立医療機関は不要です(大笑)

投稿: 元外科医 | 2009-05-01 22:42

いま酒飲みながら閃いたんですが
もしかしたら知事、究極の医療赤字解消を狙ってるんじゃないでしょうか?
No Doctor , No Wage

投稿: REX | 2009-05-01 23:11

マジレスで考察するんですがね・・

これって奈良県(知事じゃなくて幹部役人どもの方ね)も控訴は無理筋だっていうことを本当の所は解ってるんじゃないかと。
ただこの判決をそのまま受け入れてしまうと、ギネ科以外の全県立病院医師はもちろん、それ以外のほぼ全ての平(県)職員にも時間外労働に対する割増賃金が発生する訳で・・・ここで下手に出て弱気を見せると他の下っ端職員から「同時多発」割増賃金要求をおこされてしまう・・彼らにとってこれが最悪のシナリオだと思います。それにこの判決は全国の公立病院にとってもほぼ適用されるだろうから、(略。

で、吐き出すものは痰でも嫌という狡猾な役人どもの作戦としては、
第一段階:地裁判決を「確定」としないために何はともあれ控訴を発表(記事にされることが重要で既に成功)

第二段階:正攻法(控訴審)では勝てないので、何とか「寝技」に持ち込み紛れさせる。つまり法廷外戦術を多用する。調停とか医師個別交渉による原告の分断作戦とかありとあらゆる工作で最終的には「和解」に持ち込む(和解額が1540万以上でも構わない、とにかく判決にしないことが重要)。

第三段階:第二段階に平行して労基法、既通達などの有名無実化(現厚労大臣の下では労基法そのものの改正は不可能。現状を合法とする通達を新たに発令するのが現実的)そのための合法非合法工作活動

第四段階:和解の事実が出来るだけ公にされないための工作。出来ればマスゴミに嗅ぎ付かれないのがベストであるがそれは無理であろうから和解内容は非公表とし、発表はなるべく大事件のあった日にねじ込むとか、原告に対してはポストや多少の好条件などで懐柔し、和解内容を他言しないと確約させるとか。
以上の過程によって、当該医師個々の問題として論点を絞り込んで沈静化させる


「条例が法(「法の番人」による法解釈)に勝る」
という中学生未満の脳しかない痴事の独断のみで控訴決定できるとも考えられないので私はこんな所じゃないかと。判決を確定させないための時間稼ぎが必要で、その間に何とか紛れに持ち込むための控訴であろうと思います。そう仮定すると、役人にとってはこういう勇ましいことを言う存在は使いようなんだろうね。
まああれこれ妄想しましたが仮にこの通りだとしても今は無理でしょうね。せめて5年前だったら・・・んーうまくいったかもorz

投稿: good job | 2009-05-02 02:44

まあ、いまさら原告の先生方が和解を受け入れるとは思えませんが。
だって、少なくとも「金のため」に訴訟したとは思えませんもの。
やはり、「医師の異常な労働環境をなんとかしてほしい」というのがメインでしょうから、いまの労働状態が「違法」なのか「目をつぶる」範囲のものなのか、はっきりしてほしい、というのが希望でしょうね。

まあ、「病院側は時間外診療をすることを強制していない。医師がかってに受けて診療しているだけ。だから、当直時間帯は労働時間ではない。」とでも言いだしそうではありますが。

投稿: Seisan | 2009-05-02 11:12

厚労省の官僚にとって、考えうる最悪のシナリオは
勤務医による支援活動の輪が広がることだと思いますがね。

何やってるんだか。

投稿: nyamaju | 2009-05-02 12:46

…それにしても、誰も止めなかったんでしょうか?

投稿: rijin_md | 2009-05-04 20:45

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