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2009-07-13

奈良市長選は33歳の民主党推薦仲川げん氏

奈良市長選も終盤の金曜日、「ならまち大通り」という間抜けな名前のついた杉ケ中町の東西の通り近辺を歩いていたら、近所に事務所がある、元市長にして「小泉チルドレン」として国政に滑り込んだ
 鍵田忠兵衛候補の選挙カー
が、交差点にやってきて
 厳しい戦いになっております、みなさまのご支援をよろしくお願いします
と叫んでいた。
ま〜、そりゃ厳しい戦いだろうよ、と思ってた奈良市民は少なくないだろうな。

鍵田元市長は、パパも奈良市長だった。半分七光りみたいなラッキーも与って、2004年無事市長に当選(この時の選挙も変な選挙だった)した後に
 なぜか税金をちゃんと払ってなかった件
などいろいろあって1年足らずで、市長を辞職、やり直し市長選にも敗れた。鍵田元市長に勝ったのがこないだ
 平城遷都1300年記念事業に合わせてホテルを誘致できなかった責任を取る
として不出馬を表明した藤原昭市長なのである。だいたい
 建築博
などという
 バブル真っ盛りのプロジェクトの負の遺産
である
 再開発しかけで変な状態になってしまったJR奈良駅前
を見ても、バブル後の奈良市が
 バブルはもう一度来る
と信じているとしか思えない、無茶苦茶な事業を展開してきたのは明白だ。
建築博については、日経BPnetの以下の記事をご参照ください。
 奈良市が世界建築博中止決定--黒川氏は「今後も再開発に助言」1999年3月23日
この
 愚にも付かない建築博の発案者は大川元市長が助役として仕えた西田栄三元市長
である。結局、尻ぬぐいしたのが大川元市長ということになるのだが、この大川市長も
 有名建築家による現代建築大好き
で、あちこちに、
 奈良市建築文化賞
を受賞した建物がある。奈良市建築文化賞は鍵田元市長が辞職する直前の2005年6月21日に廃止された。

2005年6月24日、鍵田元市長は
 各種疑惑にちゃんとした説明をしないまま
辞めてしまい、やり直し市長選挙には落選したが、なぜか
 衆院選に郵政民営化に反対した森岡正宏候補の刺客として出たら、奈良1区では民主党の馬淵澄夫現議員に敗れたモノの、比例で復活して当選してしまった
のだった。
 市長の座から滑り落ちたら衆院議員
という経緯は、あまり釈然としない。

で、自公に逆風吹きまくる現況で、今度は
 衆議院議員を辞めて、市長選に出る
と言い出したのが今回の市長選。恐らく
 奈良1区の自民党候補者の調整
のあおりを受けて、次回衆院選には出ない、と確約した上での市長選出馬だったんだろうけど、奈良市民としては
 何? こないだ市長を辞めたときの話はちゃんとカタついとらんやんか
という怒りがある。

民主党の全く未知数の若い仲川げん氏が当選したのは
 そうした奈良の「なんでも有耶無耶になる土地柄」への反発
も強くあるのだ。
てかさ〜、鍵田元市長が2004年の市長選で破った
 大川靖則元市長までの時代に積み上がった奈良市の借金
が凄くて、
 もう、自民党では、抜本的な奈良市政の改革はできない
というのが、奈良市民の偽らざる気持ちだろう。いま
 生まれたての赤ん坊からお年寄りまで、奈良市民は平均80万円を越す借金
を背負わされているのだ。
こんな変な市政でも、どこへ行ってもしがらみだらけ。その古い土地にありがちな縛りを、少しでも改善することが出来るとすれば
 若い人しかいない
という希望が噴出したのが、今回の選挙結果だろう。

共産党の小林照代候補は、女性候補ではあったけど
 69歳
という年齢がネックだった。いくら何でもこれから奈良市を建て直すには、ご高齢すぎる。

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