ローマ法王と会見 麻生総理がどうしてもサミットまでは総理でいたかった理由
全くもっての公私混同なんだけどね。
朝日より。
首相がローマ到着、法王と会談へ【ローマ=五十嵐文】麻生首相は7日未明(日本時間7日朝)、イタリア中部ラクイラで8日から3日間の日程で開かれる主要国首脳会議(サミット)に出席するため、チャーター機でローマに到着した。
首相はサミット開幕に先立ち、7日昼(同7日夜)にローマ法王ベネディクト16世とバチカンで会談するほか、同日夜(同8日未明)には議長国イタリアのベルルスコーニ首相との夕食会などに臨む。(2009年7月7日10時19分 読売新聞)
カトリック信者である麻生総理が、ローマ法王と会見ってことは、祝福も受けるってことでしょ。
日本の総理大臣として
ね。だから、
どうしてもサミットまでは首相の座から滑り落ちることはできなかった
ってわけ。個人としての宗教的栄誉を国民の福祉より優先させる首相って、どうかと思いますがね。いくら熱心なカトリック信者とはいえ。
アーメン。
しかもこれは
超特別扱い
なのだ。6/25付朝日新聞より。
麻生首相、ローマ法王と会見へ 伊G8サミットの際2009年6月25日11時24分
【トリエステ(イタリア北部)=南島信也】麻生首相が来月8日からイタリア中部ラクイラで開催される主要国首脳会議(G8サミット)出席のためにローマを訪れた際、ローマ法王ベネディクト16世と会見することが固まった。ローマ法王庁(バチカン)関係者が明らかにした。
首相は7月7日に法王と会見する方向で調整が進んでいる。日本の首相がローマ法王と会見するのは、99年1月に小渕首相(当時)が欧州歴訪の際にヨハネ・パウロ2世を訪ねて以来となる。国際会議で立ち寄った各国首脳に法王が単独で会うのは異例で、麻生首相がカトリック信者であることも考慮したものとみられる。
日本は
世界でも有数の「カトリックが布教に失敗した国」
なのである。フランシスコ・ザビエル以来、布教の試みはすべて大成功を収めるというわけにはいかなかった。
その不毛の地にカトリック信者の首相が誕生したわけで、ローマ法王庁が特別な計らいを示すのも無理はないだろう。宗教的見地からは当然の戦略である。
てわけで
まったくもって個人的宗教的情熱で、日本の政治状況を無視しサミットへ参加
したのが麻生総理。
サミットの最中に寝首を掻く相談
をされても文句は言えない。
神のご加護がありますように。アーメン。
更に続き。
法王との会見を「おねだり」したのは「麻生総理」本人
だったことが判明。
共同より。
ローマ法王と会談へ 麻生首相、イタリア到着【ローマ7日共同】麻生太郎首相は7日未明(日本時間同日午前)、主要国(G8)首脳会議(ラクイラ・サミット)に出席するため、日航チャーター機でローマのレオナルド・ダビンチ国際空港に到着した。
首相は7日昼(日本時間同日夜)、ローマ法王ベネディクト16世(82)と法王庁(バチカン)で初めて会談する。日本の首相と法王の会談は、1999年の小渕恵三元首相と前法王ヨハネ・パウロ2世(いずれも故人)以来10年ぶり。今回はカトリック教徒の麻生首相の要請で実現した。10日にはオバマ米大統領が法王と会談する予定。
サミット開幕に先立ち、麻生首相は7日夜(日本時間8日未明)、3回目のサミット議長を務めるイタリアのベルルスコーニ首相と会談。新旧議長国の首脳としてサミットの主要議題について意見交換するほか、4月のイタリア中部地震で被災したラクイラの復興をめぐり協議する。
2009/07/07 07:38
「こころの貧しい人たちは、さいわいである。天国は彼らのものである。」マタイによる福音書5-1
アーメン。
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コメント
お昼にワインを過ごしちゃいけませんね(^_^;)。
バチカン博物館は、やはり案内してもらえるのでしょうね。
投稿: おかだ | 2009-07-07 21:16
この件と解散や辞任をしないこととは関係ないでしょ
投稿: 通りすがりの勤務医 | 2009-07-07 22:13
首相がサミットに行かない日本のデメリット
&
首相がローマ法王のお誘いを断る日本のデメリットの方が
大きいと思いますが。
投稿: nyamaju | 2009-07-08 12:05
人間てのは「信じたいことだけ信じてしまう」生き物だね
メディアを疑えって言ってもこのざまだね。仕方ないね。
投稿: 777 | 2009-07-08 12:45
いくらなんでも、先月決まったばかりの会談だし
この会談と解散は関係ないかと思うけどなw
バチカンは行って見たいな
投稿: akuma | 2009-07-08 13:30
>法王との会見を「おねだり」したのは「麻生総理」本人
>だったことが判明。
>共同より。
この部分ですがおかしくないですか?
先に誘ったのは法王側ですから。共同の記事より。
法王、首相と会談の用意 バチカン外務局長 2009年3月13日
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009031301000597.html
投稿: その他 | 2009-07-08 19:52
>個人としての宗教的栄誉を国民の福祉より優先させる首相
麻生首相が嫌いなのはこの( http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/11/post-78be.html )辺りの
エントリーから判りますが、流石にソース無しに断定してしまうのは如何なものかと。
たとえそうであっても、(天皇陛下と同列と扱われる)世界的な権威に謁見できるというのは、
日本の国益に沿ってると思いますけどね。
>まったくもって個人的宗教的情熱で、日本の政治状況を無視しサミットへ参加
えーと?すいません。
基本的に各国首脳が全員参加するサミットに、日本が率先して参加しないメリットが全く判らないのですが。
投稿: nettn | 2009-07-08 20:01
所詮、人間は見たいものだけを見て
信じたいものだけを信じるって事なんですね
今まで、カトリックの総理がいなかったんだから教皇が会いたいと思ってもおかしくないと思うんですけど
麻生総理は宗教に敬意を持っている人なので、普通だったら断らないと思いますが
投稿: emanon | 2009-07-08 22:04
要するに「ブログ主さんが麻生総理大嫌い」なことはよくわかりました。
投稿: やまぐち | 2009-07-12 09:31