春日大社中元萬燈籠@8/15(その1)
節分萬燈籠を風邪でパスしてしまったので、中元萬燈籠に出かける。
この燈籠のすぐそばに
奈良そごうが奉納した石燈籠一対
があった。待て。そごうは
藤原氏に謀殺された長屋王邸の遺跡を破壊してそごうを建てたのに、長屋王の怨敵藤原氏の氏神である春日大社に石燈籠を奉納した
のかい。それは
長屋王に喧嘩売ってる
のと違うのか。かくして、長屋王邸遺跡は、本来ならば国の史跡扱いになってもおかしくないほど重要な遺跡だったにもかかわらず、あっさり破壊されてしまったのであった。
それから10年でそごうが撤退したのは、皆の知るとおり。
たぶん、京都人なら恐ろしくて、こんなマネは絶対にしないだろう。
本殿に上がる手前で
大和茶の冷茶サービス
が行われている。
たすきをかけたおねえさんは、大和茶のキャンペーンガールなのらしい。
参道をここまで登ってくるとさすがにちょっと喉が渇くので、1杯頂く。冷たくておいしい。
手水で口と手を清めて、さあ、献燈の手続きをしようかと思ったら、まだ誰もいないどころか、準備が全く出来てない。
しょうがないので、手水の横にある祓戸神社の前で、準備が始まるのを待つ。同様の人たちが、大きな石に腰掛けている。どうやら5時から手続きを始めるらしい。
5時前に巫女さんが降りてきて、準備を始めた。
5時過ぎに受付開始。献燈は大中小のランクがあるが、いつも通り小3000円也をお願いする。
領収書を貰って、本殿の下まで行く。この献燈の領収書が、これから行われる春日大社本殿の燈籠に明かりを点し、また、社前で奉納される神楽を見るためのチケットである。
警備のヒトが、領収書を確認して、献燈する人たちを右へ、普通の参拝者を左に分けている。今日は右の列が長い。
しばらく待って、中へ。
領収書を巫女さんに提示して、二つ燈籠に点す蝋燭を貰う。
まず、参拝してから、燈籠に火を入れることにする。
今年は西の回廊が工事中で、いつもより点せる燈籠が少ないように思う。ちょうど、神主さんが石燈籠に火を入れようとされていたので、一つ蝋燭をお願いする。もう一つは、軒からぶら下がっている古い銅製の春日燈籠に入れる。
燈籠に火を入れたあとは、神前で奉納される神楽を待つ。一本杉の下に床几が並べられていた。
| 固定リンク
コメント
鹿さんが、かわいい~~。
そごうって、遺跡を破壊して建ったんですか!!。知らなかった。ひどいですね。
よくそんなこと許したもんだ。まだ、そういうことが平気な時代だったのかしら。
投稿: ゆぶたん | 2009-08-17 11:32